結束バンド
皆さん、お元気ですか?
私は前回のnoteが過去最高に伸びて、就活に落ちて良かったと思ってます(?)
教授に甘やかされて大学にも行ってないんだから、せめて何かを成し遂げた気になれるnoteくらいはもっと書きたいと思います。
先日、僕も22歳になりました(おめでとうございます)。ハタチを超えると強がりとかではなく誕生日に対する感情が薄れる。「もう一年か」という焦りと、登録した覚えがないメルマガからの祝福。
今年で学生に終わり告げ、いよいよ明確な区切りがない社会へと踏み出さないといけないみたい。
将来は多方面に見据えないといけないみたいで、割と近くにあるのが「結婚」とかいう方角。
僕の温度感としては、「絶対したい」→「しなくても」→「したい(今ここ)」
かといって、別にぼんやりしているだけで特に何も考えていないし、僕自身がこのタスクをこなせるキャパを持ち合わせていない。
「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、
多くの友人にも彼女が居ないし、この類の話をすることはほとんどない。
けれども、彼女と続いている友人もいる。
僕が誘った夜勤バイトをしながら、ふと聞いてみた。
『20ヶ月』
想像もつかない数字を前に「1年と8ヶ月って言えや」と別にツッコむところではないが、大きな声を出して威嚇する。
同棲資金のためにお互いに月一万円ずつ貯めているらしい。扶養が外れる年になったらペースを上げるらしい。
僕の結束バンドを結ぶ手は、完全に止まっている。
気づけば、友人は遥か先の椅子を結んでいた。
俺は、中学生の時に彼女が必ず末尾に書いてた「ずっと一緒にいようね」しか知らない。
「〇〇の目に今の俺はどう映ってんの?www」
近くには誰も居ないのに、無視された。
もう一度聞いてみた。
「俺どうしたらいい?」
空気が冷たい。
まだ夜は冷える。
『………………結束バンドまだ余ってる?』
『さんきゅ』
あげすぎた。もうほとんど残っていない。
「後で返して」
祝儀代、用意しとかないとな。
おわり
最後まで読んでくれてありがとう。
いいねしてねん。
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