好きだから続ける
ある日のこと。
朝から怒涛の一日だった。
イレギュラーで朝一からの支援が二件入り、児発管たちが即座に対応。
送迎の車出しも増える。朝昼夕と3回往復。
休憩時間で気が休まることはあまりない。
毎日子どもの命を預かり、全力でぶつかってくる子どもたちの相手。
運転もして、未就園児から高学年の小学生まで、特性の強い子どもたちの相手を朝から晩まで。
一人一人対応も違う。
都度都度問題も変わるし、一筋縄ではいかない。
それぞれの時間は短いけれど、今働いている児童発達支援・放課後デイサービスでは療育を基本としたベビー保育、幼児教育、学童保育、家庭教師、運転士をやっているようなものだ。(わかりやすく言うと)
私が持っている資格は運転免許証のみで、今までの経験を総動員して対応にあたる。
(先日ようやく児童指導員の資格を得た。)
他のスタッフの対応を見て学びながら実践していく。
保育士さんもいるので、幼児さんはほぼお任せしているが、手が足りない時は空いてる人がサポートに入る。
子ども相手とは言っても知的障害や発達障害のある子どもたちが相手である。
健常児が1日でできることを何日も、何週間もかけて習得していく。
根気のいる作業だ。
先日発達っ子に関する本を読んでみた。
「発達障害とは脳機能の発達にかたよりがあるだけ。その子の特性」
ふむふむ。
やはりグラデーションでみな人間であることには変わりない。
分けて見るのはその方がわかりやすいというだけなんだな。
ただひたすらに観察して何が得意なのか好きなのか見つけてあげて伸ばし、苦手なことは助けてあげる。
その繰り返し。
同じことをしているようで毎日対応が変わる仕事。
面白いけど、児童福祉もやはり奉仕の精神に基づいてが往々にしてある。
そこはなかなか解消されない部分でもある。
プロとかアマとかもない世界。
現場に入ったらいつだって真剣勝負だ。
そこに喜びがあるから頑張れてる。
続ける理由はやっぱり人である。
今のスタッフさんたちに出会えたことがホントにありがたい。
先日新たな仕事にもエントリーした。
やったことある仕事だけど、やっぱり好きなんだなと気づいたから。
近々面接がある。少しドキドキするけど楽しみだ。
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