Rhマイナス型の妊娠について 実録

Rhマイナス型とは

皆さんは自分の血液型が何型か知っていますか?

知っている人は多いはず。では、プラスかマイナスか知っていますか?

これは調べる機械がないとなかなかわからないはずです。私も妊娠して、検査してはじめて知りました。

私はO型のマイナスなんです。

日本人のRhマイナス型は0.5%と欧米の15%と比較するとかなり低い割合になっています。0.5%のうちさらに各血液に分かれるのだからその割合といったらとても低いです。

では、なぜ妊娠すると問題になるのか。

Rhマイナス型の妊娠の問題点 

それは、日本人のRhマイナス型のパーセンテージが少ないことに関係しています。妻がマイナスで、夫もマイナスであれば生まれてくる赤ちゃんもマイナスなので何も問題はありません。しかし、妻がマイナスで夫がプラスの場合、生まれてくる赤ちゃんはプラスの可能性が高いのです。

すると、何が起こるかというと、赤ちゃんの血がお母さんの体内に混ざったときに、お母さんの体内でプラスを攻撃する抗体が作られてしまいます。プラスを攻撃する抗体を持っていると、赤ちゃんを攻撃してしまう可能性があるのです。その結果、赤ちゃんが重度の貧血になってしまうことがあります。

ですから、妊婦さんはグロブリン注射というものを打って抗体を作ることを防ぎます。通常赤ちゃんの血が混ざるのは、出産時とされています。そのため多くは第二子を生むときに問題があるとされています。

実際に私が経験したRhマイナス型の妊娠

1.病院選びについて

まず病院がRhマイナス型妊婦を対応しているかどうかを調べなければいけません。どこでも対応しているわけではないです。また、対応しているといっていても病院の中で一年で2.3人しかRhマイナス型の妊婦さんはいないとのことですから(私の病院はそうでした)、今回の私の経験上安心はあまりできません。

2.国によっての判断の差異

私は妊娠初期はオーストラリアにいました。オーストラリアと日本では違うんです。処置の仕方が。

日本の先生いわく日本は数年前まで、出産前のグロブリン注射はしてなかったとのことです。
先生ははじめ打たなくていいといっていました。日本は出産後だけですと。
逆になんで打つ必要あるのって聞かれました。

でも!オーストラリアでは28週と32週と出産後に打つと言われていたのでもう一度先生に確認。すると、翌週ちゃんと説明しますねといってくれ、説明をもう一度受けました。
結果今度は28週ごろに一回と出産後打ちますということで、なぜか意見変わります。先生もあまり対応したことがないので、確認をとらないとわからないようでした。ちゃんと確認して本当によかったなと思います。

28週ごろとのことだったんですが、29週に打ちました。
私はそんなもんかくらいにしか受け止めなかったんですが、ほんとはそこもしっかり聞いとけばよかった。

なんで、二回でなく一回かってことも不安で聞いたら、量もオーストラリアとでは違うとの説明。もう信じるしかない。
先生曰く、日本産婦人科学会が出してる決め事に沿ってやってるから大丈夫だよとのことです。
ほんとかいと心の中では思ってしまうのも仕方ないのですが、グロブリン注射を、29週にうったので安心していました。

3.グロブリン注射を打ってその後

ところが、その後の抗体価検査で、陽性という結果。(抗体ができてしまったということ)

まじか!

の一言です。

なんで?って、ほんとに。なんでなったのか?赤ちゃんにどんな影響あるのか?

医師はなぜ、陽性になったかはわからないとの答えでした。
29週だったのが問題ですか?って聞いたら関係ないと思うよって。
思うよって!
赤ちゃんは黄疸ができますとだけはじめは言われました。
検査を続けて適切な処置を行いますってだけの説明。
最悪産まれたあと、輸血かなってだけの説明。
到底納得できません。

先生には自分でできけるだけ聞いたんですが、もやもやがはれず。看護師さんに相談してたら、その日の午後に先生が説明しにきてくれて、そのときはじめて納得できるくらい話が聞けました。

やはり陽性になった理由はわからないと。でも、そうなることもあるようで、先生に経験はないみたいでしたが。

以後二週ごとに抗体価を検査して、その数値が32倍になったら精密検査及び大学病院に移動とのことでした。
そういう詳しい話なんで、私が聞いたときには、してくれなかったんだろ?
はじめの説明足りないと思いました。

結果は、はじめ八倍で、要観察でした。
他の先生に聞いたら16倍になったら転院といってる人もいて、その辺も先生によって違いました。

二週間ごとに抗体価をみていくことになり、推移は八倍、二倍、一倍まで下がりました。
一倍より低いと陰性と判断されるようです。

出産前には一倍まで下がっていたので、少し安心しましたが、抗体価では判断できないという意見のサイトもあったので、完全に安心とはいきませんでした。

生まれてみると、特に問題はありませんでした。
やっぱり息子はRhプラスだったので、私は産後何時間かたった後私はグロブリン注射を打ちました。

入院中の検査では黄疸がでたものの、よくある範囲とのこと、経過観察です。

退院後翌日黄疸の検査に来なければならず、つぎは二週間後、その次は一週間後と経過観察が続きました。
結局1ヶ月検診まで、調べていましたが異常はありませんでした。

総括

Rhマイナス型は日本人にはとても少なく医師も情報が曖昧なんです。
グロブリン注射の後陽性になると、もし医師が一言いってくれれば安心できたのに。(結局私の場合はその可能性が高いということです)
でも、それが異例のことなのか、ただ医師が知らなかったのかが今でもわかりません。
医師もすべてを知ってるわけでなく、その都度疑問を持つものは産婦人科学会?が出すマニュアル的なものを調べて従うとのことでしたが、例があまりないというのは怖いことだなと思います。
もともとは注射を打たなくてもよいと言ったりしていたし。
その点では、オーストラリアにいたほうがよかったのではと今も思います。

Rhマイナス型は日本人には少ないものの、大きな病気ではないし、めずらしすぎることはないと、高を括っていました。
しかし、オーストラリアと日本の違い(注射回数)や途中の検査結果の異常等(陽性)妊娠生活にさらにストレスを与える事項となりました!

大きい病院ならそういうこともなかったのかな?

日本にいてもこんなに不安になるものなんだなと驚きでした。

例が少ないからこそいろいろな情報が欲しいと感じたので、今回はnoteで皆さんにお伝えできれば誰かのためになるとまとめてみました。


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