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【ネタバレあり】アニメ『天官賜福』殿下の考え方

私の心にぶっ刺さった、殿下の言葉はいくつもある。
そのうちのひとつ。
シーズン1,10話。


「記憶には限りがある。数百年前の苦渋の記憶より、昨日食べた肉まんの味を覚えていた方がいい」

それを聞いている三郎の顔のキラキラしていること。嬉しそうなこと。

戦いの仲裁をしても戦いをやめてくれなくて、バンユエが巻き込まれたと知って救おうとしたけど救えなくて、身をかわし切れず、踏みつけられて殿下が死んだふりをしていた、というその記憶。

正直よく覚えていない、殿下。それに、フーヤオがとてもあきれるんだけど。その気持ちも分かるんだけど。

嫌なことは忘れたいよね。いいことだけを覚えていたいよね。

殿下の、数百年前の苦渋の記憶より昨日食べた肉まんの味を覚えていた方がいい、という考え方。
私も心から賛同です!食べ物がおいしいと思えること、それが幸せだと思えることが大事です!正直その他些末なことはいいのでは!

と思えないと、色んなことを経験してたくさん信じてたくさん裏切られてきただろうに、自分自身の信じる心をなくさずに万人を救いたいという考えをある程度持ち続けるには、それくらいの心がないと殿下自身がつぶれてしまうのでは。

この言葉を聞いて、そんな風に思いました。

あと、この言葉を聞いているときの三郎の顔、そのあとの笑い方。好き。


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