M-1GP2022ウェストランド 最終決戦 ネタ分析


こんにちはホスピタリ将です

本日はウェストランドさんのM-1優勝漫才の分析です。

 僕は今大会、ほぼ100%オズワルドさんが優勝すると思いました。

去年までの勢いもさながら、某有名占い番組でも言っていたし!w

あるいは僕が好きな真空ジェシカ。それか、まかりまかってゆにばーすさんが決勝きて優勝とか思い描いていました。
ウェストランドさんに関してはノーマーク!優勝するとは粉みじんにも!龍角散にも!思ってはいませんでした。

 でも真空ジェシカさんはツッコミの声が松本さんには響かず、オズワルドさんは僕ですらテンポに違和感を感じました。

これこそ「間」が大事なんだなと痛感させられました。

 僕は分析のメインをボケや展開に重きに置いていますが

こういった声や間ももちろん大事な要因であると感じられずにいられません!

いや自分はそうは思いません!!(どうしちゃったんだよw)

それを差し置いても今回のウェストランドさんの漫才は素晴らしいものでした。過去彼らの漫才スタイルに広がりを感じずに目を離していましたが立派なブラック漫才の匠になられて、国民に受け入れられていました。

●分析方法●

漫才ネタの文字起こしして、面白い部分・視聴者からの笑い声が発生した部分を笑える箇所として、その笑える箇所の前後のやりとりのみ抜粋しています。(内容や視聴者の笑い声を聞いて総合的に私が笑える箇所として判断しています。)

笑える箇所は時間軸に沿って掲載しています。
(皆さんには参照映像等と共に本ブログを見て頂くとわかり易いです。)
また笑える箇所・解説を太字で加工しています。

笑える箇所を「ウケる技術」という本に記載がある40の技術を使って振り分けをしています。「ツッコミ」「カミングアウト」etc…などのウケる技術に振り分け、解説を付け加えています。
内容によっては「ツッコミ+カミングアウト」など2つのウケる技術を組み合わせることもあります。こちらも私の主観であり、恐らく「こういった印象を与えたいだろう」と推測している内容になります。
 
省略のため以下の「ボ」「ツ」「ボツ」でネタの役割を表現しています。
「ボ」=ボケ役の発言
「ツ」=ツッコミ役の発言
「ボツ」=ボケ役・ツッコミ役の両方の発言

●分析対象ネタ●

M-1GP2022・ウェストランド・最終決戦
漫才時間239秒
笑える箇所45回(約5.3秒に1回発生)
ネタ前半に笑える箇所23回、ネタ後半に笑える箇所22回。

●シナリオ●

起:アイドルと役者の違い
承:田舎と都会の違い→アイドルと役者の違いもぶり返し
転:歌とコントの違い
結:大阪と東京のお笑い、M-1とR-1の違い

●漫才ネタと笑える箇所と分析●

 
笑える箇所と前後の文章を載せています。
 
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ツ:オリジナルのね、あるなしクイズ考えたんです、やります?(ウケる
 技術「天丼」:ファーストラウンドと同じフリを行う。)

ボ:あー、たまたま大好きなんで。(ウケる技術「天丼」:ツッコミ役と
 同じくファーストラウンドと同じフリを行う。お決まりのパターンと
 なっている。)

ツ:そうですか。
**********
ツ:まずね、アイドルにはあるけど、役者にはない。
ボ:アイドルにはあるけど、役者にはない。はいわかりました!(ウケる
 技術「強がり」:クイズ王のように出題の途中で回答を迫る。大好きな
 だけあり、自信があると見える。)

ツ:うんうん、まだ一個目。
ボ:一個目でもわかるから!(ウケる技術「きざ」:わかったというより、
 ぜひ言いたいことがあるといった感じ。)

**********
ボ:正解は…向上心!(ウケる技術「カウンター」:どちらに向上心がある
 or無いにせよ失礼になってしまう。これが外れた時の自分へのバッシング
 を考えていない。)

ツ:何でですか?
ボ:アイドルは何としても売れてやるという向上心が凄いから!他人を
 蹴落としてでも自分だけは売れてやるんだという飽くなき向上心の塊
 だから!(ウケる技術「詭弁」+「深読み」:バッシングを気にせず、
 アイドルの向上心を悪く聞こえるように説明する。)

 急に心霊が見えると言い出してみたり。(ウケる技術「詭弁」+「レッ
 テル展開」:アイドルの自身を売り出す方法を暴露している。演者だけが
 知っている都市伝説的な屁理屈にも聞こえる。これなら向上心がない役者
 の方がまともに聞こえてしまう。)

 急に部屋が汚いと言い出してみたり。(ウケる技術「詭弁」+「レッテル
 展開」:アイドルの自身を売り出す方法を暴露している。演者だけが知っ
 ている都市伝説的な屁理屈にも聞こえる。これなら向上心がない役者の方
 がまともに聞こえてしまう。)

 NEXTブレイクぐらいの芸人に近づいてお笑い分かってます面してみた
 り。(ウケる技術「詭弁」+「レッテル展開」:アイドルの自身を売り
 出す方法を暴露している。演者だけが知っている都市伝説的な屁理屈にも
 聞こえる。これなら向上心がない役者の方がまともに聞こえてしまう。)

 何としても自分だけは売れるという向上心が凄いから、正解は向上心
 だろ!
**********
ツ:違います。(ウケる技術「ツッコミ」:そんなひどい問題ではないこと
 早く伝えたい。)

ボ:いーや!向上心!
ツ:いーやってことはない。
ボ:向上心だろ!(ウケる技術「強がり」:この問題は絶対向上心なんだ
 と、アイドルに恨みがあるように、内部告発者のように食い下がる。)

ツ:違います!
ボ:だってそうだろ!無しの方の役者なんて、そこら辺の舞台役者お互いの
 芝居見に行くだけで何の向上心もないんだから!一つも成長しねえんじゃ
 ねえかあいつら!(ウケる技術:「カウンター」:アイドルからシフト
 して今度は役者を悪く言う。)

 「うん演出が悪いな」とか「脚本が悪いな」とか言って何にも成長しない
 んだから!(ウケる技術「ディテール化」+「決まり文句」:向上心が
 無いと感じる役者がよく言う愚痴を並べて自分の説を肯定しようと
 する。)

 前売り5500円、高ぇよ!!高いから!(ウケる技術「ディテール化」+
 「レッテル展開」:演劇のあるある批判をする。)

 毎回毎回知らない奴がいっぱい乗ってる裏表紙いらないんだよあれ!
 だから正解は向上心だ!(ウケる技術「ディテール化」+「レッテル
 展開」+「詭弁」:演劇のあるある批判をする。…それが向上心が無い
 とはならない。)

ツ:違う!(ウケる技術「ツッコミ」:これだけスケール大きく言ってきた
 ことを、考えすぎだと一蹴する。)

**********
ツ:えー田舎にはあるけど都会にはない。
ボ:田舎にはあるけど都会にはない。はいわかりました。
ツ:じゃあどうぞ。
ボ:引け目!「いくら田舎で成功してもどうせ都会では通用しないもんな」
 の引け目を常に感じているから正解は引け目だろう!(ウケる技術「カウ
 ンター」:地方出身の夢持つ人のが劣等感を抱いているものだと確信して
 いる。)

ツ:違いますし、そんなことないです。
ボ:いーや引け目だよ!
ツ:違います。
ボ:引け目だろ!(ウケる技術「強がり」:絶対間違っていない!出題者側
 の見落としだ!といわんばかりのくいつき。)

ツ:違います!(ウケる技術「ツッコミ」:温厚な聞き役をしていたが毅然
 とした態度で否定する。自分やコンビの将来も視野に入っているかもしれ
 ない。)

ボ:いや引け目だろ!
ツ:じゃあアイドルにも引け目あるの?
ボ:アイドル引け目感じているに決まっているんだろ嘘ついて売れようと
 してんだからこんなの!引け目の塊だろ!年齢から何から嘘ついてんだか
 ら!引け目だろ、引け目!(ウケる技術「カウンター」+「詭弁」:勢い
 だけではなくアイドルには引け目が無い自分なりの根拠を持っている。)

ツ:違うっつーの!(ウケる技術「ツッコミ」:ボケ役の詭弁がばからしく
 思える。ボケ役に喋る機会を与えるほど自分たちの身が危なく感じてしま
 う。)

ボ:虚無感!(ウケる技術「詭弁」+「カン違い」:ニアミスで正解がもら
 えないと思い、地方出身の夢もつひとの劣等感で引っかかりそうな言葉で
 畳みかける。)

ツ:虚無感?!
ボ:「田舎だもんなー!」の虚無感!「ここで活躍しても田舎だもんな
 ー!」の虚無感!(ウケる技術「詭弁」+「レッテル展開」地方出身や
 田舎が都会に比べて劣っているようにバカにする。虚無感も遠からず正解
 にしたい。)

**********
ツ:えー歌にはあるけどコントにはない。
ボ:はい!これわかりました
ツ:あ、じゃあどうぞ。
ボ:正解はメッセージ性!なぜなら歌にはメッセージ性必要だけど、お笑い
 にはメッセージ性とか必要ないから正解はメッセージ性!
ツ:あー、残念違います。
ボ:そうかネタにメッセージ性詰めてくるうざいコント師とかいるかー!
 (ウケる技術「カウンター」+「キャラ変」:今までは説得しにきていた
 が今回は納得しつつ、すぐに間違えに気づき悔しいのか、腹いせに嫌いな
 コント師を批判する。)

 やめてくれー!単独ライブの最後20分長尺コントやめてくれー!いらね
 ー!(ウケる技術「ディテール化」+「レッテル展開」お笑いからかけ
 離れ、格好つけるコント師を詳しく批判する。)

 ほっこり終わりやめてー!友情ほっこり終わりやめてくれー、見てらん
 ないから!(ウケる技術「ディテール化」+「レッテル展開」:感動する
 終わり方などして涙を誘うような、自分に酔っているコント師を詳しく
 批判する。)

 何か文章のタイトルにするのやめてくれー!単独ライブのタイトル!
 不条理な文章にするの。「晴天なのに傘」!やめてくれー!やめてくれ
 お笑いライブで!(ウケる技術「ディテール化」+「レッテル展開」:
 メッセージ性が表に出すぎている最たる例を出す。)

 何かフライヤー、ポスターのことチラシをフライヤーと呼び、何かそれも
 何か不条理なヤツで、瓦礫の上でパジャマ。やめてくれー!(ウケる技術
 「ディテール化」+「レッテル展開」メッセージ性が強いコント師で
 あるあるのタイトルを具体的に露呈していく。)

 不条理な…フ、フライヤー!(ウケる技術「裏切り」+「サプライズ」:
 手応えはあるが具体例を言っても正解もらえない。急にこれまでの点が線
 になったかのように閃き回答する。)

ツ:答え?!(ウケる技術「ツッコミ」:とっさに出てきた言葉が回答なの
 か独り言なのか迷う。)

ボ:不条理なフライヤー!!うん!(ウケる技術「同調」:聞き間違えでは
 なくファイナルアンサーですといわんばかり。)

ツ:違うって!
**********
ボ:ほんじゃあもう次行ってくれ、次。
ツ:じゃあM1にはあるけどR1にはない。
ボ:はい!えー、夢!(ウケる技術「カウンター」:R-1優勝者に対して
 失礼なことを言う。)

ツ:そんなことない。(ウケる技術「ツッコミ」:早めに冷静に否定して、
 炎上を防ぎたい。)

ボ:夢!…希望!希望!(ウケる技術「カウンター」+「レッテル展開」:
 R-1はM-1に比べて地位が低く聞こえる。)

ツ:違う。
ボ:大会の価値!大会の規模!(ウケる技術「ディテール化」+「レッテル
 展開」:R-1はM-1に比べて地位が低いと断定する。)いやいやそうだ
 よ?!M1は決勝行くだけで人生変わるけどR1何も変わんないから、夢!
 (ウケる技術「ディテール化」+「レッテル展開」:R-1優勝者を敵に回す
 発言を繰り返す。)

ツ:そんなことない。
ボ:希望!どうしちゃったの?!そうだろ?(ウケる技術「詭弁」:否定し
 続ける出題者に現実に気づかせようと説得する。正解にしようとする。)

**********
ツ:大阪にはあるけど東京にはない。
ボ:はい!えー自分たちのお笑いが正義だという凝り固まった考え。
 (ウケる技術「カウンター」:お笑いの聖地大阪に喧嘩を売るような発言
 をする。)

 それを何か凄い押し付けてくるあの感じ!何か自虐ネタばっかり言うくせ
 に、こっちが言ったらブチ切れるあの感じ!(ウケる技術「カウンター」
 +「レッテル展開」:大阪のお笑いに対する凝り固まった考えを持って
 いると決めつけるように代表例を挙げていく。)

 何かずっと「エスカレーターそっちに並びまんの?」のずっと言う感じ!
 それだろうが!!(ウケる技術「詭弁」+「ディテール化」:お笑いに
 対する考えから逸脱し、生活シーンにも不満をぶちまけている。ただの
 大阪嫌いになってしまう。)

ツ:結局どれだよ?!(ウケる技術「ツッコミ」:大阪に怒っているだけに
 聞こえるボケ役を我に返そうとする。)

ボ:うざい!!ある方は全部うざい!!(ウケる技術「カウンター」+
 「詭弁」やけくそになる。アイドル、役者、出身、お笑いに対しての日頃
 思うことをぶちまけただけだった。この手の有る無しクイズで「うざい」
 はありえない。)

ツ:M-1も?
ボ:M-1もうざい!!アナザーストーリーがうざい!!(ウケる技術「裏切
 り」:怒りの収拾がつかなくなりやけくそは増す。今戦っているM-1の
 運営すら批判し、自分が優勝したら映る可能性がある栄えある番組すら
 批判する。)

ツ:やめろやお前。
ボ:いらないんだよ!泣きながらお母さんに電話するな!!「優勝したよ
 う」じゃないんだよ、どうでもいんだよあんなもん!!(ウケる技術
 「カウンター」:お笑い芸人の泣けるストーリーをばっさり批判する。
 人として、性格の悪さがでる。)
みてらんないから!!うざいうざい
 うざい!!ある方もない方も両方もうざい!!
ツ:あるなしクイズにならないじゃないですか。
ボ:おおう、じゃあ正解何なんだよ?
ツ:正解の頭文字全部並べるとあいうえおになってるっていうね。
ボ:…くそつまんねえじゃねえかよもういいよ。(ウケる技術「ツッコミ」+
 「キャラ変」:大した喋らないツッコミ役とは思っていたが、上手なんだ
 けど答えのひねりも芸人としてどうかと疑う。熱くなっていた自分が馬鹿
 馬鹿しい。)
どうもありがとうございます。

**********
笑える箇所 45か所
ウケる技術使用回数 69個

●技術紹介●

漫才ネタ中に出てきた笑える箇所のウケる技術を紹介いたします。
なお、このウケる技術は「ウケる技術」という本の中に紹介される40の技術を参考にしています。
 
~空気・共感~ 【場の空気を読みその空気を拾う技術】
「ツッコミ」相手の面白さに気づいて拾う 8回
「深読み」相手の行動の裏を読む 1回
「同調」相手のネガティブな期待に応える 1回
「カウンター」普通ためらうところを即レスで返す 11回
…小計21回
 
~キャラ~ 【空気・共感モノとは逆に場の空気を作り出す技術】
「カン違い」物事を都合よく解釈する 1回
「きざ」過剰にかっこよく演技する 1回
「強がり」自信ありげにふるまう 3回
…小計5回
 
~前後~ 【会話文の前と後で逆の関係を作ることによって聞き手の期待の
 逆を行く、良い意味で裏切る技術】
「キャラ変」態度を急変させる 2回
「裏切り」相手に次の行動を読ませておいて逆を言う 2回
「サプライズ」相手の期待をいい意味で裏切る 1回
…小計5回
 
~クリエイティブ~ 【新しい組み合わせを作る技術とベタな共感しやすい
 連想を展開する技術】
「詭弁」屁理屈をつけて説得する 11回
「ディテール化」話の細部を具体的にして転がす 10回
「天丼」一度受けた言葉を再度登場させる 2回 
「レッテル展開」相手の行動を一つのレッテルで解釈する 14回
「決まり文句」決まり文句を場面に当てはめる 1回
…小計38回
 
〔ウケる技術使用回数 合計69回(15種類)〕
(※笑える箇所は45回ですが、ウケる技術の使用回数が69回ということは
 一度に2つ以上ウケる技術が使われている部分があるためです。)

●印象●

5.3秒に一回笑える箇所があり、非常に多く感じます。
ネタの前後半では笑える箇所は大差なく、4分間絶え間なく批判が続く!
なんなら4分じゃ足りない、5分目から俺らの漫才は盛り上がりがピークに達するんだ!という感じすら見えますね。
笑える箇所がM-1創世記(2001-2010)は8秒に1回とかありましたが、M-1復活以降では8秒に1回はありません。少なくとも7秒や6秒に1回が当たり前です。そんな中で正統派しゃべくりで5秒台に1回の発生では、近年の流れを感じます。
 
○○は××だというレッテル貼りが強いですね。視聴者の思っている心も多少くすぐるw
「レッテル展開」は過去最多をたたき出しています。もう○○は××だというエピソードが出てくる出てくる…そしてそれは共感できちゃうのが観客にも罪があるところですよねw
僕もテレビの前だから笑いやすかったです。
 
「詭弁」「カウンター」も過去最多をたたき出し、見た目も中身もとげマシマシの喧嘩売り漫才。説き伏せ、細部まで暴露し、ねじ伏せるような漫才でしたねwこれまでのM-1優勝者にはない一見愛のない漫才でしたねw
でも代弁してくれているような感覚もあり、そういう意味では愛があったのかもしれません。
あんたそこに愛はあるんか?
 
ツッコミが弱いのが珍しい、僕のセオリーに反するところです。ツッコミどころか発言が少ない。でも立派に男泣きしちゃうw
聞き役がメインのツッコミでした。でもボケ役を自由に動かせる部分では適役であり、それがウエストランドの最強の漫才バージョンなんでしょうね。

もう一つセオリーが違うのが、ネタの前半・後半で笑える箇所の数が大きく変わらない。後半に畳みかけるようにしていないということ。この辺りのセオリーはどんどん変わるものかもしれない。
漫才も生もので変化があることは面白い。前半が大量、後半がポツリポツリという漫才はひょっとして今後現れるのかもしれない。ボケの回数や間でいうとスリムクラブの漫才は大好きでした。
何年前だか…勝手に感慨深いw
 
~前後~(カテゴリー)部分のウケる技術の使用回数が少なく、ストレートに話が進む印象です。
紆余曲折無く、間髪入れず悪口一本!悪口の十割そば。
しかも外の二割も悪口だよって感じwでもそれを観客も望んでいるw

ウケる技術の使用回数は2022年現在歴代トップ!
レッテル展開が多いため、一つの事柄に対してポンポンと2-3コ悪口放り込んできます。そのためウケる技術の使用回数が増えていますね。なんてったって5秒に一回面白いですからね。
 
僕は何よりこの漫才のに「生もの」を感じました
世の中には一言一句決める漫才師さんと、要所のワードだけ決めて語尾などはその時々に合わせる漫才師さんがいます。
今回の漫才は恐らく後者で、喋りのライブ感、生もの感を感じました。僕の好きなスタイルです。
あれだけの審査員がいる、大緊張の中でこれだけのしゃべくり!これはもうキャラでも何でもなく好きなことを喋っているんだな!だからこれだけ生き生きと喋ることができるんだなと思いました。強いわけだw
 
改めてウエストランドさん優勝おめでとうございました!!

●引用文献●
小林昌平, 山本周嗣, 水野敬也(2007)「ウケる技術」新潮文庫

●参照動画●
アマゾンプライムM-1動画

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