【香港のつぶやき】「投票に行かなきゃ」
香港のある文化キュレーターの友人が6月12日のデモの後、フェイスブックに残したポスト。本人の同意を得て、翻訳します。
隣に住む、19歳の男の子がわたしに「今日の政府ビル前のデモに行く?」と尋ねてこなければ、わたしは現場ではなく自宅でハンガーストライキという形でデモに参加するつもりでいた。彼は「新移民」である。13歳のときに中国からここにやってきた。彼はつい先日、大学進学のための統一試験に参加したばかり。わたしについて英語を学んでいたけれど、特に香港の社会や政治問題に関心をみせたことはなかった。ただ、彼はわたしの政治的立場を知っていた。その彼に政府ビルに行かないのかと尋ねられ、当然この機会に彼を連れていかなければと思った
現場につくと、わたしと彼は分かれて別々に歩き出した。夕刻になって彼がSNSで動画を1本送ってきた。彼は7時頃、政府ビルを離れた。
詳細は尋ねず、彼に「何を感じた?」とだけ訊いた。すると彼は答えた、「投票に行かなきゃね」。来年は選挙の年だ。彼がふさわしい議員を選んでくれるよう祈っている。
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