武漢肺炎(COVID-19)のパンデミックに備えよ

■中国から世界へ
 武漢肺炎(COVID-19)は中国全土に拡大。だが春節の移動で、武漢肺炎(COVID-19)は世界に拡散した。韓国でも感染報告が急増し、日本でも感染報告が続いている。さらに、これまで報告が無かったエジプト・イランでも感染者が出た。知らない間に、武漢肺炎(COVID-19)は世界で感染拡大している。

■感染経路不明
 2月20日に、イランは武漢肺炎(COVID-19)の感染者と死者を報告した。それまでイランは感染報告が無く、突然の報告だった。しかも死者が出ており、イランは知らない間に国内で感染拡大していた。

 イランは、中国の一帯一路の陸路と海路が合流する国。だからイランは一帯一路の緊要地形。中国との関係が強いので、感染した中国人がイランに入国したのは間違いない。だが、 死者が出た段階で感染経路は不明。それは武漢肺炎(COVID-19)を封じ込めることが困難であり、何処を封じ込めれば良いのか判断もできない。さらに、感染者は既に隣国に移動している可能性が有るので、隣国は既に危険だと想定すべき。

 何故なら、イランは革命防衛隊を用いて反米組織を支援している。イランはイラク・シリア・イスラエルなどに革命防衛隊を派遣しているので、広範囲の国で武漢肺炎(COVID-19)が移動している可能性が有る。

 ウイルスは人間に寄生するので、人間の移動は感染拡大の原因。人間の移動を停止したいが、イラク・シリアは人間の移動は自由。反米組織を支援する人間の移動が、武漢肺炎(COVID-19)を移動させていると見るべきだ。

 悪いことに、イラク・シリアはテロ・ゲリラ活動が継続中。これでは国境など無いに等しく、防疫を行えない。ならば、武漢肺炎(COVID-19)はイランからイラク・シリアまで移動することは容易なのだ。

■ヨーロッパは安全なのか?
 ヨーロッパは過去にペストの経験が有る。だから防疫などは厳しいはずだが、今では予算の問題から緩い可能性が有る。さらに移民・難民問題が原因で、防疫が甘い可能性が有る。これはヨーロッパで感染拡大する可能性を示す。

 何故ならヨーロッパは、人道的観点から移民・難民を受け入れた。移民・難民が現地政権を受け入れたら良かったが、実際は現地政権無視が発生した。

移民の区分
受け入れ国の人間になる移民:原則的に現地政府に従う
植民地としての移民    :原則的に移民自治(現地政府・原住民無視)

 移民・難民は、ヨーロッパに移民・難民自治の地域を形成。これで現地民と対立。政治家の思惑に反し、国内に外国が出来たのだ。そうなれば、移民・難民自治の地域は、武漢肺炎(COVID-19)が感染していても政府は知ることが困難になる。

 仮に移民・難民自治の地域で武漢肺炎(COVID-19)に感染していれば、感染経路不明の感染拡大が発生。現地政府が感染を把握した段階は手遅れ。感染を恐れ、安全な場所を求めて移民・難民が移動する。そうなれば、ヨーロッパの現地政府は感染拡大を止められない。

■パンデミックになれば
 武漢肺炎(COVID-19)でパンデミックになれば、各国は鎖国を選ぶだろう。お互いに入国禁止にして人間の移動を停止する。人間の移動は武漢肺炎(COVID-19)の移動だから、人間が移動しなければ感染拡大を抑止できる。

 各国が鎖国を選べば物流の停止。これは世界経済の停止を意味するから、食糧を輸入する日本は餓死者が出る。日本の国土では、完全に土地を利用すれば1億人分の食料生産は可能らしい。だが日本の総人口は約1億2千万人だから、2千万人以上が餓死することを意味している。

 急速に食料増産は難しく、水耕栽培と養殖で増産することになるだろう。水耕栽培ならば、自動化されているので工場で野菜を生産する。これは既に実行されているから、工場で増産すれば野菜は手に入る。さらに水耕栽培工場を建設すれば、野菜の生産量は増加。魚の養殖も内陸部で行える。ならば、養殖の漁獲量も増産可能。

 問題なのは今の設備では増産に限界が有る。新たに工場建設することになるが、生産開始まで数ヶ月必要。このため、食料不足で餓死者が出ることを覚悟すべきだ。つまり、日本の総人口が1億人以下になる可能性が有る。

■命の選別
 パンデミックになれば、食料を海外輸入することは難しい。自国第一で食料を輸出する国は少ないだろう。それよりも、治安悪化で貿易が行えないことになるだろう。ならば日本国内で薬・食料は限られる。これは命の選別を求められ、子供と老人のどちらを優先するかを求められる。

 子供と老人は体力が弱い。だから栄養不足で死ぬことになるだろう。その時に限られた薬・食料を、子供に与えるか、それとも老人に与える選択を迫られる。どちらかを選べば、誰かが死ぬ。その様な過酷な環境を覚悟しなければならない。

■回避するためには
 パンデミックの回避には、今の段階で都市閉鎖が望ましい。感染者が出た都市を閉鎖。代わりに、水・食料・医薬品を都市内部に供給する。閉鎖期間は人間を都市から出さない。次に都市の外部から感染の有無を確認。そして陰性であれば、封鎖の環を段階的に小さくして行く。これで感染地区を封じ込めると同時に、感染地域を絞り込む。

 封じ込めが基本だから、都市封鎖で感染拡大を阻止するしか無いのが現実。これが武漢肺炎(COVID-19)対策だが、日本政府は今も実行しない。遅れると日本全土に感染拡大することを理解すべきなのだ。

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