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チリの自宅待機生活日記

オラー!みなさんこんにちは。チリも3月上旬に初感染者が現れ、コロナウイルスの波に飲み込まれあれよあれよと、学校が閉鎖、国境が閉鎖、夜間外出禁止令が発令、自宅外出禁止令が発令…。色々なことが変化していき現在義務的自宅待機生活がチリ全土で行われています。

私が住んでいる首都サンティアゴでは、7つの地域が更に外出禁止令指定地域になっており、スーパーへ買い出しに行ったり、薬局や病院へ行ったり、ペットの散歩をしたり、など(時間制限付き)必要最低限の外出のみが可能。外出する場合は、警察署の外出許可証をオンラインで取得してから外出することができますが、違反者には罰金がありあます。

外出禁止令指定地域にある店は、スーパーや食料品店、薬局、デリバリー専門のレストランなどを除いてほとんど閉まっているので、街中はかなりガランとしています。外出禁止令がまだ出ていない、義務的自宅待機地域にある店舗は、店主の判断で営業が可能なので、時間を短縮して店を開けているところもあります。ただし、かなりほとんどの店は既に閉まっているところが多いです。

家からオンラインで仕事ができる人はいいですが、家から仕事が出来ない人や、今回のコロナの影響で給料がかなり減給されてしまった人たちにとっていつまで続くか先が見えない義務的待機生活はとても不安だらけです。チリ人の友人の何人かも、仕事が出来なくて今後の生活が不安という声もかなり聞きます。「あとしばらくならなんとか貯金を崩してやっていけるけど、これが数ヶ月間も続けば、家賃も払えなくなるし、食料もクレジットカードを切って借金をしながら買わなければならなくなる…」と言う人も確実に増えてきます。

チリだけに限らずコロナウイルスで仕事を失ってしまった人達は、これからいつまで続くか分からない自宅待機生活をどうやって乗り越えていけばいいのでしょうか…。チリ政府は国民に向けた具体的な助成金の話などはまだ出していません。コロナウイルスでウイルスから人を守ることももちろん大切ですが、目の前の恐怖から数ヶ月後に訪れるお金という超リアルな死活問題にもチリでは直面する人が増えてきそうです。政府が具体的に国民に対する助成金や補助金対策を出さない場合、去年起きたチリの暴動よりも更に酷い暴動が起き、治安がかなり悪くなることが想像出来ます。


さて、チリの今の現状と、私の個人的な心配事を書いてお伝えしましたが、家からあまり出られないこと以外は普通に元気に生活をしています。ネガティブなことを考えると、不安や恐怖などの悪循環になるので、なるべくこの逆境をチャンスに捉えるくらいの前向きな気持ちで乗り越えていければと思って日々子供達と生活を送っています。本当に早くコロナが落ち着く事を心から祈ってます!!!!

チャオー!アディオス!


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