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vol.6 からあげをめぐる のこと その1

やっと現状の最新号の話です。

ドーナツ(甘い)の後なので、次号がしょっぱいものになるのは暗黙の了解でした。が、実はからあげにすることはドーナツ号の制作時になんとなく決まります。

「妄想ドーナツ屋さん」でお菓子担当のみゆき氏の家でドーナツの制作過程を撮影しに行った後のこと。mg.メンバーに報告LINEをしたところ、家でドーナツを揚げているところから揚げ物鍋の話へ。
すでにvol.6を読んだ方ならお分かりかと思いますが、からあげ作りにこだわりのあるヤナイ氏がおすすめ鍋の話をするなど盛り上がります。そこから「次はからあげか?!」とあっという間に飛躍しました。ドーナツ号の時は、ドーナツかクッキーかどうしようね…となかなか決まらなかったのに。まさかのからあげはもうこの時点でぼんやり仮決定したのでした。

「からあげか…」そう思いながらしばらくこれが特集として的確なのか考えました。私は出来上がったものを並べた時のことを想像するところがあって、並んでいたら果たしてそれを積極的に選ぶだろうか?と悩みます。
売りたいって欲が出ちゃってたんですよね。
それに対し、メンバーのみんなはなかなかこのテーマについて積極的でした。キャッチーさにこだわり過ぎてるのは私だけなのか、視野が狭まっていたなあと反省します。それぞれの話を聞くと、こだわりとか思い出などエピソードがモリモリ出てきたので、こりゃあmg.のテーマだわと思って決めました。

テーマについてみんなで語り合う時に、引き出しが開きやすいものが結局しっくりくるんですよねえ。これは忘れちゃいけないなって思った出来事でした。

というわけでテーマ決め経緯についてはこの辺にして、中身のお話にうつろうと思います。

今回は、ゲスト寄稿を依頼しました。初文フリで須田氏が何年振りかに再会した寺橋佳央氏です。私はその時初めましてだったのですが、帰り道モノレールの中で次はからあげなんです、という話と「もし頼んだら書いてもらえます…?」という言質を取ったのをいいことにお願いしてしまいました。

これはぜひ読んでもらいたいんですけど、からあげでエッセイ、と聞いてあんな可愛い文章が出てくるだなんて思いもよらなかったです。
原稿が届いて初めて読んだ時に衝撃を受けました。
文章が上手いというのもあるのですが、それ以上にからあげをテーマにこんな想像力が豊かな世界が広がるだなんて。
私も一緒の目線になって色々想像しながら読みました。絵本にしたいお話です。
原稿あがるのも早かった…!ありがとうございました!!


また、新しいチャレンジとして素晴らしかった企画が須田さ紀え氏の短歌。
初めての短歌がこのアウトプットとは、短歌素人の私ではありますが素晴らしいと思いました。これも裏設定があることが打ち上げの時に教えてもらったのですが、一首めの分岐点からのマルチバースとしてそれぞれのページが展開しています。
そのアイデアにも脱帽。
メンバー同士でもどの短歌が好きかで非常に盛り上がりました。
五嶋奈津美の挿絵もキュートでお気に入りです。


他の企画についてもまだ語りたいので、またの別の投稿にて。


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