最近の記事

恥をかく強さ

日常に潜む恥 「恥をかく」と聞いて、どんな場面を想像しますか? ズボンのチャックが空いていた、人前で転んだ、挨拶したが人違いだった。 日常には、ちょっとした油断で恥をかいてしまう場面が多くあります。 その大半は避けられない、制御できないものですが、一部に「理性で制御できる恥」があると考えます。 恥をかく 恥をかくというのは、自分の弱い部分(欠点・過失)を自覚し体裁悪く感じるさまを言うので、恥をかかないようにするには弱い部分を顕にしない、もしくは補う必要があります。 こ

    • 別に誰にも救われてない

      「出会ってから人生変わりました!」 「モノクロの世界に彩りが戻りました!」 「あなたなしでは生きれないです!」 そんなことない。 別にそんなこと無かったけど、 言っておけば喜ぶし、 暇つぶしが無くなることも無いなと思って。 思ってもない褒め言葉をつらつらと 指先で適当に打った褒め言葉に酷く喜んで、 酒臭い口で死を免れたと語ってた。 別にお前を救ったつもりは無いよ。 私はお前を救ってないし。 私はお前に救われてないよ。 お前の下手くそなギターと、 ブルーハーツもどきの歌

      • お前の歌詞になれなかった

        15の夏 全頭金髪の割に眉毛が黒い大学生にペペロンチーノを作っていた。 まだ世間に対する知識が薄すぎた私は、パスタを作れば彼氏が出来ると思っていた。 ほんの数時間前、彼に初夜権を握らせたことで私のプロローグが終わった。 きっと彼じゃなくてもそこから先の人生に大して差異はなかったと思う。 誰でもよかった。私を求めてくれるなら別に。 それから、複数のマッチングアプリに登録し、都内を中心に暇つぶしに性行為をしていた。 そんな女は大抵、しばらくするとそこにビジネスチャンスを見出

      恥をかく強さ