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公民館でスマホ講座を開催しました

11/19(火)、地域の公民館の女性講座にて、「暮らしの中のスマホ活用術」というテーマで講義させていただきました。

「公民館」というと高齢者が多いイメージですが、体を動かすクラブや寄植えなどの趣味講座のほか、学びの講座、ベビーマッサージやキッズクッキングなど子ども向けの講座もいっぱい。参加費も材料費程度しかかからないし、時間の都合さえついたら誰でもコスパよく遊べる場所なのです!

いろんな講座が集約されている公民館だよりを見るのはなかなか楽しくて(自分自身はなかなか参加はできないけど)、そういえば実家の母も公民館だよりをキッチンに貼って赤丸つけたりしてたなぁ…公民館ポータルサイトとか作りたいなぁ…なんて思いながら読んでいます。
そんな私にとっては、公民館での講座はとてもうれしいご依頼でした。

公民館ではドコモさんなど携帯キャリアが開催するスマホ教室が行われることもあるため、その教室で教わるような「基本的なスマホの使い方」とは違う内容がよいかなぁというオーダーをいただきました。
そこで、日々の生活の中で便利に使える機能をご紹介する内容に絞り「暮らしの中のスマホ活用術」と題して講座を組み立てました。

初めての公民館での講座は想定していた以上に刺激だらけ。
反省点の海に溺れそうになりつつ、しかし収穫の大きさにも喜びつつ。
このnoteでは、講座の振り返りメモを残します。

所有率は Android > iPhone = らくらくスマートフォン

圧倒的にAndroidユーザーが多かったですね。
昨年夏にMMD研究所が行ったモバイルデバイスシェア調査の結果とほぼ同等です。

女性60代のAndroid:iPhoneの比率は約7:3
※出典:MMD研究所 2018年8月 モバイルデバイスシェア調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1737.html

らくらくスマートフォンは思ったより少なかった印象。
義母が以前らくらくスマートフォンを使っていましたが、普通のスマホがいいわ〜と言い出しAndroidに機種変してあげたことを思い出しました。

まずは指の運動と笑うコトからスタート

スーパーやコンビニのレジでおじぃちゃまおばぁちゃまが小銭と悪戦苦闘されている場面、ありますよね。
加齢に伴い、全身の筋肉と同等に指の運動神経も衰えてきます。
(そして私たちもいずれそうなります…)

スマホの操作はタップやスワイプなど指を使う動作が中心となので、まずは手をあたためながら指のストレッチをご紹介しました。

指を一本一本順番に動かしたり、曲に合わせて一本ずつ折り曲げたり。
いわゆる「指運動」と呼ばれるものです。

しゃいやい、指動がねじゃ〜!(あらら、指が動かないわ)
先生!今どやってらったっきゃ〜!(先生今どうやって動かしたの)
指短ぇすけ動かねwww(指が短いから動かない)
ワッハッハー!!!

スマホ講座らしからぬ笑い声です(^^)

指を使うことは、脳の活性化にも効果があると言われています。
そして笑うことは、脳の活性化やリラックス効果により集中力を高める効果も期待できると言われています。
(ちなみに、講座前や中盤あたりに「笑い」を取り入れると、飽きてくる講座後半も楽しく過ごしていただける可能性が高まります)

反省点としては、私自身も楽しくなっちゃって少し時間を取りすぎたことでしょうかw

何はともあれまずは基本的な操作方法の説明を

「基本的な使い方ではないスマホ講座を」ということで、日々の暮らしの中で役立つようなスマホの使い方をピックアップし、参加者さんも基本的な使い方は習得しているであろうという想定でした。

が、フタを開いたらそんなことはなく!
文字の入力方法など基本的な使い方からの説明が必要でした。

講座自体は暮らしに役立つ機能やアプリの紹介で組み立てていましたが、「先生!そもそも"アプリ"ずのはなんだのえ?」(アプリとは何か)
という質問が冒頭から出てきたので、アプリへの理解やインストールのやり方、有料無料の見分け方などについて、予定より時間を割いてご説明しました。
そこにQRコードの読み取り方も加え、これで前半一時間が終了。

アプリを検索するには文字入力が必要なので、文字入力の方法、アルファベットへの切り替え方などの説明が必須。それぞれキーボードの設定が違ったりするので、お一人ずつのフォローも必要になります。

ここはマニュアル化するなり詳しいプリントを作るなりスライドを用意するなり…なんらかの仕込みは必要だなと思いました。

そして、公民館はフリーWi-Fiがないのでアプリをインストールする、というところまでできないのもツラいところ。本当は、インストールして実際使ってみる、というとこまでできると理解も深まるんですよね。

むむぅ、あったかくなったら爆速Wi-Fiがあるマチニワで講座やってみようかな?(おや、さっきFacebookで 元気な八戸づくり市民奨励金の企画案募集 って見たなぁ(笑))

QRコードをカメラで読み取れない問題

二次元バーコード(通称QRコード)を読み取るという動作は今後増えていきます。
スマホ決済然り、チラシを見ても「クーポンはこちら」とQRコードが掲載されていることが増えてきました。LINE公式アカウントで友だち追加してね♪のお知らせもQRコードです。

QRコードの読み取りはカメラで可能なのですが、スマホのバージョンが古いなどカメラでの読み取りができない方もいらっしゃいました。

また、カメラがどこにあるか分からないという方も…。
正直、これは想定外でした。
(時間があったらカメラをホーム画面に置いてあげる、ということもやってあげられたら良かったんだけど…)

そこで、参加者のほとんどはLINEはいつも使っているとのことだったので、LINEアプリからQRコードを読み取る方法をご紹介したところ、なんと、皆さんこちらの方がすんなりと使えたのです。

LINEは全世代において普段から使用しているアプリNo.1ではありますが、今回の参加者さん方は友だち追加を理解されている方も多かったのです。
30-40代では友だち追加のやり方をご存じない方が多いので、これは想定外であり、そして大きな収穫でした。
LINEってすごいなぁ!
(LINE講座、またやろう!)

スーパーアシスタントさんありがとう!

「公民館でスマホ講座をやるんだけど参加者が10人以上になるらしい」とやや弱音と不安を吐露したところ、私のこの講座に対して興味を示してくれた(というか参加者の多さを心配してくれたw)友人が、急きょ手伝ってくださることになりました。
普段からお世話になっている、ITの活用で三戸町の活性化などに取り組んでいらっしゃる非公認三戸町PR大使、五十嵐淳さんです。

8月末に、五十嵐さんが主催されたセミナーに登壇させていただきました。
その時のnoteがこちら↓

講座に五十嵐さんがいてくださったら百人力!
スキルが高いのに全く偉ぶらず物腰柔らかい、そして面倒見のよい方です。
参加者さんも安心して質問していらっしゃいました。

さらに当日、教育委員会の方が見学にいらしていたのですが、気付いたらその方も参加者さんに質問されてアシストしてくださっていました(^^;

今回の講座の参加者は14名(申し込み総数は20名)。
五十嵐さんと教育委員会の職員さんというお二人のスーパーアシスタントさんのおかげで、なんとか講座を進めることができました。
全体の人件費で考えると恐ろしいですね(滝汗)

この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!!!

講座の目的はちょっと達成できたと思う

今回の講座における私の目的は、
「情報弱者=生活弱者とならないことを目指す」です。

スマホの使い方や情報の入手の仕方を知っているか否かが、日々の暮らしを少し楽にしたり楽しくしたりしますが、さらに災害時は命を左右する場合があります。

私は現在、「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」という青森県主催の講座を受講しています。
障害者やシニアの方々が健常者と同じように情報を入手したり日々の暮らしに役立てられるよう、iPadやスマホの使い方を教える人を育てる講座です。
(これについては講座終了後、改めてnoteにします)

講座で教わっていることも踏まえながら、日々の暮らしにちょっと役立つ機能や、防災に役立つアプリなどをお伝えしました。

参加された皆さんがその機能やアプリを使いこなしてこそ私の目的は達成されますが、まずは「スマホが暮らしや防災に役立つのだ」ということを知っていただくきっかけにはなったかと思います。
小さな一歩です。

今後の課題=講座の内容と人数の最適化

今回の講座は本当にどうなるか分からないという状態でエイヤと実施してみましたが、ありがたいことに終わった後の感想は概ねポジティブだったので、今後も「情報弱者=生活弱者とならないように」を目的とした講座は続けていきたいと思います。

「お金払ってもいいからもっと知りたいわ〜♪」
と仰ってくださった方もいらっしゃいました。
(公民館講座は参加費無料でしたので)

今回の参加者は60代以上のお母さま方が中心となりましたが、ワラビノーツのIT講座ではパパママ向けの内容も企画しています。子どものスマホ依存にもコミットしていきたいなと。
内容や参加者層、参加人数を最適化しながら(そして赤字にならないよう…)、講座を組み立てていくことが最大の課題です。

ま、何事もやってみなきゃ分からないけど(=▽=;)

この活動は、会社員時代には考えられないことでした。
フリーのWeb屋だからできること。私だからできること。
それをこれからも考えていきたいと思います。

今回は私の活動をご存知だった教育委員会の方が見学にいらしてくださいました。ありがたくもあり恥ずかしくもありでしたが、ワラビノーツの活動に興味をお持ちいただけたことは大変うれしいです。
(市の広報勉強会をディスったnoteもご覧いただいていたようです…大汗)

講座をお手伝いしてくださった五十嵐さん、思わず手伝わされてしまった教育委員会の職員さん、そして講座開催に向けていろいろ段取ってくださった公民館の職員さん、「この人おもしろい講座できそうよ」と公民館に私を紹介してくださったお姉様、本当にありがとうございました!

へばへば(ではでは)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^^*)

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