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 皆さん、突然ですが、恋はしていますか?恋愛の始まりと終わりで分泌されるホルモンが人体に与える影響について科学していきたいと思います。

 恋愛のドキドキは、脳の扁桃体が刺激されることが根本原因と言われています。扁桃体とは嬉しいことや不安な気持ち、ストレスなど感情に関わることを処理する神経細胞の集まりです。緊張することによって分泌される「アドレナリン」がドキドキの理由なのです。他にエストロゲンという女性ホルモンも分泌されて、肌のツヤを良くして女性らしい体つきになることを促進する作用があります。また、フェニルエチルアミンには、消化を促進する、食欲が抑えられるという特徴があるので、ダイエットにつながります。

 青山学院大学福岡伸一教授によると、失恋の痛みは子孫繁栄のメカニズムの一環で人類誕生の時から抱いているそうです。相手を探している時は狩りをしている時と同じホルモンである「ステロイド」が分泌されます。「ステロイド」が分泌され続けると血圧上昇や心拍数の増加をもたらして心臓に負担をかけ続けるものの、同時に分泌している「アドレナリン」によって相殺された状態となって心臓の痛みに気が付きません。その後、恋が成就すると「ステロイド」と「アドレナリン」の分泌が収まり、安定します。ところが、失恋すると「アドレナリン」は収まるものの「ステロイド」が分泌されます。つまり、相殺状態が崩れて心臓に負荷をかけ続けて痛みを伴います。

 もし、失恋してどうしても整理がつかないときは手書きで心の内を書きなぐることをお勧めします。すべてを書き出した後はスッキリできます。失恋以外でも悩んでいる時なども是非、お試しください。

参考サイト:https://girlswalker.com/archives/140970/、https://xn--h9jua5ezakf0c3qner030b.com/4371.html

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