香港事情寄稿:「雨傘運動」のXデーに近づいた香港デモ、市民の支援広がる現地のムード(BLOGOS)

空港の離発着キャンセルで再び(三度?)、日本のマスメディアの注目を浴びた香港デモ。でも、ほとんどのメディアがなぜデモ隊がそこに集まったのか、彼らは何を求めていたのか、実際に何をしたのか…についてはほとんど触れていません。

記事には書きませんでしたが、友人の中にこの離発着キャンセルの影響を受けた人が二人います。

一人は2日目の夜に孫に会いにバンクーバーに行く予定だった友人夫婦。年がら年中飛行機で世界を飛び回っている人なので、空港での手続きは慣れている彼らは、今回はやめに空港に着いたにもかかわらず、カウンターは閉じており、事態の説明にあたる航空会社の職員の姿もなかったとのこと。家に帰ってから初めて、乗る予定だった飛行機が飛んだことを知ったそうです。

ご主人は「デモ隊が悪いんじゃない。きちんとした交通整理をしなかった空港当局、そして航空会社のサボタージュ」と言っています。そして、翌15日の同じ便でカナダに向かいました。

もう一人はやはり2日目の14日に、香港経由で台湾に戻る予定だった上海在住の台湾人。「たった2時間のトランスファーの予定だったのが、翌日になってしまった」と。でも、「恨み言は言わない。心からの祝福を送りたい」と書いていました。


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