220204 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:「家族がほしい」と願った中国の少年が、ネット世論に殺されたわけ

「ダイヤモンド・オンライン」連載の新記事です。

今年1月は、「ぶんぶくちゃいなノオト」でもご紹介したように、「家族」にまつわるさまざまなニュースが駆け巡りました。前掲記事のあとにもまたまたざらざらと流れてきて、その一方で政府は「オリンピック」ばかりを見ている。なんともやりきれない気分です。

春節前に多くの中産階級に衝撃を与えたこの事件、自殺したこの少年が「ネット世論」だけに「殺された」だけではない現実がこの中国にあることに、人びとが打ちのめされました。人間が生きる価値、そして生き続けるための資本、さらには未来への投資…という意味における「価値観」において、まだティーンだった彼は犠牲になったと言えるでしょう。

残酷な現実はまだまだ中国のあちこちに転がっている。彼の長い長い遺書を読んでいると、なんども涙がこぼれました。今は彼が、幼い時に別れた養父母と幸せに過ごせていますように祈らずにいられません。

このアカウントは、完全フリーランスのライターが運営しています。もし記事が少しでも参考になった、あるいは気に入っていただけたら、下の「サポートをする」から少しだけでもサポートをいただけますと励みになります。サポートはできなくてもSNSでシェアしていただけると嬉しいです。