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デジタル遺言制度を導入すべき理由

政府は法的効力がある遺言書をインターネット上で作成・保管できる制度の創設を調整する。署名・押印に代わる本人確認手段や改ざん防止の仕組みをつくる。デジタル社会で使いやすい遺言制度の導入により円滑な相続につなげる。

法的効力がある遺言書をデジタルで作成・保管できる制度がもうすぐ導入されるかもしれない、というニュースが飛び込んできましたが、僕はこれに大賛成です。

なぜなら、遺言書をデジタルにすれば盗難や火災で紛失する恐れがなくなるし、いつでもどこで作成できて、しかも修正も手軽にできちゃうからです。家族が亡くなった時に遺書がどこにあるのか分からない、なんてこともなくなります。紙やハンコを使う機会は年々少なくなってきているので、遺言書のデジタル化は時代に合った制度だと思います。

あと、遺言書といえば「財産の分配」が大きな問題になると思いますが、その点でもデジタル遺言書の方が有利です。なぜなら、財産の分配に関する記述をサポートすることが(デジタルならば)容易だからです。例えば、財産の分配に関しては対話形式などのインタラクティブな方法で書き進めてもらう事も可能になります。

問題点としては、署名・押印に代わる本人確認手段をどうするのかという点がありますが、マイナンバー(とそのパスワード)を使えば本人確認は可能だし、なんなら生体認証を使うこともできます。

このようにデジタル遺言書に法的効力を持たせることは、利便性という面でも、セキュリティという面でも優れた施策だと私は思います。ぜひ新しい遺言制度を導入して、円滑な相続を実現して欲しいです。

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