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読書と動画の違いについて

 先日、ある若者の帰宅後の様子を特集していたテレビ番組を観ました。彼は20時頃に帰宅するとテレビとパソコンとスマホでそれぞれ別の動画を観ながら、なんと漫画を読んでいました😲情報がごちゃごちゃになって意味がわからなくなるかと思いきや、パソコンで再生していた動画に好きな芸人が現れたらそれ以外のデバイスの再生を止め、漫画を閉じて集中して観ていました。圧倒的なタイパ(タイムパフォーマンス)です。

 最近の若い人の間ではタイパこそが全てとも言われるようで、ある研究結果によると、複数の画面を見るのは難しくても動画の再生速度を倍速にするだけで情報を聴き逃しまいとして脳が活性化するそうです。ちなみに、学生時代に外国語のリスニングを2倍速で聴いていたお陰で試験時にゆっくり目に聴こえた経験があるので、外国語のリスニング対策にもオススメです。

 と、ここまで主に動画に関する話をしてきました。

 僕は読書も動画も好きなので、ふたつの差は何なのかを自分なりに以下でまとめてみました。

読書について

 今回は小説に限定し、イラストの載っているラノベや写真の載っている雑誌、自己啓発本は対象外とします。


・文字情報なので風景などをイメージする工程を楽しめる。登場人物はどんな姿形をした人物なのか、この会話がなされているのはどんな場所なのかを細部までイメージして楽しめる!
・能動的にインプットする形式なので知らない地名や言葉、曲名が出てきたときに手を止めて調べてから再開できる。

 以上のことから、読書は時間はかかるけれどイメージに限界はなく、インプットする情報の幅や量を自由にカスタマイズできるといえます。

動画について

 今回、対象とする動画は時間でいうと30分以上のコンテンツを対象とします。

・スマホかパソコンがあればすぐに楽しめる。
・監督、脚本家、音楽家、メイクアップアーティストなど多くのプロが作り上げているため、“完成しきった作品”を目と耳で楽しめる!
・コンテンツを楽しみきるのにかかる最大時間が分かるので、他の予定と組み合わせやすい。
・鑑賞後、勢いそのままに感想をまとめやすい。

 以上のことから、動画は気軽にプロのアーティスティックな作品に触れて心を満たせるといえます。

 その日その時、どちら寄りなのか考えることで、読書なのか動画なのか選択する判断材料にしたいなと思いました。

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