見出し画像

焼き肉食べ放題へ行く

晩御飯は、焼き肉食べ放題、キングへ。
明日から夫が普通通り出勤し始めます。一般とは違い少し長めの夏休みです。前の仕事ではあまり考えられない夏休みです。ゴールデンウィークもお盆も別メニューの特訓コースがあったから…。だから、私は基本的に夫の長期休みに合わせて休みをもらっています。

明日から仕事だぁーの気持ちをなんとかすべく、何食べたいか聞くと、焼き肉ときました。食べ放題です。基本的に、食べ放題でない焼き肉は行きません。決められた時間内におなか一杯になるよぉー、分かります。私は、制限時間が終わる20分前くらいからしかまともに喋りません。基本夫が肉を選び、私が好きそうなのもいるか聞いて選び、私も何か気になるのがあればタッチパネルで直接選び…。焼いて食べ始めると、入店の際につけていたマスクはありません。店員さんはマスク装着していますが、こんな中でまともにしゃべっていいんだろうか。いや、そもそも焼き肉食べに来ている時点で今更何だろうか、と、色々考えてしまいます。ただ、焼き肉に関しては、まぁ普段から私はおなか一杯になり始めるまで喋らないので(ん?他でも同じかもしれない…)、喋っていて焼くのを忘れるとかそういうのはありません。夫が、私の目を見て、飲み物の残りを見て、ネギ塩が残っているかとか見て、いる?まだいい?とか、同じのでいい?と言われたことに、私はひたすらうなずくのみ。なんて感じの悪い嫁、妻、女(笑)。途中からふと言わないで分かるかなぁとみていると、何か言いたそうだね、と私の目を見て夫が言う。おーすごい、と思っていると、あ、飲み物ね、と気づく有様。まぁ、なんてことでしょう。私夫がいないとだめだわ。こうして、世の中の男性たちは奥様に家の中で何にもできないダメ男にされていくんだろうな(色々、ワザと言ってます)、うちは私がダメ側だわ、と思いました。ある本を読むまで、それが不幸の一つだと思っていたんです。大切にされ、優しくされ、ひとりの人間として扱われてきたのに、結婚してしばらくすると、家政婦のように当たり前にこき使われこちらの疲れなど一切気遣うこともない、という…。

ただ、ここで、そのある本、江國香織さんの、『東京タワー』に出てくる、主人公の友達の、年上の既婚女性と不倫関係にある大学生の話を思い出します。その不倫相手なんですが、夫は家の中で何もやらないの、でもそれでいいの、私がそうするように仕向けているの、うまくいったわ的なことを、嬉しそうでもなく、どちらかというとどこか悲しそうに言う、というシーンがありました。江國香織さんの本はとても好きで何度も読んでいますが、何度読んでも、結婚する前はよく分からず不思議な気持ちになっていました。今は、なんだろう、少しわかるような気もします。自分の存在意義のようなものをそこに求めてしまう、のも確かに。それでも、きちんと、思いやりというか、気遣いというか、優しさというか、ひとりの人間として扱ってほしいですよね。元は他人で、一緒に生きていこうと決めたほんっと赤の他人だからこそ、日々の努力は欠かせないと思います。はい、自分に向けて言っています。夫、いつもありがとう。

こうして記事を書いている間にも、夫がドアを開けて、水分摂っているのかチェックしに来ました(笑)。そしてお茶を持ってきてくれました。ダメ女完成です。

そこでお茶を飲みながら、ふと夫に、焼き肉の時というかあまり私は喋らないよねと言うと、気取って食べてるでしょ、と。そして、単なる内弁慶だから、と。家の中できちんと食べていないのと外のギャップが激しいのはあると思います。しょーもない人間ですから。考えてみれば、家の中というか二人きりになるとべらべら喋る傾向がある、んだなぁと。一番安心して、気を許せて、話した結果それはあなたが間違っているという結論をバーンとたたきつけられることもありますが(よくあります)、ただ、きちんと説明してくれるし、あのときもそうだったでしょ、あれもそうでしょ、と証拠を列挙され、あーあ、言うとおりだとなるんですが、懲りずにというか同じ失敗を何度もするんですよね。で、また愚痴を言って、またかと説明され、あぁーとなる。ダメ女完成というか、もともとダメだからなぁ。ほほ。

まぁいいや。焼き肉美味しかったな。

YouTube


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?