8種体癖に感じる安定感

特に仕事をしている中で、8種体癖の方が職場、特に一緒のチームにいると、その存在感にとても心強さを感じます。

そう簡単に感情的にならないし、自分の仕事をコツコツと進めていくだけでなく、周囲への気配りも絶やさない。時々頑固な時はあっても、基本的には受容の姿勢を保っているため、周囲はつい相談を持ちかけてしまうことも多々ありました。そのような「いつ会っても変わらない」様子を醸し出している体癖だと思っています。

8種と3種の肌ツヤの違い

8種体癖と3種体癖の体型は共に丸みがあるので、体型から言えば近いこともありますが、肌ツヤが全然違うので区別にあまり苦労を感じません。8種の肌のざらっとした質感と3種とつるっとした質感は、その人から受ける印象の落ち着き・静けさ(8種)と明るさ・にぎやかさ(3種)にも影響を与えているのではないでしょうか。

お寺の本堂には金色の仏像が置いてあったりしますが、たとえ金色でも派手さというよりやはり静寂や落ち着きを感じます。あのような、お堂全体の歴史的な重みというか、代々大切にされてきたという(そしてこれからも大切にされていくであろう)存在感は、8種の安心感とどこかつながっているのかもしれません(お寺も建立された当初はキラキラ輝いていたそうなので、時間を経た今だから感じるのかもしれませんが)。

8種の尊敬心

そのように考えると、8種体癖を読み解くキーワードである「尊敬」と安心・安定は切れない関係にあるようにも思います。5種体癖のように日々動きのある生活を目の当たりにすると、「すごいなぁ」という感心や頼もしさはあっても、見ていて安心はなかなかできそうにありません(仕事を効率よくこなしてくれるという安心感はあります)。

8種の方がただひたすらに努力を積み重ねていく姿は、健気さに加えてある種の儚さを感じるようにも思います。9種がひとつの物事を追求していくのと、8種がある地点に届くか届かないかが分からないながらも、身を粉にして努力を積み重ねていくのとは、外見上は似ていることがあったとしても、やはり違う感じがします。8種の人の中にある尊敬と、その裏にある劣等感からくる、敬虔な姿勢に心を打たれることがあります。

8種の抜け感

努力と尊敬心、それだけで徳が高くて何も間違いをおかさないような感じがしてきますが、時々見られる失敗した姿や、「センスのなさ」からは、親近感が湧いてきます。よく言われるのは、例えば飲み会のお店のチョイスであったり、家具や道具の選び方等、「なぜそれを?」というツッコミをつい入れたくなります。またそれを努力でカバーしようとするところがいじらしい。こういうところは「鈍さ」、「鈍感さ」という言葉がピッタリきます。そういう抜け感がまた一緒にいて面白い。

8種の人の安定感には、人を安心させる力があると思います。しかしまた、どのような体癖でも英雄がいれば犯罪者もいる、ということも忘れてはならないですね。8種の英雄、8種の犯罪者…どんな人だろう。

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