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2種体癖とルール

2種体癖の診断は、特に首の長さとひょろっと細長いシルエットを主に判断の手がかりにしている。これまで出会った人を思い返すと、比較的背が高めの印象がある。

2種体癖は情報の正確さへのこだわりが極端に強い。知識としての情報についてもそうだし、例えば何年も前にケガをしたことについて「何日の何時にこういうことがあった」という詳細なデータをしっかり記憶していたりもする。そして、2種にとっては情報の正確性を担保するメモがとても重要になる。

以前とある職場で、2種の係長が課長と立ち話を始めた際に、雑談から次第に仕事についての重要な話になっていった。係長は立ち話だったのでメモを所持しておらず、それを見ていた私はそっと彼にペンとメモを渡した。話を終えた後、係長は「ありがとう、なんで分かったんですか?」と不思議そうにしていたことがあった。2種にとって情報を取りこぼすことは大きな不安につながるのかもしれない。

2種の行動はスピード感がそれほどなく、また意気揚々と前に出るタイプでもないため、地味で掴みどころのない人に見える。しかし、情報の正確さはルールや規範への意識にも反映されており、結構頑固で融通がきかない側面もある。

上記の係長が「ちょっと5分だけ抜けて郵便局に封筒を出しにいきたい」と言う部下に対して、「じゃあ有給だね」と全く応じなかったのを見たことがある。

臨機応変に対応することが難しいのは2種体癖のもつ大きな特徴だと思っているが、その背景には「ある程度の見通しを持って粛々と淀みなく繰り返されるサイクルの中にいたい」という潜在的な欲求があるからではないかと考えている。

もちろんどんな体癖でも、英雄もいれば犯罪者もいる。2種の犯罪者だっているはずで、「ルールや法律を遵守する」ことが特徴ではない。ただ、自分に与えられた義務を果たすという点において、かなりひたむきであると言えるかもしれない。この点は2種の恋愛において強く出ると言われている(毎日欠かさず連絡する等)が、まだその点については私自身の周りで実例を集められていないので、今後注目してみたい。

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