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「混じる」と「混ざる」はどう違う?

日本語教師修行中の高橋です。
私が言語学を習っている先生はとてもユニークで、雑談が多いです。
雑談が多過ぎて本来のテキストが進まないことがあるのですが、でも、雑談の多い先生のほうが昔から人気ありましたよね。というわけで、この先生も大人気です。
あ、そうそう、(と言いながら雑談に突入)「みなさん、『混じる』と『混ざる』の違い、分かりますか?」

え? 考えたことなかった。。。

『混じる』は、
「吉田くん、あそこの女子のチームに混じってくれ」
「青いペンの中に赤いペンが1本混じっている」

『混ざる』は、
「赤い絵の具と白い絵の具が混ざってピンク色になった」
「豆板醤とコチュジャンが混ざっていい感じの辛味になった」

どうでしょう?
違い、分かりますか?

正解は、
混ざってしまって元に戻れないのが混ざる

混じるは、吉田くんも赤いペンも元に戻れるので、こちらは混じるとなる。

こんな、日本人でも知らないこと外国人に教える?という疑問もあるが、
「センセイ、マジル ト マザル ハ ドウ チガウノデスカ?」
と聞かれたときのための日本語教師としての知識と教養です。

毎日が、日本語再発見です。
日本語教師の勉強、楽しいですよ。

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