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女性リーダーについて考える

こんにちは!
最近、私の住んでいる地域では、朝外に出ると路面がツルツルになっているくらい朝晩の冷え込みが激しいです…。
明日からは少し暖かくなるようですが、皆さんいかがお過ごしですか?

さて、今日は女性のリーダーに関わるお話をしようと思います。

女性国家元首

皆さんはサーレワーク・ゼウデという女性を知っていますか?

実は彼女は、エチオピア初の女性大統領で、アフリカで唯一の女性国家元首です。2018年に大統領に任命され、議会に向けた演説の中では、平和や各分野における男女平等の推進を表明しました。

女性の国家元首と言われると、他にもイギリスのマーガレット・サッチャー首相やドイツのアンゲラ・メルケル首相、韓国の朴槿恵大統領などが思い浮かぶという方も多いと思います。

最近では、2019年にフィンランドの首相となったサンナ・マリン氏も有名かもしれません。

言われてみると意外とたくさんいる?と思われるかもしれませんが、女性の国家元首はまだまだ少なく、歴史上、合計でも100人に満ちません。

日本でも女性の首相はまだ誕生していませんよね…。

女性管理職

あるとき大学の授業で、小中高の先生が管理職になるための試験を受けるには、管理職の人から推薦を受ける必要があるけれど、管理職には男性が多いため、女性は男性よりも推薦してもらえる機会が少ないという話を聞きました。

このように、男性優位の組織の中で、女性が権力のある地位に就くことは難しいと言われています。

その要因として、ダブルバインドアンコンシャスバイアスといったものが挙げられます。

ダブルバインドとは、同時に矛盾する二つの要求をされるような状態です。

例えば「分からないことがあったら訊いてね」と言われたから質問したのに、「それくらい自分で考えなさい」と言われた、というような経験、皆さんもありませんか?

女性がリーダーシップを発揮しようとする場合、強すぎる態度を取ると「女性はやっぱりヒステリックだ」と言われたり、弱腰だと「これだから女性には任せられない」と言われたり…といったダブルバインドが存在していると言えます。

アンコンシャスバイアスとは、人が無意識に持っている固定観念や偏見のことです。

例えば、重要な任務を任せるならば男性が適任だ、女性は優しいものだといったジェンダーにまつわる先入観などが挙げられます。

先ほどの大学の授業の例もそうですが、職場において、重要な仕事を任せたり昇進に関わる声掛けをしたりする対象が男性社員に偏っていたり、雑用を頼んで断られると、男性より女性に断られた方が相手を冷たいと感じたりする場合は、アンコンシャスバイアスが働いていると考えられます。

ここまで男性社会の中の女性活躍について話してきましたが、女性の割合が多い業種では、生きづらさを感じる男性も多いかもしれません。性的マイノリティの方たちも働きづらさを感じる場面が多々あるかもしれません。(これらについての話もまたいつかしたいと思います!)

女性活躍推進の在り方

このように、女性リーダーに関する課題はまだまだ山積みです。

近年は、女性管理職が多い会社の業績の方が、そうでない会社より良い場合が多いとか、少子高齢化の進行により進み働き手が不足する中、女性の能力を活用できないのは日本経済にとって大きな損失だといった話をよく聞きます。

確かに、業績や経済への影響が女性の活躍を推進するきっかけになっているのは事実だと思います。ですが私は、こういう「損得」という観念で女性の活躍が推進される状況で本当にいいのかな、と思うこともあります。

道のりは長くても、損得勘定無しに、性別に関係なく、先入観を拭い去って当たり前にすべての人に活躍のチャンスが与えられる社会で生きたいです。

皆さんはどう思いますか?

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