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騎馬戦から考える学校におけるジェンダー

こんにちは!最近は私の住んでいる地域でも雪が降り始めて、本格的な冬の訪れを感じています⛄私は寒くて外に出るのも億劫なのですが…皆さんいかがお過ごしですか?

今回は、皆さんにとっても身近であろう、学校生活とジェンダーの関わりについて考えてみようと思います。

はじめに

皆さんは、今まで学校生活を送る中で男女間で区別や差があるように感じたことはありますか?

例えば、運動会で騎馬戦や棒倒しは男子だけがする種目だったり、女子は家庭科が得意で男子は技術科が得意なはずといった雰囲気があったり、先生による生徒の呼び方も、男子は「くん」付けや名字で呼び捨てなのに対して女子は「さん」付けが多い……などなど。

思い返してみると意外とたくさんありませんか?些細な事に思えても、そこにはジェンダーステレオタイプが潜んでいるかもしれません。

騎馬戦と棒倒し

私が通っていた高校では騎馬戦は男子の種目だったのですが、あるとき女子校出身の友だちから自分の出身高校では女子が騎馬戦も棒倒しも行っていたと聞き、とても驚きました。ですが、よく考えてみると騎馬戦や棒倒しを女子が行ってはいけない理由はないし、男子が行わなければならない理由もないと思います。

このことから私は、もしかしたら、男子は勇ましく、力強くあるべきだといったジェンダーステレオタイプが運動会の種目にも影響しているのかもしれないな、と思うようになりました。

技術科と家庭科

私は中学校では技術と家庭の両方を学びましたが、それを祖父母に話すと、男子も家庭科を学ぶのかとか、女子も技術科を学ぶのか、という驚きが返ってきました。祖父母が中学生のころは、男子は技術科、女子は家庭科を学ぶのが一般的だったそうです。

ですが今でも、家庭科の授業の中での「女子なのに○○できないの?」という発言や、技術科の授業の中での「男子だから○○できて当たり前」という雰囲気のようなジェンダーステレオタイプは残っていると感じます。

「くん」と「さん」

私は、学校生活の中で、先生から男子は「くん」付けや呼び捨てで呼ばれ、女子は「さん」付けで呼ばれることが多いように感じていました。

それに関して、私が中学生のころ、どの生徒の名前もさん付けで呼んでいた先生が「私が皆さんのことををさん付けで呼ぶのは、皆さんのことを人として尊敬しているからです」と言っていたのを思い出しました。

生徒のことをどう呼ぶかは、その生徒と先生との関係性にもよると思うのですが、確かに「さん」をつけて名前を呼ぶと丁寧な感じがしませんか?

小学生のころ、「女子は先生に厳しくしかられなくてずるい」と言っていた男子生徒がいましたが、言われてみれば、男子には厳しく、女子には少し優しめに叱る先生もいたように思います。

そういったことも、もしかしたら呼び方と関係があるかもしれないですし、これは、身体の性と性自認が異なる生徒に関する観点としても、もっとよく考えられていくべきだと思います。

さいごに

私たちは学校の中で様々なことを勉強し、社会に出ていく準備をしていますが、その学校において私たちが学ぶのは、単に科目に関する知識だけではないのではないでしょうか。

知らず知らずのうちにジェンダーステレオタイプも学び、それが当たり前になったまま社会に出ていっているのかもしれません。

私は自分のジェンダーステレオタイプを低減させるために、少しずつ自分の経験を見つめ直し、その中からジェンダーステレオタイプに影響された価値観を見つけ出していくことから始めようと思います。




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