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シャーデンフロイデ 中野信子著 を読んでみた感想📚

  こんにちは!今回は中野信子氏の著書「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」を読んでみたので感想をまとめました✨

妬みには2種類ある

  まず、同僚に素敵な恋人ができたという設定を想定します。

・良性妬みの場合


  自分がもっと魅力的な人間になって、同僚の恋人よりもっと素敵な人とお付き合いしよう。 こういう気持ちを、「良性妬み」と言います。自分が成長する原動力となるという点で、 こういう形で妬み感情を持つことは、むしろ自分にとってプラスに働きます。

・悪性妬みの場合

  一方で、そんな素敵な恋人と付き合っているのはムカつくから、悪い噂をどんどん流して別れさせてやれ。なんならその恋人を寝取ってしまえ。そんな気持ちが生じたとき、この感情を「悪性妬み」と呼びます。 相手を引きずり下ろして自分と同じか、それ以下の状態にしたい、というネガティブ感情です。当然、引きずり下ろす行為にはリベンジのリスクが伴いますから、あまり利得の多い方法ではありませんですが、攻撃者の匿名性が保たれる場合は有効な方法になる場合があります。

そもそもシャーデンフロイデとは何か

  上記で登場した同僚が恋人ともし別れてしまった時に感じる、後ろめたい喜びのこと。真正面から向き合いたいとは思えない感情ですが、人類史の中で排除されなかったのには理由があります。
  それは、ズルをした人を見逃さないためです。もしもシャーデンフロイデがはたらかない社会だったら、とても平和な状態を保てません。これは本能に根付いた感情なので、野放しにしてると犯罪行為にも繋がりうるので対策が必要です。


  対策方法

 できればシャーデンフロイデなど湧いてこないでほしいものです💦対策としては、「このシャーデンフロイデに正当性はあるのか?」と自問自答することです。正しい根拠を持ちましょう!
  良くしてくれてる人が言ってたからとか、大多数がそう言ってるからというのではなく、自分の心に手を当てて考えてみてください


  本著には他にも、「決め事の多い夫婦は離婚率が高い」とか「一神教よりも多神教を信仰する人の方が不寛容である」、「どんなに仲のいい集団でも、グループに分けることで相手を陥れようとする“内集団バイアスと外集団バイアス”がはたらく」など興味深い内容が書かれていました👀
  ご興味ある方はご一読ください(^^)

  それでは、またどこかでお会いしましょう♪

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