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「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか？
著：今井むつみ 出版社：日経BP304ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバー「新書大賞2024」大賞を受賞した今井むつみさんの『言語の本質』、まだまだ売れ続けていますね！今日ご紹介する新刊では、私たちが抱えるコミュニケーションの困りごとについて、認知科学と心理学の視点から、その本質と解決策について考えていきます。 「なぜ彼は何度言っても同じ間違いを繰り返すのだろう？」「なぜあの子は自身の非を認めず、その場限りの嘘でやり過ごそうとするのだろう？」まさに今日、そんな話をしていたところでした。 人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物。都合よく誤解されないためには、コミュニケーションの前提となる「当たり前」をすり合わせる必要があります。この「当たり前」の違いを超えることができない場合、「伝えたいことがうまく伝わらない」のです。 「人は、何をどう聞き逃し、都合よく解釈し、誤解し、忘れるのか」を知り、それでも伝え合えるように考える。「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、実践したい人のための１冊です。
世界の適切な保存【サイン本】
著：永井 玲衣 出版社：講談社288ページ ㎜×㎜ ソフトカバーロングセラー『水中の哲学者たち』の著者対話する哲学者・永井玲衣さんの新刊が入荷しました。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。この世界と向き合うための哲学エッセイ。 ページをめくると「よくきくって？」という文字と耳の絵と「なかいれい」というサイン。 いろいろな場で哲学対話を行っておられる著者にとって「よく聞く」は、大切なキーワード。「よくきくって？」というのは読者に向けてのメッセージだろうか？そして、本名の「永井玲(ながい・れい)」ではなく「なかいれい」と書かれているのには何か意味が？ 勝手にいろいろ妄想しながら読んでいます。どうか皆さんも、ご自身のスタイルで自由にお読みください。＊ちなみに、ほかの本にはすべて「ながいれい」とサインされていました。たまたま「゛」が抜けていたのですねw
介護現場歴20年。
著：安藤なつ 出版社：主婦と生活社144ページ 210㎜×㎜ ソフトカバーお笑い芸人として活躍する著者の安藤なつさんは、伯父の家が介護施設を運営していたことで幼少期から介護が身近にあり、なんと介護現場歴20年！（それに加えて帯の写真のインパクトの強さ！！） 介護の仕事がとても好きで、介護の「しんどそう キツそう 大変そう」というイメージを一新し、介護の世界をもっと知ってほしい！興味を持ってほしい！という気持ちから本書を書かれたとか。 それでも、やっぱり決して楽ではない介護。でも、介護福祉士や特養の施設長さん、包括支援センター管理者といった方のお話を聞くと不安しかなかった介護という現実が少し身近なものに感じられるようになりました。 それにしても、なつさんは生まれながらの介護の達人！この本のように介護の現場に「笑い」が増えるといいですね。
わおん書房ONLINE SHOP
https://waonbooks.stores.jpJR福井駅前の小さな新刊書店「わおん書房」のONLINE SHOPです。新刊書が中心ですが、古書や雑貨なども少しずつ増やしていく予定です。わおん書房HP https://waonbooks.stores.jp
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか？
著：今井むつみ 出版社：日経BP304ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバー「新書大賞2024」大賞を受賞した今井むつみさんの『言語の本質』、まだまだ売れ続けていますね！今日ご紹介する新刊では、私たちが抱えるコミュニケーションの困りごとについて、認知科学と心理学の視点から、その本質と解決策について考えていきます。 「なぜ彼は何度言っても同じ間違いを繰り返すのだろう？」「なぜあの子は自身の非を認めず、その場限りの嘘でやり過ごそうとするのだろう？」まさに今日、そんな話をしていたところでした。 人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物。都合よく誤解されないためには、コミュニケーションの前提となる「当たり前」をすり合わせる必要があります。この「当たり前」の違いを超えることができない場合、「伝えたいことがうまく伝わらない」のです。 「人は、何をどう聞き逃し、都合よく解釈し、誤解し、忘れるのか」を知り、それでも伝え合えるように考える。「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、実践したい人のための１冊です。
世界の適切な保存【サイン本】
著：永井 玲衣 出版社：講談社288ページ ㎜×㎜ ソフトカバーロングセラー『水中の哲学者たち』の著者対話する哲学者・永井玲衣さんの新刊が入荷しました。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。この世界と向き合うための哲学エッセイ。 ページをめくると「よくきくって？」という文字と耳の絵と「なかいれい」というサイン。 いろいろな場で哲学対話を行っておられる著者にとって「よく聞く」は、大切なキーワード。「よくきくって？」というのは読者に向けてのメッセージだろうか？そして、本名の「永井玲(ながい・れい)」ではなく「なかいれい」と書かれているのには何か意味が？ 勝手にいろいろ妄想しながら読んでいます。どうか皆さんも、ご自身のスタイルで自由にお読みください。＊ちなみに、ほかの本にはすべて「ながいれい」とサインされていました。たまたま「゛」が抜けていたのですねw
介護現場歴20年。
著：安藤なつ 出版社：主婦と生活社144ページ 210㎜×㎜ ソフトカバーお笑い芸人として活躍する著者の安藤なつさんは、伯父の家が介護施設を運営していたことで幼少期から介護が身近にあり、なんと介護現場歴20年！（それに加えて帯の写真のインパクトの強さ！！） 介護の仕事がとても好きで、介護の「しんどそう キツそう 大変そう」というイメージを一新し、介護の世界をもっと知ってほしい！興味を持ってほしい！という気持ちから本書を書かれたとか。 それでも、やっぱり決して楽ではない介護。でも、介護福祉士や特養の施設長さん、包括支援センター管理者といった方のお話を聞くと不安しかなかった介護という現実が少し身近なものに感じられるようになりました。 それにしても、なつさんは生まれながらの介護の達人！この本のように介護の現場に「笑い」が増えるといいですね。
詩ふたつ
長田弘/詩 グスタフ・クリムト/画 出版社：クレヨンハウス 48ページ 250㎜×198㎜ ハードカバー(凾入り)「大切な人を亡くされた方に、本を贈りたいのです。」こういうご相談を受けるときがあります。本書はそんな時におすすめしている本の中の１冊。 「花を持って、会いにゆく」「人生は森のなかの一日」長田弘のふたつの詩からなる詩集。そこに、クリムトが描いた樹木と花々が添えられています。「えっ、これがクリムト？」ちょっと意外なほどおだやかでやわらかな筆致。ページをめくるうちに、次第に心も整ってきます。 心がざわざわしてしまう日には、ゆっくりページをめくりながらぜひ声に出して読んでみてください
中学生から知りたいパレスチナのこと
著：岡真理 , 小山哲 , 藤原辰史 出版社：ミシマ社224ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバーミシマ社の最新刊、本日リアル書店先行発売です！ 「パレスチナ問題には、世界の（とりわけ近代ヨーロッパの五百年の歴史の）諸矛盾が凝縮されています」冒頭で述べられているように、パレスチナ問題は簡単にその全容を理解できるものではありません。それだけ複雑で根の深い問題です。本書はパレスチナ問題に詳しい岡氏、ポーランド、中東欧史が専門の小山氏、現代史、食と農の歴史が専門の藤原氏の対話によりパレスチナ問題をひもといた上で、私たちの歴史観そのものを問います。 そのうえで、パレスチナ問題は、中東で起きている中東の国の問題ではなく、ヨーロッパの問題である。という提起のもと、西洋中心主義的歴史に代わる現代世界を理解するための新しい「グローバルヒストリー」の形成を目指します。 ★同じくミシマ社の『中学生から知りたいウクライナのこと』とあわあせて読むことをお勧めします。
パリジェンヌはすっぴんがお好き
著：藤原 淳 出版社：ダイヤモンド社256ページ 188㎜×130㎜ ソフトカバー著者は大学時代にパリに心を奪われ渡仏。その後ルイ・ヴィトン本社に17年間勤務しPRトップをつとめた「もっともパリジェンヌな日本人」。ここでいう「パリジェンヌ」とは生き方のこと。「すっぴん=ありのままの自分」を受け入れ、さらけ出し、世間の目を気にすることなく「自分らしく生きる」こと。 もちろん、著者もすぐに「パリジェンヌ」になれたわけではありません。社内で同僚や上司との軋轢に悩み、抱えすぎた仕事で残業に疲れ。。。それでも「自分は自分でいいのだ！」と吹っ切れた瞬間、新しい人生が始まったのでした。 パリジェンヌの生き方をヒントに「人は人。自分は自分」と肩の力が抜けた時、きっとあなたは「ありのままの自分」を受け入れることができるはずです。
ときを感じる お宿図鑑
著：ときやど 吉宮 晴紀 出版社：学芸出版社192ページ 188㎜×127㎜ ソフトカバー著者は建築を学ぶ大学院生。幼少期から家族と様々な宿に宿泊してきましたが、大学生になってから文化財の旅館のおもしろさに惹かれ情報サイトを開設。「映え」が追及される風潮の中、写真にはない情報を含む表現を目指し、断面スケッチにより記録を続けています。 すべてのサービスが同じように揃ったホテルが普及する中、長い歴史を誇る宿たちは個性豊かな文化を保ち続けています。傷ひとつさえも魅力になるのです。そんな歴史ある建物が今も残っていて、そこで宿泊できるとは！本書に掲載されている東北から九州・沖縄まで選りすぐりの35事例。その見所を、宿の紹介サイト「ときやど」の詳細情報でも確認できます(頁のQRコードからアクセス可)。 本書を参考に、レトロ建築の旅をご堪能ください！
空旅ごよみ365日 航空写真家の旅の愉しみ方
著：ルーク・オザワ 出版社：誠文堂新光社)384ページ 187㎜×128㎜ ソフトカバー著者は中学生の時に初めて乗った旅客機で窓から見えた下北半島、初の海外旅行で機窓から見えた夜明けの景色に感動し、その後、旅客機を専門とする航空写真家に。本書では、多い年には270回を超える搭乗で撮影した機窓からの空や地上の景色を1年365日にまとめました（閏年の2月29日も記載されています）。 上空から見た四季折々の富士の姿。さまざまな色の空と雲。地上に映る機影。きらびやかな夜景。。。どれもため息の出るような景色です。こんな景色に出会いたくて、きっとまた飛行機に乗りたくなってしまう一冊です。
Casa BRUTUS 2024年 8月号 建築を巡る夏の旅。
出版社：マガジンハウス)174ページ 284㎜×230㎜建築という科学技術を自然で包むことで、建築と自然を融合させたい。それを実現するのが建築家 藤森照信。表紙を飾る最新建築〈小泊Fuji〉は八ヶ岳や富士山が望める田園の小さな高台に建ち、周囲の自然と大きなスケールで調和する1日1組限定の小さな宿。 内藤廣 、伊東豊雄 、坂 茂 といった他の建築家たちの新作も、自然をダイナミックに引き込んだ力作揃い！どれも緑が美しいなぁ。人気建築家が手掛ける宿の情報も充実。迷っちゃうなぁ。。 「思う存分、建築を味わい尽くしたい。」「この宿に泊まるために旅したい！」この夏、そんな建築を訪ねる旅はいかがでしょう？この１冊が、そんな旅のお役に立つこと間違いなしです！
哲学史入門Ⅰ．古代ギリシアからルネサンスまで
斎藤 哲也 編 出版社：NHK出版248ページ 171㎜×111㎜ ソフトカバー第一人者への「聞き書き」形式による西洋哲学史の入門書。全3巻で西洋哲学の歩みをたどります。シリーズ最大の特徴は登場する指南役の豪華な顔ぶれ！ Ⅰ．古代ギリシアからルネサンスまで巻頭をかざる序章は、千葉雅也さんへのインタビュー。 納富 信留さん, 山内 志朗さん, 伊藤 博明さんを指南役に、古代ギリシア哲学、中世哲学、ルネサンス思想を学びます。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと順に読まず、興味のあるトピックから読んでも大丈夫！聞き書きならではの臨場感あふれる研究者の語り口や息づかいもお楽しみください。＊この本は日本郵便のスマートレターでのお届けとなります。手紙や葉書と同じ取り扱いとなり土・日・休日の配達がありません。そのため、お届けにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。
哲学史入門Ⅱ．デカルトからカント、ヘーゲルまで
斎藤 哲也 編 出版社：NHK出288ページ 172㎜×112㎜ ソフトカバー第一人者への「聞き書き」形式による西洋哲学史の入門書。全3巻で西洋哲学の歩みをたどります。シリーズ最大の特徴は登場する指南役の豪華な顔ぶれ！Ⅱ．デカルトからカント、ヘーゲルまで上野 修さん, 戸田 剛文さん, 御子柴 善之さん, 大河内 泰樹さんが、17世紀の哲学、イギリス経験論、カント哲学、ドイツ観念論について語ります。巻末には 山本 貴光 さん, 吉川 浩満さんの哲学史トークを収載。 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと順に読まず、興味のあるトピックから読んでも大丈夫！聞き書きならではの臨場感あふれる研究者の語り口や息づかいもお楽しみください。＊この本は日本郵便のスマートレターでのお届けとなります。手紙や葉書と同じ取り扱いとなり土・日・休日の配達がありません。そのため、お届けにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。
哲学史入門Ⅲ.現象学・分析哲学から現代思想まで
斎藤 哲也 編 出版社：NHK出版288ページ 171㎜×110㎜ ソフトカバー第一人者への「聞き書き」形式による西洋哲学史の入門書。全3巻で西洋哲学の歩みをたどります。シリーズ最大の特徴は登場する指南役の豪華な顔ぶれ！Ⅲ.現象学・分析哲学から現代思想まで入門シリーズの完結編。谷 徹さん,飯田 隆さん, 清家 竜介さん,宮﨑 裕助さんに、現象学、分析哲学、フランクフルト学派を中心とした社会哲学、フランス現代思想についてインタビュー。巻末では國分功一郎さんが「哲学を学ぶ意義」について語ります。 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと順に読まず、興味のあるトピックから読んでも大丈夫！聞き書きならではの臨場感あふれる研究者の語り口や息づかいもお楽しみください。＊この本は日本郵便のスマートレターでのお届けとなります。手紙や葉書と同じ取り扱いとなり土・日・休日の配達がありません。そのため、お届けにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。
NHKにっぽん百低山 吉田類の愛する低山30
著：吉田類 出版社：NHK出版160ページ 211㎜×150㎜ ソフトカバー酒場詩人・吉田類さん出演のNHKの人気番組「にっぽん百低山」。「山高きが故に貴からず」高く険しいだけが山じゃない！低いながらも人々に愛され、物語を秘めた全国の低山を類さんがたずね、その魅力を堪能します。 私も実は番組のファン。紹介される全国各地の低山は知らないものばかりですが、どれも地域の人に愛される魅力的な山ばかり。下山後のお楽しみ(地元の料理とお酒)と、類さんのつくる俳句も見逃せません。本書では類さん自らが「ぜひ登ってほしい」30座をセレクト。読みながらにして登山を楽しむことができます。
シン・ファイヤー
著：垣えみ子, 大原扁理 出版社：百万年書房352ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバーFIRE(ファイヤー)とは、「Financial Independence, Retire Early」を略した造語で、経済的に自立して早期に仕事をリタイアするライフスタイル。 でも、ここで提唱されるFIREは、「投資」による安定収入を確保するこれまでの方法とは一線を画す「シン・ファイヤー」。お金の心配なく生きる方法を提示するという点は同じですが、やり方はまったくちがう新しい、真のFIRE。 『家事か地獄か』（稲垣えみ子）×『年収90万円で東京ハッピーライフ』（大原扁理）の最強タッグに学ぶ「シン・ファイヤー」は、自分も周りの人も幸せになる方法。お金から自由になって、稲垣えみ子さんのように「みんなもっとボーボーと命を燃やして生きようじゃないの！」そんなふうに生きていきましょう！！
英国の本屋さんの間取り
著：清水 玲奈 出版社：エクスナレッジ)160ページ 210㎜×148㎜ ソフトカバー本屋存続の危機が叫ばれる日本をよそに、英国では20年ほど続いた書店の減少に歯止めがかかり、2023年には51件の独立系書店が創業したのだとか。書店が街になくてはならない場所として認識され、第二の家のような場所として愛される店には、どんな秘密が隠されているのでしょう？ ロンドンが誇る世界で最も美しい本屋さん運河に浮かぶ船の本屋世界遺産の植物園にある書店お風呂もある本の殿堂 聞くだけでも期待でワクワクしますが、本屋の写真のどれも魅力的なこと！街にこんな店があふれていたらどれだけ楽しいだろう？ページをめくるごとに心は英国へ！すべての本屋を旅したくなる一冊です。
誕生日のアップルパイ
著：庄野千寿子 出版社：夏葉社221ページ 190㎜×153㎜ ソフトカバー夏葉社から新刊が届きました。今回は、同じく夏葉社『山の上の家』の庄野潤三の奥様 千寿子さんの書簡集。やわらかいスモーキーピンクのカバーの装画は小沼丹。カバーを外すと出てくるユーモラスな絵もご愛敬♡ 作家夫婦は子どもたちに「うれしいことがあったら…よろこびが減らぬうちにお礼の手紙を書きなさい」と教えました。千寿子さんもまた、うれしいことがあったら、その日のうちに娘に向けて手紙を書きました。本書は、千寿子さんから長女の夏子さんに送られた842通の手紙から選ばれた130通を編集しています。 うれしいことがあるごとに細やかに書かれる手紙を読んでいると、あたたかな庄野一家の日常を垣間見ることができます。すてきだなぁ。 『山の上の家』には庄野潤三家の写真が多数収録されています。あわせて読んでいただくことをお勧めします。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著：三宅 香帆 出版社：集英社288ページ 173㎜×106㎜ ソフトカバー就職してから大好きな本が読めなくなった著者はショックを受けます。本をじっくり読みたすぎるあまり、とうとう会社をやめることに。そして、こう思うです。 「本も読めない働きかたが普通とされている社会って、おかしくない！？」 「本も読めない社会」。それは例えば「家族とゆっくり過ごす時間のない社会」であり、「好きなバンドの新曲を追いかける気力もない社会」「学生時代から続けていた趣味を諦めざるをえない社会」。つまり労働と文化が両立できない社会です。 本書では、「なぜ現代はこんなに労働と読書が両立しづらくなっているのか？」を問い、「どうすれば労働と読書を両立する社会をつくることができるのか」という難題に挑みます。 キーワードは「全身全霊」から「半身社会」へ。あなたはどう考えますか？＊この本は日本郵便のスマートレターでのお届けとなります。手紙や葉書と同じ取り扱いとなり土・日・休日の配達がありません。そのため、お届けにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。
中学生からの絵本のトリセツ
著：川口かおる 出版社：岩波書店128ページ 182㎜×128㎜ ソフトカバー中学生が自分の可能性を広げていくためのシリーズ「ジュニスタ」。今回は、絵本の仕事に携わる著者が、絵本の楽しみ方や味わい方を伝えます。 わおん書房でも常日頃お伝えしているように、絵本を含む児童書は、決して「子どもの読み物」ではありません。子どもでもわかるように表現が工夫されていますが、内容は普遍的で、大人になっても読み返すたびに新たな気づきを得ることができます。 著者は更に、絵本を飾ってアートしてみたり、沼ってみたり、栄養補助食品として使ってみたり。。。自由に絵本を楽しみます。そして、こう結びます。「…何より、人生を楽しもうとする気持ちを、しあわせになることを、諦めないでいてほしいなぁと思います。」 絵本は、しあわせ探しの地図。皆さんも地図を片手にしあわせ探しの旅に出かけましょう！
新版 武井武雄の本 幻想世界のマルチアーティスト
イルフ童画館 監 出版社：平凡社168ページ 290㎜×220㎜ ソフトカバー大正から昭和にかけて絵雑誌『コドモノクニ』等を舞台に活躍した、《童画の父》武井武雄の生誕130年記念出版。 「こどもの目に触れる絵もまた、本物の芸術であらねばならない」という意思を持って「童画」というジャンルを提唱した武井武雄。その絵は美しいだけでなく、子どもも夢中になる幻想とユーモアにあふれた小宇宙！ そして、武井がライフワークとして取り組んだ「刊本作品」。それは素材と技法を追求した最高の造本芸術。ひとつとして同じものがなく、本の宝石とも称される私家本は、本好きの垂涎の的！こちらもたっぷり紹介されています。
あたしって、しあわせ！
ローセ・ラーゲルクランツ 作 , エヴァ・エリクソン 絵, 菱木晃子 訳出版社：岩波書店 136ページ 215㎜×153㎜ ハードカバー雨が続く季節にじめじめを吹きとばしてくれるような表紙のこちらの本に手が伸びました。スウェーデンの名コンビによる絵物語。眠れないドゥンネが羊のかわりに数えるのは「あたしって、しあわせ！」という思い出。 学校でフリーダと友だちになったこと。いっしょにブランコに乗り、絵をかいたこと。けんかをして、なかなおりしたこ。フリーダが引っ越してはなればなれになったけれど、手紙がとどいたこと。そして。。。 「あたしって、しあわせ！」これって、幸運を連れてきてくれる魔法のことばかもしれません。あなたも、そっとつぶやいてみませんか？
フリーランス大全
著：井戸美枝 出版社：エクスナレッジ248ページ 210㎜×148㎜ ソフトカバーフリーランスの始め方から働き方、稼ぎ方、老後の備えまで。フリーランスに必須のノウハウがギュギュっと詰まった一冊。 人生100年時代。最後まで生き生きと楽しく過ごすためにフリーランスという働き方が注目されています。著者によればフリーランスとして大切なことは３つ ・なんでもじぶんでやること、やれるようになること・自分のやろうとしていることや仕事が好きなこと・お金の専門家になること ちょっとハードルが高く感じる方もいるかもしれませんね。でも、まずは本書を手に取ってパラパラめくってみてください。見開き2ページごとにトピックがまとめられているので、気になったところから読み進めれば大丈夫！ 既にフリーランスの方も、ご自身の人生設計の見直しのため、一読されることをお勧めします！
あきらめない政治 ジャーナリズムからの政治入門
著：鮫島浩 出版社：那須里山舎186ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバー治は、自分たちから縁遠い、雲の上の人々がやっていることではない。「みんな」の力で「みんな」の苦しみや悩みを解決する、知恵になるはず。という信念のもと始まった「みんなで変えよう政治」シリーズ第１作。 今、多くの庶民は、毎日ためいきをつきながらようやく生きていて、暮らし、人生への不満をパンパンにためこんでいる。でも、誰も政治がその不満を解消してくれるとは思っていない。みんなあきらめている。 それでも「どんなに政治家をあきらめても、政治はあきらめない」と政治ジャーナリストで、サメジマタイムズ主宰の鮫島浩さん。政治家に愛想を尽かし、政治家へのあきらめがあっても、政治をあきらめない。なぜなら私たちの力で政治は動くから。政治家をよく知り、彼らを動かせばよいのだ。と。 さて、あなたならどうしますか？
ことりっぷ 海外版 パリ
出版社：昭文社144ページ 180㎜×148㎜ ソフトカバーことりっぷParis の最新版が出ました！ 「がんばる自分にごほうび旅 パリへようこそ。」扉のページを開くとこんな文字が。でも、がんばってるけど旅に行けない人だっているんですよね。旅に行きたくても行けない人だっているんですよね。 そんな私は最近もっぱら妄想旅のお供に『ことりっぷ』を利用しています。■パリでしかできないとっておきの体験を→オーダーメイドの帽子、1日で作れるんだ！いいかも。■私だけのお気に入りを探しにおでかけ→ペン先とインクのセットが欲しいな～■定番をもっと楽しむパリさんぽ→ムーラン・ルージュでフレンチ・カンカンのショーを観たいな♪ 自宅にいながら大好きなパリの街を散策気分。でも、いつかはまた行ってみたいな～とやっぱり最後は思うのでした。
色の物語 青
著：ヘイリー・エドワーズ＝デュジャルダン 出版社：翔泳社108ページ 240㎜×170㎜ ハードカバー北斎や広重が愛したベロ藍。ゴッホが神の色とあがめたコバルトブルー。ピカソによる美しく陰鬱な青。モネの青い睡蓮。私たちは、どうしてこんなにも「青」に惹かれるのでしょう？ 本書では青を用いた美術作品を多数掲載、青と美術作品の関係を、気鋭のフランス人美術史研究家が解説します。古今東西文明のなかで、さまざまな意図で使われてきた「色」の歴史とストーリーを、アート作品の美しいビジュアルでたどる「色の物語」シリーズ。北斎や広重が愛したベロ藍。ゴッホが神の色とあがめたコバルトブルー。ピカソによる美しく陰鬱な青。モネの青い睡蓮。私たちは、どうしてこんなにも「青」に惹かれるのでしょう？ 本書では青を用いた美術作品を多数掲載、青と美術作品の関係を、気鋭のフランス人美術史研究家が解説します。古今東西文明のなかで、さまざまな意図で使われてきた「色」の歴史とストーリーを、アート作品の美しいビジュアルでたどる「色の物語」シリーズ。北斎や広重が愛したベロ藍。ゴッホが神の色とあがめたコバルトブルー。ピカソによる美しく陰鬱な青。モネの青い睡蓮。私たちは、どうしてこんなにも「青」に惹かれるのでしょう？ 本書では青を用いた美術作品を多数掲載、青と美術作品の関係を、気鋭のフランス人美術史研究家が解説します。古今東西文明のなかで、さまざまな意図で使われてきた「色」の歴史とストーリーを、アート作品の美しいビジュアルでたどる「色の物語」シリーズ。続編として「ピンク」「黒」が刊行されています。（「赤」「ゴールド」も刊行予定） 青以外の色の物語もとても気になります。
ハーブレッスンブック
著：石丸沙織・長田佳子 出版社：アノニマ・スタジオ144ページ 210㎜×148㎜ ソフトカバー本書は単なるハーブの教科書ではありません。メディカルハーバリストの石丸沙織さんは、ハーブのテイスティングとそのシェアリングに時間をかけ、ハーブが使う人の心身にどのように響くかを大切にしています。それは、ハーブを通してからだや頭、こころが感じる自分自身に向き合う時間。こころとからだが安心するようなお菓子を作りたいと植物の力でお菓子をつくっている菓子研究家・長田佳子さん。山梨に移住し、借りた畑で育てたハーブで作られるお菓子はなんと滋味深くやさしさに溢れていることでしょう！五感を研ぎ澄ましながらハーブを感じ、知らなかった自分に出会う。そんな経験をためしてみませんか？
夢みる石 石と人のふしぎな物語
著：徳井いつこ 出版社：創元社208ページ 188㎜×128㎜ ソフトカバー石から生まれ、石に魅入られ、石に耽溺する人々の逸話を集めたエッセイの名著『ミステリーストーン』(筑摩書房)1997年が新装復刊です。 「石っこ賢さん」とあだ名がつくほどの石ぐるいだった宮沢賢治。滑らかな感触の石をひたすら探し求めたオキーフ。石を通じて、自身のまっ暗な内面を旅したユング。何が彼らを夢中にさせたのか？ 「おそらく子どもの私は石を触りながら、 世界の手触りを確かめていたのだ。 その重さ、冷たさ、なめらかさ、愛らしさ。」と著者。 本書を読むうちに、あなたも石に魅入られ、その世界に取り込まれてしまうかも…そんな魔力を感じる一冊です。