0620*THUR_ジャーナリング
朝から終日の雨予報。
いつものようにバスターミナルでバスを降りて、上りエスカレータへ向かうと、前に小さな女の子とお母さんが乗っていた。
お母さんの数段上に女の子。降りる場所が近づき、ちゃんと降りられるのかなと、なんとなく気になってしまい、前にいるお母さんと共に見守っていると、すっと何事もないように女の子が降りる。そしてちょっとドヤ顔。
その様子を眺めていたお母さんが、うんうんと何度も頷く。降りる練習を何度かしたのかもしれないと思い、微笑ましく私も眺めていた。
先に待っている女の子に遅れて、お母さんも降りると再び手を引いて、歩いていった。なんてことない1シーンに、心があたたかくなり、朝から少し沈んでいた私の気持ちをふっと軽くしてくれた。
少し時間があったので、スターバックスに寄る。オーダーすると「淹れたてのコーヒーをご用意しますので、お時間いただきます」とのこと。待つのは一向に構わないのだが、淹れたてと言われると、待つのも嫌ではなくなる。（もちろんマニュアルだとは思うけれど）ちょっとしたことでも、伝え方って本当に大事だなと思った。
最近は、ジャーナリングの習慣がついている。ジャーナリングというのは、いろいろ小難しいやり方の手順とかはあるのだけど、とにかく、今の気持ちや考えていることや、良かったことや嫌なことや、とにかく頭に浮かぶことを、ひたすら書くこと（と捉えてやっている）。
メンタルがかなり不安定だと自認している私は、どうにかうまくこの弱々な心と付き合って、生きていく方法はないものかと、色々と本やら、カウンセリングやら受けたりして、ジャーナリングという方法があることを知った。こうやってカフェなどに寄って、少し時間が出来ると、積極的にやるようになり、いつのまにか習慣となっている。
今は、iPad + Apple Pencil + GoodNotesの組み合わせが好き。専用のアプリなどもあり（iOSにも純正で用意されている）、iPhoneでやっていたこともあるが、フリック入力では、入力に意識が持っていかれるのか、どうにも書きづらい。手書きの方が、ストレートにアウトプットできると感じる。
コツは、とにかく手を動かして書き出すこと。後で読み返すことは考えずに体裁なども気にせずに、ひたすら書く。ここにスクショを貼れないほど、殴り書きの日もあったりする。でも、書いているうちに、心の中が整理されていく感覚があって、一通り書き終わると、心が軽くなっているのを感じる。そして、今こういうことを考えているのだなとか、こういうことが辛いんだなとか、改めて自分と向き合うことができる。
そして、書くことで、グルグル思考を抑えることもできる。悩みがあっても、頭の中だけで考えていると、止まらなくなったりするのだけど、書くことで、悩みが整理されて、じゃあこうすればいいとか、妥協点を見つけたりとか、そういうことにも使える。
もちろん、読み返すことも時々はあるので、日付と天気ぐらいは書いている。ページが無限に増やせるのもデジタルのいいところなので、どんどんめくって、書く。
窓の外で降りしきる雨を眺めながら、しばらく過ごすと、お店を出た。
最近、少し気になっているのだけど、カフェとかである人が帰ると、近くの人も帰る準備を始めてしまう現象って、実はあるあるなのではないか。眺めていると、そのような光景が結構観測されるので、何かこの現象に名前がついているのではないかと思っているのだが。同調圧力のような、空気感で無意識にタイミングを合わせてしまうような、そんな感じ。
途中、書店にも立ち寄った。本を読みたくなるというのを、私はメンタルのバロメーターとして捉えている。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」といったタイトルの新書も出ているようだが（まだ読んでいないので、タイトルと内容が違っていたら申し訳ない）、メンタルが落ちていると本を読めないと感じる。ページを開いても文字の上を視線が滑るというか、中身が頭に入ってこない。調べてみると、結構そういう現象を感じる人はいるらしい。
これはnoteにも言える。𝕏のように短文が多いSNSは、なんとなくだらだらと見続けられるけれど、noteとなると、開くときに少しだけ覚悟がいる。なんだろう、こう、開いた時にこちらに向かってくる圧が強すぎて、気持ちが負けてしまう。
最近、Luma Dream Machineという1枚の写真から動画を生成するAIによって作られた動画が、𝕏に流れてきて目にするようになった。ご覧になった方もいるかもしれないけれど、その凄さに驚く。面白い。しかしそこからは、恐怖を感じてしまう。
だからAIについてもっと具体的に知りたいと思うようになった。あとはBBCの話とか。立ち読みすると面白そうだった。
一時期は紙の本の良さが好きだったが、最近は、また読書機会を作りやすいデジタルで読むことが増えている。この間、昔使っていたkindle paperwhiteを出してみると、バッテリーが死んでしまっていた。タブレットより電子ペーパーのkindleの方が読みやすいし、また買い直そうか。でも読書習慣が続くかなあ。迷っている。
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