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約2年間リモートワークした感想

前職から退職して4ヶ月経った。
今現在私は無職で、週に3回、次にやりたい仕事のスキルを付けるためにスクールに通っている。
結構今更な感じもするけれど、個人的な備忘録としてリモートワークで働くのはどうだったかという感想を残しておきたいと思いこの記事を書いている。

リモートワークから無職の所感


前職はフルリモートワークだったので、無職になってもそんなに生活は変わらずギャップ少ないだろうな〜と退職前は考えていたけど、そんなことは無かった、全然違った。

わかりやすい変化として、何もない休日でみ日中に何らかの外出するようになって、運動量が増えた。
リモートワークの頃は、仕事が終わる頃には早くても19時を過ぎていてもう外は真っ暗だったので、そこから外出は、義務的にジムに通う以外はほぼ発生しなかった。

後ほどデメリットにも書く予定だけれども、リモートワークの仕事を辞めたことにより、家がちゃんと「休む」「プライベート」の安らげる空間に戻った気がする。
無職の今、何がオンで何がオフなんだかわかりにくいが、仮にハロワ関連の作業や、学校の復習や関連知識の学習の時間をオンとしても、それは全て自分でいつやるかを決められるので、はい終わり!と完全にオンを終えることが自分の意思で可能だったりする。

前置き


単にリモートワークと言っても、会社によって全然全然やり方は違うと思う。

この記事にあるように、ざっくり言うと「生産性落ちているのに薄々気づきつつまぁそれはしょうがないかそれに大問題は特に起きていず会社は普通に回っている」タイプと「リモートワークでも出社と変わらない生産性を保つため社員の様子はなるべく見える化、Web会議でもコミュニケーションを増やす、成果をチェック、リモートワークで生産性を出すやり方を徹底模索」タイプ(長い)

私の前職は圧倒的後者だった。リモートワークでの働き方へのこだわり方が半端無かった。それによって、今後リモートワークでもどこでも働けるような仕事力が身についた気はするが、正直ストレスも半端無かった。
別に、社員がサボろうと、何しているかわからなろうとも、別にそれで仕事が回っていて雰囲気が悪くないのであれば、別に前者でも良くないか?というのが私の今のお気持ち。もちろん、生産性が爆裂落ちているのを放っておくと大量離職して会社も潰れると思うが、それは極端な話であり、逆に管理を締め付ければうまくいくわけではないので、要するに加減である。

リモートワークでのコミュニケーションは普通のコミュニケーションよりストレスが溜まる、あのZoomの小さい画面から色んな情報を無意識のうちに収集しようとするので消耗が激しい。
私は、出社していたころはコミュニケーションが好きではないが、同僚や顧客からコミュニケーション上手という印象を持たれるタイプだったし、雑談やチーム内の仕事の連携はうまくできていたんじゃないかと思う。
それが、リモートワークのコミュニケーション(と前職の文化)にうまく適応できなかった結果、やたらと、私コミュニケーション苦手なんでと声に出すようになってしまい、言霊のようにどんどんコミュニケーションがしんどく、苦手になっていってしまった。
「月城さんは、人と話すのあんまり好きじゃないんだもんね〜」など同僚に言われて曖昧に返事していたが、「私、本当はそんな人間じゃない・・・」と自分でもよくわからないイライラを抱えていた。

つまりのところ、出社して自然発生するコミュニケーションはうまくこなせるんだと思うけど、本来はそんなに人と話すの大好きでもなく受け身、立食パーティーでは別に誰とも話さずローストビーフずっと食べていたいわぁという人間なので
自分で積極的にコミュニケーションしていかないとコミュニケーションが発生しない、画面上の動画・音声を使ってのコミュニケーションは私にはキツかった。

また、他の邪魔が無く、仕事に集中できるようなイメージがリモートワークにはあったのだが
私の前職は勤務時間中Webカメラでずっと繋ぎっぱなしにするルール(2年やっても全く慣れなかった)で、チャットツールの滝のような雑談・仕事の話や、1日の半分は会議が行われていたり、常にマルチタスクになるような業務の余裕の無さや、仕事=人生、やりがいが報酬みたいな社風・・・・もう色々と自分には合わなかった。
だから、これからリモートワークのデメリットやメリットを語っていくわけだけど、全部の会社に当てはまらないし、人によっては全然気にならないというのも重々承知、あくまで私が居た前職の環境での私の感想として捉えていただけると幸いです。(前置きで2000字行ってしまった・・・長い)

メリット

  • 天候不良のときに外に出なくて済む

    • 大雨、大雪のときに通勤で外に出なくて良い

  • 通勤時間が無くなる

    • 東京の満員電車はエグいので、通勤によるストレスは激減する

    • その分、朝ゆっくり寝られるので睡眠時間が確保できるようになる

  • 飲食代の節約ができる

    • 飲み物は家で作ったお茶・コーヒー、昼食も家で簡単に作ったもので済ませられるのでコンビニで買ったり外食するよりかからない。

  • 日中にしかできない短時間の用事を入れやすい

    • 例えば歯医者や病院は平日の方が空いていてさっと済ませられる

  • チャットツール活用により情報がテキストベースで残る

    • 電話、口頭で相談する機会<<<チャットなので、情報が残りやすい。

  • ITツールのフル活用による業務効率化

    • Zoomでの画面共有、GoogleDocsのリアルタイムの内容共有といったリモートワークならではの工夫だなと思った

      • リモートワークで生産性を落とさないよう工夫するため、これまで知らなかったツールや仕事の仕方を色々教えてもらえた、それは本当に感謝

デメリット

  • 仕事とプライベートの切り替えがしにくくなる

    • 深夜に顧客対応する機会が何度かあり、末期の頃はあまり眠れなくなった・・・

    • 仕事が終わっても終わった感じが薄く、仕事は終わり!と切り替えることができなくなっていった

    • これまで、家に持ち帰るような仕事の仕方をしたことが無かったので、何かあったら即対応できるようにしとかなくては行けない、夜でも顧客から連絡があったら反応せねばならない、といった状況に私は耐えられなかった

    • 夜遅かろうが土日だろうが社内チャットツールの勢いが全然収まらないので、この人達にはプライベートは無いの?となった

      • 私はこの環境にはついて行けないんだな・・・とだんだん自己嫌悪に陥っていった。

  • 運動不足になり不健康になる

    • 日中外で日光を浴びなくなったのでセロトニンが作られなくなったのかメンタルが不安定になりやすく、自律神経が乱れる

    • 一時期給料安すぎてジムを辞めていたのだが、めちゃくちゃ太った、そのあとジムを再開して少し痩せたけど気を抜くとまた太る

    • 人生初の腰痛に悩まされるように・・・毎日朝ヨガを習慣化して1年かけて改善

  • おしゃれ力が低下する

    • 上半身しか映らないのでとりあえずジーパン、退職後、ジーパン以外の合わせ方がわからなくなる

    • 夏は楽なので毎日Tシャツ

    • スカート履かなくなる

    • アクセサリーしなくなる

  • 雑談によるガス抜きがしにくくなる

    • ちょっと愚痴ったり、これが大変で〜とか都度発散できないので、爆発寸前までストレスが増えていく

  • コミュニケーション量減少によるメンタル状態悪化

    • 誰とも話さず、ガス抜きもできず、鬱々と自分の中でストレスを煮詰め続ける結果、本来のストレス以上の雪だるま状態になる

  • リモ飲みはやはりあまり盛り上がらない

    • 何度かやった感想として、わざわざやらなくてもな・・・という感じ、間がきつい。一人で酒飲んでも進まない。

  • 入社したばかり・仕事に必要なスキルが不足している場合助けを求めにくい

    • 困っている様子が周囲から見えないので、声をかけてもらえることがなく、自分から助けを求める必要がある

    • テレビ会議やチャットツールでの距離感だと、うまく説明ができず、また相手の反応もやや冷たく感じたり、難しさを感じる場面が多かった


また、リモートワークをしたいか?

絶対やりたくないとまでは思わないまでも、業務の状況見てハイブリッド型が丁度いいのかな?と今の私は思っています。
仕事内容とか社風にもよるし、あとはもし自分が子持ちだったら絶対リモートワークできたら助かるんだろうな。

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