【23-24 第3節 Game2】川崎ブレイブサンダースvs富山グラウジーズ
何かが致命的に悪いというわけではないのに、リングに嫌われてショットが入らない川崎。
後半からは少しペースを取り戻して72点と「まあロースコアゲームか」と言えるところまではいけた感じです。
逆に今日の試合のような不調さでも、白星を取りこぼさずに「勝ったけどこのままじゃあかんな」と感じられる試合が出来たことは好材料かも。
中地区の不気味さを考えるとシーズン終盤に1勝が明暗を分ける可能性もあるので、成長ポイントを見つけながら勝率は維持できるのは大きいです。
終始チーム雰囲気が安定
開幕から感じてましたが、やはり今季の川崎は「チームの雰囲気が良い」です。
ニックのラストイヤーというのもあると思いますが、コート内外でとにかく選手同士がコミュニケーションをこまめにとって「あれは良かった」「こここうしてほしかった」と話せている。
なので、今日みたいに全体のタッチが悪い日でも瓦解せずに我慢が出来ている。
ディフェンスは強度高く当たれてるし、オフェンスも誰かにボールが孤立することなく回ってるがいかんせん入らない。笛も思ったようにならない。というときに昨季はフラストレーション溜めて自滅パターンが多かったんですが、そうならないのが今季の川崎。
まだまだ課題はあるものの「コミュニケーションをちゃんと取って我慢できれば、勝ちに繋がる」という成功体験を持てるのはCSなどを見越したときに、タフなゲームで勝ちきれる強さに繋がると思います。
今季の補強バチ当たりでは?
トーマス先生は相変わらず身体能力おばけでチームコミュニケーションの中心にいるし、ロスコはシステムにはまだ適応しきれていないもののオフェンスリバウンドやディフェンスちゃんとやる。
野﨑くんはもはや川崎のディフェンスの強度をリードしてくれてるし、飯田くんも「打つ」という自分の役割をちゃんと理解してて今日みたいに得点が停滞してる中でもゴールを向いてくれる。すぐ祐眞やニックを探すってならない。
彼らのお陰で、ローテーションがとにかく回しやすい。
ここに納見くんとかまちゃんも戻ってきたらいよいよ本当に12人全員で回すというのができるかもしれない。
安定感を出したいときはニック・ジェイ・はせ・竜青さん・祐眞など経験値豊富なラインナップにできるし、テンポを上げたいときはトーマス先生とロスコに祐眞や野﨑くん入れられる。
高さで攻めたいときはニック・ジェイ・ロスコのラインナップもある。
ディフェンス強度を上げたいときは野﨑くん・飯田くん・まっすーもいける。
そしてローテーションに合わせてゲームコントロールができる竜青さんが全部にハマる。
爆発力がほしいときは竜青さんにコントロールしてもらいながら祐眞をフリーにさせられる。
CSに出る見込みの高いチーム相手にどこまで通用するのかは未知数ですが、強くしていく方向性と可能性がこんな序盤で見えているのは嬉しい。
大塚にいやんやくまが川崎に移籍してきた初年度のような期待感を感じます。
水曜の琉球戦が一つの試金石
次は今季初の水曜ゲームで、琉球ゴールデンキングスのホーム開幕戦です。
昨季王者の本拠地開幕戦。
ここでのパフォーマンスは一つ現在地を知るために大事だと思います。
琉球はEASLもありさすがに気の毒になるレベルのデスマーチですが、それを言い訳にするようなチームじゃないし実際にパフォーマンスも高めてくるに違いないです。
ローが加入してカークもハマって、「最強やん」って思ってた昨季よりもパワーアップしてそうな琉球は開幕から強さを見せつけるように連勝(書いてる時点で横浜に敗けて連勝は途絶えちゃいましたが…)もしており確実に強いのが分かっています。
勝って連勝をもちろん伸ばしたいし、この琉球と戦えるという手応えが得られれば1勝以上の価値があると思ってるので大事な一戦です。
あわよくば納見くんもかまちゃんもコンディション整って12人全員のフルローテーションで戦いたい。
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