今年の私の野球が終わった

終映ギリギリの滑り込みで映画・東京ヤクルトスワローズ2023を観てきた。
多くを語るとネタバレになってしまうのでごくごく僅かだけ語らせてほしいのだが、個人的に外野手のシーンでは度々感情のあまり言葉を失った。

塩見が「アイル・ビー・バック」と拙いカタカナ英語を残し親指を立て溶鉱炉に沈んでいく姿は涙なしには見られなかったし、濱田が「ひよ子は東京土産ではない!」と珍しく真顔で声を荒げるシーンは胸を打たれるものがあった。

――という冗談はさておき、タイトル通り今年の私のプロ野球は昨日9月26日をもって閉幕した。
去年の今頃はポストシーズンに向けて期待を膨らませて、10月末に京セラで日本シリーズを観れたらなあ! なんて言っていたはずだが。
今年はレギュラーシーズンのみで現地観戦2勝9敗1分。なんと5月以来勝ち星から遠ざかっていた。

一応今までの数年間もゆるりと野球のことを追っていたものの、がっつり追い始めたのは去年半ばからだった。
故に、今年はたくさん試合に行こうと。
そう決意してリボンがトリコロールになったワッペンと共に迎えた2023年は散々だった。

それでもなんだかんだチケットを押さえた試合は全て行ったし、なんなら昨日の振替試合だって優勝完全消滅寸前でも買ったぐらいだ。
とどのつまり、なんだかんだスワローズのことを嫌いになれない、いいやこれからも大好きなのだろう。
3安打完封負けで冷え切った初秋のレフトスタンドで、呆然とタオルを畳みつつ今更すぎることを察していた。

来年はもっと楽しい試合がたくさん見れて、傘もいっぱい振れますように。
あと、塩見、山崎、二度と怪我をするな。君たちはやはり脅威だ。
奥川、山下、原、早く帰ってこい。先発の席はガラ空きだぞ。
願わくはヤ戦病院が金輪際建設されませんよう。

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