『一夫多妻カルト教団を脱出せよ』 Amazon prime video

以前、無料で見られる範囲で何か見たことがないものが見たい、と思って探していて、これを見つけた。『一夫多妻カルト教団を脱出せよ』。これは字幕のみ。内容も内容で、気が付いたら何かやっている手を止めて、見てしまう。衝撃が強すぎる。自分の日常とかけ離れている。

前に見たとき、一話だけ無料で、それだけを見た。ただ、しばらく絶句してた。

間を開けて、また見た。少しずつアマプラで見られる範囲が広がっている。今現在は、first seasonが見られる。6話。


閉じられた環境で、それが当たり前で、それ以外は存在しない、またはその閉じられた状況から脱出できても、その先はない、生きていけない、と、刷り込まれる。

宗教的なところは、正直なところこの話の中では全くと言っていいほどクローズアップされない。これを、宗教というのか、カルトと言っていいのか、そこらへんは、正直面倒くさそうなので触れないでおく。ノータッチ。ノーコメント。

問題はそこではない気がする。

何度も何度も耳にする、言葉。

polygamy

タイトルにもある通り、この場合は一夫多妻。信じられないような若さで、望んでもいない相手と、婚姻関係を結び、妊娠し、子どもを産む。

ここで、信じられないような若さで、というのは、日本で言う中学生の年齢ではもう自分の伯父と婚姻関係を結ぶことが自分の父や母により決められているということ。

その良し悪しについて、言いたいわけではない。

自由恋愛をもとにして考えれば、この中の話はとてつもない。ただ、それは基準をどこに置くかとも思える。その中で、これが幸せだ、と思うのであれば。暴力を受けていなければ。刷り込みではなく、外に出ても何もできない生きていけないからという理由でなければ。

虐待。その閉じられた環境で虐待が行われてしまうと、逃げるのが難しい。


ひとつ思うのは。

教育を受けられないようにし、医療を受けられないようにし、自立できないようにし、自信を奪い、子どもを産ませ、逃げられないようにする。

なんてシステムなんだろう。言葉が出ない。

根本的なルールが違うし、州による法律も違うようだし、未成年者が脱出したいとなった場合の保護方法も、気をつけないと法律に触れてしまう。警察と特定集団とのつながり、結びつきが強く、警察を頼れない状況もある。

色々思うことはあるけれど、間を開けて見たところで、うまく言葉にならないことばかり。

時間がある今だからこそ、多くの人が見るといいな、と思う。


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