なぜパーソナルトレーナーを選んだのか?
今日は僕がなぜパーソナルトレーナーという仕事を選んだのか、パーソナルトレーナーを選んだ結果、何を感じているのかをお話ししたいと思います。
僕は大学卒業後、大学のあった北海道苫小牧市の市役所に就職しました。
公務員になった理由は「安定してるし親も喜ぶだろうから」。
なんだか自分で決めたというより流れに身を任せているような感覚でした。
小学校3年生から野球をやっていた僕は、社会人になってからも何の疑いも持たずに野球を続けました。
野球漬けの人生でした。
学生の頃は野球の合間に勉強、社会人になってからは野球の合間に働いている、そんな感覚でした。
社会人になっても学生時代の部活と変わらないような、いやむしろ学生時代よりも野球に注ぐ熱量は増していたと思います。
シーズン中は休みもほとんど無し。
仕事が終わったら練習場で日が暮れるまで練習。日が暮れたら坂道を走り込む。
「本当にこのままで良いのかな?」
30歳手前に差し掛かり、僕の心にはそんな想いが芽生えていました。
本当にこのまま公務員の仕事、野球をやるだけの人生で終わっても良いのか?
そんな想いが芽生え始めた矢先、トレーニング中に首を痛めて半年ほど野球ができなくなってしまいました。
時間がたっぷりとできて、本当にこのままで良いのか、という想いがより強くなったのも必然でした。
仕事自体もやりがいは感じておらず、楽しいと思ったことも一度もない。
このままただ年齢を重ねていったら自分の中に何も残らないんじゃないか。
やっぱりどうせ仕事をするなら、仕事を通じてやりがいや喜びを得られることをしたい。
そうなったときに自分に何があるんだ?
と考えました。
その時に出てきたのが筋トレでした。
野球のために高校生の頃から始めた筋トレ。
いつしか野球よりも筋トレの方が好きになっていました。
いつしかというか、もともとそうだったのかもしれません。
筋トレというのは努力をしたら目に見えて成果が表れます。
自分の感覚では、努力と結果が比例しない野球に比べてすごく魅力的に感じたんですよね。
社会人になってからは野球のためと言うより、ボディメイクのための筋トレにハマっていきました。
当時は、YouTubeでカネキンさんやジンさん(筋トレ好きならおなじみ)の動画を見まくって、ボディメイクのためのトレーニング方法を学んだり、食事法を真似したりしていました。
それがとっても楽しかったんですよね~。
自分がただただ好きでやっていたこと、夢中になっていたことだったので、これを仕事にできたらめっちゃ幸せじゃないか?と思いました。
これで人の役に立てたり、お金をもらえるってめちゃくちゃ幸せな仕事じゃん!
そこから仕事を探していった結果、パーソナルトレーナーという仕事を見つけて、今の会社に入りました。
なんでパーソナルトレーナーだったのか?
その時は単純にカッコいいなと思ったんですよね。
普通のトレーナーより1ランク上な感じがしたんです。
やってみたら別に上とか下とか無かったんですけどね。
あとはパーソナルトレーナーになる前から、マンツーマンのコミュニケーションが得意だという自覚があったんですよね。
公務員の時に、生活保護のケースワーカーなんかもしていて、受給者の方のお家に家庭訪問に行くんですが、お話しをして人間関係を作るのが得意でした。
思い返せば昔から友達も少ない人数と深く付き合うタイプだったなー。
そういうこともあって、マンツーマンで指導する仕事ということが決め手になったのかなーと思います。
実際にパーソナルトレーナーをしてみて思いましたけど、ぶっちゃけコミュニケーションが8割の仕事なんですよね。
極端な話、コミュニケーション能力が高ければトレーニング知識は未熟でも成り立っちゃうような仕事だと思います。
もちろん、本当の意味でお客様の体作りをサポートするなら知識がないと結果は出せないと思うんですが、それだけがパーソナルトレーニングではないですからね。
実際にコミュニケーション部分を押し出したコンセプトのパーソナルジムもありますし。
僕自身は、パーソナルトレーナーとして働く中でトレーニング以上にお客様とのコミュニケーション自体に価値を感じるようになってきました。
お客様と人間関係を築いていく過程とか、深い対話をしていくことの方に魅力を感じるようになったんです。
僕と話す中で内面的な変化が起こって人生変わったなんて言われたら最高ですよね。
そういう経験をもっとしていきたいと感じたんです。
それでコーチングセッションを提供していきたいと思ったわけなんですよね。
やっぱり深いコミュニケーションが取れて本当に良いセッションができたときって本当に気持ちいいんですよね。
そういうときってどれだけセッションをやっても疲れないどころかむしろ元気になるような感覚なんです。
本当に相手と心が通じ合って、深い部分で繋がれたと感じたときって。
もちろん転職するときには葛藤もたくさんありました。
公務員なんだから絶対辞めない方が良いじゃんっていう意見が世間の大半なわけですから。
妻からもめちゃくちゃ反対されました。
でもそこで勇気を持って一歩踏み出したことで本当に人生変わりました。
一歩が踏み出せなくて悩んでいる人や勇気が出ない人に一言。
本当にやりたいことがあるなら、絶対にやったほうがいいですよ。
これからもそのモヤモヤを吹き飛ばして一歩踏み出すきっかけを作るべく、発信を続けていきますのでスキとフォローだけお願いしますね。
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