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海の水はなぜ「しょっぱい」のか

  海の水がしょっぱい原因は、塩素とナトリウムが結びついた塩化ナトリウム、つまり「塩」です。海水の塩分濃度は3・5パーセントもあり、かなり塩辛いですよね😂
  では、なぜ海水に大量の塩化ナトリウムが含まれているのでしょうか。これにはさまざま説があります。
  1つには、地球に海ができた直後からしょっぱかったという説です。およそ46億年前の出来たてホヤホヤの地球は熱い溶岩のかたまりで、海はありませんでした。そこから次第に温度が下がり、空気中の水蒸気も冷えて雨が降るようになりした。雨は空気中の塩素ガスを溶かし、塩素を含んだ水が大地に溜まり始めました。また、この頃の大気は、火山から噴出したガスで満ちており、火山ガスを含んだ雨は岩をも溶かすほど強力だったため、岩石や土に含まれているナトリウムが溶けて水溜まりに流れ込み、塩素と結びつくことで塩化ナトリウムを含んだ海ができたというものです。
  他には、地球に陸ができてから徐々にしょっぱくなったという説もあります。地球に陸ができたのはおよ27億年前で、陸地の岩や土に含まれていた塩素やナトリウムが雨によって溶け出し、海まで運ばれました。海水が太陽に照らされて水分だけが蒸発し、これが何億年も繰り返されるうちに、塩分濃度が徐々に濃くなったというものです。
  現在では、これら二つの説の両方が相まって、海はしょっぱくなったと考えられています。海の水は常に蒸発しており、それがまた雨になり、川になって海に戻るため、地球に生物が出現して以来、塩分濃度はほとんど変わっていないそうです(゚ロ゚)

  画像は石川県の最北端・珠洲岬で荒ぶる日本海をバックに撮った1枚です😁

それでは、午後もワクワクして過ごしましょう♪

和埜

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