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粉瘤との出会いから別れまで

粉瘤とは、皮膚の中に何らかの理由で袋ができて、それに老廃物(垢、膿、皮脂)が溜まって膨らんだ状態のものです。
ニキビも毛穴のつまりとかが原因じゃないですか?あれの毛穴が中で巨大化した状態がイメージしやすいかもしれないです。
今回は、何年も前から温めていた(?)背中の粉瘤が悪化し、暫定手術のち先日根本対処の手術を行ったのでそちらのレポとなります。

なお、発覚〜暫定対処までは↑の記事でもそれなりに触れていますが、今回改めて詳しく書いていきます。超長文です!!!

なお、私は粉瘤の治療のために合計7回も病院に行く羽目になりました。
このように腫れると思ったよりも面倒なことになるので、発見したら根本対処にGOすることを個人的にはおすすめします。
医者は強く根本対処を勧めてこないし、たしかに傷は残るんですけれど、腫れていない状態での根本対処手術はそこまで大変ではないです。

粉瘤との出会い


前前職のSE時代、7年前に遡ります。
このときは顧客の現場に常駐し、業務システムの開発に従事しておりました。
自分で言うのもあれですが、同僚にも顧客にも信頼されていて、それなりに責任ある仕事を任されていた気がします。
それゆえ、プレッシャーが半端なかった。作業的には好きなことをやっていたため、自覚ストレスは少なかったのですが、おそらくプレッシャーや責任から来るストレスから背中ニキビが大量発生
首から背中にかけて信じられないような肌荒れをしていました、とにかく見た目が悪くてきつかった、常に背中が出ないように服装に気をつけていた思い出があります・・・

その後、病院へ行くこともなく、しっかり洗うことに加え背中の保湿を徹底したら症状は落ち着いたのですが、おそらくこのニキビ軍団のうち何個かが粉瘤化し、今回私を苦しめた炎症粉瘤となったのだと思われます。

粉瘤を放置


粉瘤に気づいたのは3年前。
ん?背中になんかボコッとしたものがあるぞ、と背中を洗っている時に気づきました。
このときは多分1cm×1cmくらいだったと思いますが、皮膚と同じ色なんだけど明らかに飛び出しているボコッとした何かがあることを鏡越しに確認。
これはまさか・・・昔さくらももこのエッセイで読んだ「粉瘤」ってやつでは無いか・・・・!?と直感的に思いました。

まぁ、そうなんですが、みんな好きではない病院、私も好きではないです。そのときは痛みがあったり腫れたりしていなかったので放置を決め込みました。

そして、そろそろどうにかしないとなと思ったのが1年くらい前から。明らかに大きくなっている!!!500円玉サイズくらいになっている!!!
しかも、結構ボコッとせり出ているため、背中の出る服を着ると微妙に見えてキモい感じです。背中を押しまくるマッサージには怖くてとても行けない。フォームローラーの筋膜リリースもこのときはたまにやっていたのですが、怖くてやめてしまいました。

でも、病院は面倒・・・完全言い訳ですがこのとき仕事が大変すぎてそれどころではなかったのもありました。
あと、このときにチラーーーっとネットで調べた時に「粉瘤は自然には治らない、切開して中身を出しても袋が残るから根本対処にはならない、根本的に治すには袋を取り出す施術が必要」的なことが書いてあり、うわー大変そうすぎる、手術とかマジで怖すぎるわ、くり抜き法って名前がもうぞっとする、ムリムリムリムリとビビリの私は保留を決め込む。
そして、再びの放置。

腫れた・・・

皆さん、粉瘤って急に腫れます。
2022年始まってすぐ無職になり、Webデザインのスクールに通っていた私。
正直なところ、前職の疲労が抜けきらぬままスクールのハードな課題に取り組み続けていたため、ストレスMAXの限界突破で私の免疫力は相当落ちていたと思います。実際、8月にはコロナにもなりました(風邪すらもう何年もひいてないし、インフルも人生で1回しかかかったことないのに〜〜〜)

そして、スクールを卒業したのが9月。張り詰めていた糸がきっと切れたんでしょう、卒業して2週間後くらいから粉瘤がうずき、ガッツリと腫れてきました。とにかく、ズキズキする。表面が赤くなっているとかではないんですけど、ボッコリ具合が更にひどくなった感じがするし、ピンポン玉くらいのサイズまで巨大化しているような・・・・

近所の皮膚科で相談(病院1回目)

睡眠時に支障が出始めこれはさすがにまずいと思い、近所の皮膚科で相談。このとき、膝のウイルス性のイボを治療中だったのでその診察のついでに見てもらいました。(皮膚病ばっかりやん・・・・)

あまりにもボッコリしすぎているから、先生最初は肩甲骨と間違えていましたw
粉瘤のメカニズムを軽く説明してくれました(皮膚に袋ができてそこに老廃物が溜まった状態、的な)
そして「うーーん、切開して中身を出すことはここでもできるけれど、それだと再発する可能性があります。まぁでも、根本対処するとしたら袋を取り出す手術が必要でここではできないんですよねぇ。なかなかどっちにするかは難しいところですね、どうします?
え?委ねられた??どっちでもいいんかい!!!

もう、あまりにもズキズキしていて辛くて、聞くからに苦しそうな中身を出す手術をしたとてまたこの状態になるリスクを負うくらいならもう根本対処してしまいたい、私やるったらやる

というわけで、紹介状を書いてもらい予約まで取ってこの日は終了。
次の行き先が某有名医大の大学病院で「え・・・そんなに大変なことになっているの?」と気持ちが早速ブルーになりました。
早く行きたいところでしたが、直近弟の結婚式があって遠方に行く必要があったため、ここから10日ほど我慢・・・辛かった・・・

大学病院へ行って中見出し(病院2回目)

徒歩にすると25分程度の微妙な距離にある大学病院へ赴く。
で・・・・でかい・・・・

受付などを済ませモニターに番号が出るまで待合室で待つ。
診察室に入る、先生は自分と同い年くらいかな?という感じの美人な感じのハキハキした女医さん。

「粉瘤、背中に2つですよね?・・・はいはいはい、確かに粉瘤ですね。まず、中身出しましょうか。そして、腫れが落ち着いたら袋を取る手術をしましょう。ちょっと準備するんで外で待ってて下さい。」
そんな感じの軽〜い説明があったありました。
私「えっと今からやるんですか・・・はい、わかりました。えっと麻酔はあると思って大丈夫ですか?」
医者「もちろん麻酔しますよ、大丈夫です!麻酔だけちょっと痛いけれどあとはそんなに心配ないです!」
本当?本当に???

再び病室の外で待つ。そうなんだ、今日、いきなり中身出すのね、そして今出すのね、ビビリの私は心の準備時間が無いことがつらすぎてもうこの時点で「ジーザス」という感じでした、無宗教のくせにこういうときはやっぱり神に祈り始めてしまうあたり日本人っぽいです。

ちなみに粉瘤の場所はこんな感じ。

絵が下手とかそういうレベルを超越

赤い円のところが粉瘤の場所です。こんなに大きくはなく場所の目安です。
そうです、1箇所かと思いきや2箇所粉瘤があったのです。上の粉瘤はかなり小さくて私はやたらとよくできるニキビだと思っていました。

そして呼ばれて行った先は、パイプベッド。よく、診察室に横付けされているあの簡易なやつです。そこで、シャツだけ脱いでタンクトップ姿になりうつ伏せになります。
見えないのでよくわからなかったんですが、中身が飛び出したときに洋服が汚れないように紙を服の隙間に敷き詰めていました。

・・・気づけば他の医者、看護師などぞろぞろ集まってきて7人くらいに囲まれて手術開始。

看護師と医者の会話「とにかく中身出ればいいからうんたらかんたら」
えー・・・適当・・・・

そして、麻酔。普通に痛かったけれど採血のときの注射くらいだったので予測の範囲内。
そして、メスが背中に入りました。中身を出すための穴を開けたようです。
痛くないけれど切られている感じははっきりと分かります。こういうときって集中力がやたらとあるので、感覚が敏感になっているのか、すごく感覚としてはわかっちゃうんですよね、みんなそうなんでしょうかね?
多分、切ったときに中身がドバーーーっと出たんでしょう、ギャラリーが「おおおお・・・・」とどよめきました。何なん(泣)

その出た汚そうな老廃物をすごい勢いでガーゼっぽいもので吸い取っていました。
看護師と医者の会話「あ!きれいなガーゼ使ったらもったいないから別の使って〜」
ちょっと!!!!きれいなの!!!!使って!!!!お願い!!!!

見えない場所なので何やっているかよくわからなかったんですけど、やたらとギューギュー押していたのだけはわかりました、「今日、この時間で出せるだけなるべく出しますからねーーー」という医者。今日?なるべく?嫌な予感・・・

しばらくしてギューギュー押し出し終了。やたらとでかいガーゼと絆創膏を貼られて終了。疲れた・・・・

そして再び診察室へ。
「今日、出せる分だけは出しました!で、明日も来れます?まだ残っている中身出しちゃおうと思います!」
・・・・え、何、明日もやるのこれ?ダルッッッ、ダルゥーーーー辛い辛っ辛ーーーーーと一気にストレスが急上昇。
医者だってダルかろう、文句言うなよ私。

というわけで翌日の病院を予約。抗生物質などの処方箋をもらって帰って来ました。
指示によりお風呂はこの日は無し、というわけでぐったりしていたのもあり家で虚無な時間を過ごした後さっさと寝ました。

翌日も大学病院に行って中見出し続き(病院3回目)

結果から述べますとこの日の治療が粉瘤治療史上最も痛く苦しかったです。そもそも、2日連続来ていることにより精神的に弱っていました。

昨日とは別の女医さんが対応、何だか弱々しく儚い感じの若そうな女医さんでした。
また、昨日と同じパイプベッドにうつ伏せになる。
そして、おもむろにギューギュー押され始める私の背中もとい粉瘤
えっと、麻酔無しですかーーーーー!ちょっとまってーーーーー!

普段は気が弱くて色々な要望を出せない私ですが、痛いのに弱すぎるビビリのためさすがに「え、、、、今日は麻酔しないんですか!?!?!?!?」と間髪入れず聞きました。
看護師「麻酔の方が痛いからね!がんばりましょう!!!
・・・・えっとそれはつまり今日この時間は麻酔しませんってことかな(泣)これ以上は何も言えない気が弱い私。

気がつけば、おじさん医者(多分女医さんの上司)が現れ横から色々指示しています。
おじさん医者「とにかく中身出ればいいから
女医「わかりました」
このセリフ昨日も聴いたぞ。お願いだから、麻酔もしていないことだしなるべく痛み少なく頼みたいよ?(泣)

痛みとしては鈍痛がずっと続く感じでした。
この時点は正直めっちゃ痛かったかというとそうでもなかったですが、麻酔をしていないで押し出しているという状況から、ものすごく痛いことがこのあとあるんじゃないかという恐怖に支配され気が気でなく、大げさではなく恐怖で気絶しそうでした。

見えないんだけど、なんか管みたいなのを袋の奥まで入れて吸い出しているような感じが途中からしました・・・・
そして、恐れていた!!鋭い痛み!!!!が!!!!ズキーーーーーン!!!!と背中で走りました。つい、「痛い!!!」と大きい声が出てしまいました・・・恥ずかしい・・・・
周囲特に無反応、もうわたしゃ泣きそうだよ。おじさん医者何回も「とにかく中身出ればいいから」とか言ってるし、泣きそうだよ。

そして、時間にすると15分くらいでしょうか、辛く苦しい麻酔なしの中見出しが終了〜〜うっっっ
ヨレヨレです私。

看護師から説明
「この薬を絆創膏に塗った状態で、傷の上に貼って下さい。そして、お風呂のときはシャワーで穴の中を洗うように思い切り水圧をかけて下さい。
穴の中を???洗う????ぜっったいにムリーーーー怖すぎーーーーー

「こんなに腫れちゃって大変だったでしょ、痛かったでしょ〜〜」と看護師に労われましたが、正直麻酔なしの中見出しに比べたら腫れを我慢するほうが幾分かマシでした

来週、様子見るからまた病院に来るように言われる。
また来るのか・・・と思いながらも予約完了。
先日の麻酔ありの中見出しのお会計が3000円ちょっとだったのに、今回の麻酔なし中見出しは7000円かかりました(泣)つらし。

ちなみにシャワーで周囲をよく洗うのはやりましたが穴の中に思い切り水圧をかけるのはとても怖くてできませんでした・・・・

中見出し後の経過を見るため病院へ(病院4回目)

恐怖の麻酔なし中見出しから1週間後。
また、麻酔無しで中見出しの続きをやるんじゃないかと思うとかなり気持ちがブルーでした・・・

今回は、最初に担当してくれたハキハキ女医さん。ちなみにこの日以降はずっとこの女医さんが担当してくれました。
粉瘤の様子を見るなり「うん、大丈夫そうですね!」と一言、よかった、中見出しは終わりか・・・

医者「じゃあ、次は袋取っちゃいましょうか!次は3ヶ月後にもう一回来てもらえますか?」
医者「次回は診察だけで手術はないです。手術のときに超音波(検査)挟むかもしれないです、わからないけど。あと、手術室でやるかここ(診察室のパイプベッド)でやるかはそのときに決めますね。」
えーーーー!3ヶ月後!!!しかも、3ヶ月後に手術じゃなくて3ヶ月後に診察っすか・・・・あと、検査やるかやらないかとかどこで手術するかとか曖昧だなおい。
なんで3ヶ月も開けるのかもっと聴けばよかったのかもしれないですが、小心者ゆえ聴けませんでした、腫れが引かないと手術できないからうんたらとか言っていたような。

そうです、粉瘤は皮膚科・形成外科の中でもメジャーかつ深刻度低めの病気のようなため、これまでの医者の対応からはどこはかとなくライトな雰囲気が漂い続けています。良いんだか悪いんだか。

というわけで、3ヶ月後の1月下旬で予約してこの日は終了。

手術できるか判断するため病院へ(病院5回目)

1月下旬。再び病院へ。
この日の診察は、医者がちらっと粉瘤を見て、痛み出てませんか?と聞かれ、大丈夫ですと答えると「わかりました、痛みがないのが一番大事なので。手術できそうですね!」とハキハキ言われました。

手術の説明を受ける。次回は袋を取る手術をする、粉瘤は2箇所あり両方そのときに取る。そしてその1週間後に抜糸をする。以上。みたいなドシンプルな説明で終了。
お風呂とか制限ないのか聴いたら、プールとか長時間湯船に付けるとか、そういうのはダメだけどそこだけ注意すればお風呂はOKということでした。

とりあえず、3週間後に手術、その1週間後に抜糸というスケジュールで予約だけしてこの日は終了。時間にして5分。待ち時間と往復の時間で2時間くらいかかっているので、なんだかなぁという気分。
でも、とりあえず終わりが見えて来てほっとしました。

袋取り出しの手術を行う(病院6回目)


2月某日、手術のため病院へ。前日から急に不安が大きくなってきてブルーな気持ちになる。ビビリなところは多分一生治らない。
当日になっても「行きたくないよぉ・・・・」と家でメソメソメソメソ。
それでも予約してしまっているし、中見出しのときに付いたひし形型の傷と再発の危険を背負って行きていくのは嫌だし、行くしかないので病院へ行きました。

病院到着後、診察開始まで30分程待つ。ただ、座って待っているだけなのに長時間心拍が100越えしてスマートウォッチの異常心拍アラートが出る。

呼ばれる。医者、粉瘤の様子を確認。そして、手術の説明を聴き同意書にサインをする。説明は、傷が残ります、再発はしないはずだけどまれに取り残しがあって再発することもありますその場合は再手術しますといった内容でした。

ちなみにするかもしれないと言っていた超音波検査はしませんでした。他の人のレポを見るとだいたい検査していたので、しなくてよかったのかなとちょっと思いつつ、しなかったからこそ比較的費用が安く済んだ可能性があります。この際どっちでもいいっす。

そして、手術の準備ができるまでしばし待つ。この時間はかなり地獄で、恐ろしくて怖くて生きた心地がしませんでした。
看護師がその後呼びに来ましたが、私から発せられる「この世の終わりオーラ」に驚いており「だ・・・・大丈夫?大丈夫だから、麻酔が痛いだけだからね〜〜」と励まされました。。

これまでの中見出しのとき同様、診察室にあるパイプベッドにタンっくトップ姿でうつ伏せになる。ちなみに、背中空いてれば全部脱がなくて大丈夫と事前に説明受けていたので、背中がなるべく広めに空いたブラトップで臨みました。

看護師が来る。目の前にフイルムケースのような容器をずいっと出され「これに取った粉瘤を入れて検査に出しますからね〜、また、これに入れたあとお見せしますからね〜」と説明。
ゲッ・・・全く見たくない・・・というのが顔に出たのか「あれ?見なくていい??」と聞いてきたので「はい!!見たくないです!!!」と元気いっぱい答えると「そう??じゃあ、また手術のあともう一回聞きますね」と言ってました。本当に見なくて大丈夫☆ビビリなので☆

そして、色々準備したのち手術スタート。
まずは麻酔を打つ。全部で5箇所ほど打ちました。
想像の範囲内の痛さだったので、ひとまず問題なし。下のでかい粉瘤のところが注射時間がちょっと長くて、麻酔液が入っていっている感覚が痛気持ち悪い感じでした。。。注射は苦手です。。。

医者「一番痛いところ終わりましたよ!麻酔は手術途中でも足すので、痛かったら遠慮しないで言ってくださいね!」
うん、言う、絶対言う、すぐ言う。

医者「麻酔が効くまで3分くらい置きますね!」と言い、待ちの患者の診察に向かう医者、忙しいんだなぁ。
しかし、その診察が3分どころか10分くらいかかっており「ここで時間を置きすぎたせいで途中で麻酔が切れたらどうしようどうしよう」とプチパニックになる私。

医者、戻ってくる、いよいよ袋出し開始。
ツンツンされ「痛いですか?」と聞かれて、精神を極限まで研ぎ澄ました私は痛さにさらに敏感状態で「痛いです!痛いです!」と連呼。麻酔を2発ほど足す。

医者「うーん、下のほうが麻酔聞いているみたいだから、先に下から取っちゃいましょうか!」
OK、やっちゃって・・・

メスが入る感覚があり、袋を取り出し始める。正直、袋がどんな状態なのか、どのくらいの大きさ切ってどのくらい深くまで袋が進出しているかは不明。
かすかにだけれど、ヒリヒリした感覚がある。
私「すみません、なんかヒリヒリするんですけど・・・・」
医者「あぁ〜ヒリヒリはすると思います!
・・・ってそうなの?私、精神研ぎ澄ましすぎ?無痛で終われるかと思っていたので若干焦る、麻酔は足されず・・・

その後も若干ヒリヒリしつつ、なんだろう、皮膚内の壁に貼られたテープが剥がされているような・・・・そんな感覚が終始しました。袋が周りの肉?に癒着しているんですかね?
ペリーーーーーって結構力を入れて剥がしているような。結構長いなと感じました。

耐えること15分くらいでしょうか。
医者「袋が残っていないか確認しますね〜」と言いながら背中で何やらガサゴソした感覚があり、袋が残っていたのかまた「ペリーーーーッ」という感覚がありました。
このとき、ちょっと痛くて「痛いかも・・・」と主張してみましたが
医者「んー?奥の方だからちょっと痛いかもー?」と言って主張はスルーされました(泣)

そして、表面を縫い始める。何針か数えていたのですが14針くらい縫っていて、思いの外多いのでそんなに切ったのかい・・・と怖くなりました。
精神が研ぎ澄まされているので、針が皮膚を突き抜ける感覚とかがすごくリアルにあって痛みはないものの気持ち悪かったです。
で、最後の方ちょっと痛くなってまた主張してみましたが
医者「んー?もう、表面だからなぁ・・・・」と言って再び主張はスルーされました(泣)

縫い終わり、ただ待っているだけなのにめちゃくちゃ疲れた・・・・
医者「じゃあ、次上いきますよー」
忘れてた、まだもう一個あったのか、もう疲れた(泣)
医者「上のは小さいからすぐ終わりますよー。」
そして、またツンツンされ、痛いか確認されたので全力で「痛いです!チクチクします!」とアピールしたら「んー?麻酔ここ効きにくい??」と言いながらも3発くらい足してくれました、よかった、助かった。
そして、言っていた通り上の粉瘤取り出しはソッコー終わりました。

手術終り。
看護師が来て「本当に、取った粉瘤見なくて大丈夫?」と再確認。
「はい!見ないです!」と元気いっぱい答えました。

看護師から、今日はシャワーだけ、明日からお風呂OK、軟膏を綿棒で塗って絆創膏を上から貼るようにと指示を受けました。
抗生物質、痛み止め+胃薬、塗り薬の処方箋が出されました。

明日以降めちゃくちゃ腫れたら、病院にすぐ電話するようにと医者から言われました、特に腫れたりはしませんでした。
来週の抜糸予定を確認して終了。
治療費は7000円程度でした。他の方のレポで見たより安かったのは良かったかも。

この日、ちょっと傷跡がピリッとしたので2回鎮痛剤を飲み、その次のひも少しビリビリしたので一応飲みましたが、傷跡が痛くてつらいとかいう思いはしなかったです。抗生物質も、飲んでも体調変化特になし。経過は順調です!

かなり縫った感じがしましたが、夫曰く「めちゃくちゃ細かく縫われていて、傷自体は1〜2cmくらいに見える」そうです。


抜糸のため病院へ行く※予定(病院7回目)

袋取り出し手術から1週間後、抜糸のため再び病院を訪れました。
まず、医者が傷跡を確認「うん!大丈夫そうですね!」というコメントをいただき、5秒くらいで抜糸。ほぼ無痛、あっという間過ぎてびっくりする。

かぶれているらしかったので、保護のテープを貼ってくれました。
防水なのでこのままお風呂とかOK、自然に剥がれるまで剥がれっぱなしにして下さい、生活上の制限は特に無しです、とのこと。
やったー、これで肩までお風呂につかれる!半身浴は寒かったんだよね・・・

今回手術した箇所の粉瘤が再発したり、別の箇所に粉瘤が出たらまたここで治療してもらえるのか確認したところ「また、かかりつけの病院で一回見てもらって紹介状もらってください。」ということでした。そうなんだ、そうなんですね、わかりました。

そしてお会計時にカウンターで前回の会計に誤りがあったことが告げられ、追加で2000円ほど払いました。(電話くれていたそうだがガン無視してしまった・・・・)
というわけで、袋取り出し手術は最終的には9000円くらいかかったこととなります。

所感など

袋取り出し手術後、もう怖いものなしなのでnoteの他の方の手術レポを読んだりなどしました。
そこで知ったこと↓

・粉瘤は病気の種類的には良性腫瘍
・ストレスなどによる免疫低下で腫れがひどくなることがある
・中身がパンパンになると粉瘤の袋が破れて、老廃物の細菌が周りに影響して炎症したり、全身に周って熱が出ることがある
・炎症すると袋が周りの皮膚と癒着する
炎症すると局所麻酔が効かなくなる、その状態で袋出しをすると地獄の痛み。
しかも、縫合できないらしく穴が開きっぱなしになる。
そこに自分で薬を塗った脱脂綿を詰めたりするアフターケアをする必要がある。
・治療費は17,000円
くらいという声が多かった

これを見ると炎症する前に取ったほうがすっごい楽だってことがわかりますね。
中見出しのあと、どうして3ヶ月も開けるんだろうと疑問でしたが、こういう理由からだったのか・・・麻酔なし(麻酔効かない)状態で袋を出すとか考えただけで気絶物です。
穴に脱脂綿を詰めるとか恐怖すぎる〜死〜

粉瘤がどうしてできるのかの原因ははっきりとはわからないそうです。何となく体質でできやすいとかありそうなので、私もまたできるかも・・・・次は発見したらすぐ袋を出そうと思います!

命に別状が無いライトな病気だったとしても、今回人生初の「腫瘍摘出」したということがわかり、何とも言えない気持ちです。
とにかくあらゆる病気に言えるのは悪くなる前に行ければ治りやすいし治療も苦しさが低減されるってことなんですかね・・・

というわけで、大変に長文になってしまいましたが粉瘤手術レポを終わります。

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