【22-23 第21節 GAME1】vs信州ブレイブウォリアーズ
勝てたことは良いことではあるものの、内容としては課題が浮き彫りになった試合だったかと思います。
前半はターンオーバーが3本と少なく、パスもよく回りシュート選択も確率も良かったです。
普段得点が偏るニックやマット先生、マイヤンに限らずハセやサトルにもヒットが出ましたし祐眞も調子を取り戻しつつありました。
またかまちゃんのプレータイムも13分と伸びて、守備面での安定感が出てきたのも好材料でした。
が、19点のリードを作りながら後半でそれを溶かして最後はどっちに転ぶか分からないシーソーゲームとなったのはいただけないと思います。
ハンドラーとしてのマット先生の安心感
直近の試合でターンオーバーが目立たくなった大きな要因の一つにマット先生がハンドラーの場面が増えたことが効いていると思います。
3Pシュートの破壊力が目立つマット先生ですが、それ以上にハンドラーとしてのドリブルやパスの選択と正確性があることが非常に助かっています。
シンプルに上手いというのもあると思いますが、他の川崎のハンドラーと比べて違いがあるかもと思うのが常に最初のオプションは自分のショットという姿勢なのではないでしょうか。
ここの違いであれば他の日本人アウトサイドの選手もやれるはずなので、どうか得点が停滞する時間こそコート上の5人全員がボール持ったらまずは自分のシュートというのを継続してほしいと思います。
ジェイの疲労がピークっぽい
リーグトップのリムプロテクターとしていつも献身的に川崎のゴール下を守り、トランジションでは先頭を走ってきたジェイもいよいよ疲労が限界な気がしました。
疲労だけじゃなく右手の指の怪我も万全じゃなさそうな中で、ずっと懸命にプレーしてくれているのは涙モノです。
が、琉球戦のGAME1の4Q最後の岸本選手に決められた3Pと今日の試合終盤で3Pさえ抑えれば勝てた場面での熊谷選手に決められた3Pはどちらもジェイのカバーリングのところだったと見ています。
ゲーム全体で言えば当然プラスの働きなのでいてもらわないと困るんですが、ここぞの一本のときの不安定さが直近気になります。
一つ一つ修整するポイントと言ってしまえばそれまでですが、その修整をするためにまずは疲労回復に努めて万全のジェイを見たいものです。
おそらく来週の滋賀戦後のバイウィークまでは走るつもりだと思うのでそれまで大きな怪我なく駆け抜けられることを祈ります。
ディフェンスの引き出しが少ない?
シーズン序盤から攻守ともに変革をすると宣言している川崎です。
昨シーズンとの大きな違いにディフェンスの主軸にゾーンディフェンスを持ってきていることは万人の目から見て明らかです。
シーズン序盤こそは、攻略されても仕上げることが大事と感じていましたが、ここ最近になってゾーンが攻略された後の引き出しにいよいよ焦燥感を感じています。
試合の後半に追い上げられる展開になることが多い今シーズンですが、印象としては後半に「ディフェンス頑張っちゃいるけど止められない…」となることが多いように思います。
これが相手がハーフタイムで修整してきたことへの対応が出来ていないのだとすると、1試合の勝ち負け云々よりCSに向けて大きな戦術ピースが欠けているのかもしれないと思ってしまいます。
素人が見てここまで感じるということはチームは当然理解はしていて手を打とうとしているのだと信じています。
どうかディフェンスで試合を支配できる力をリーグ後半戦は見せてください!
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