流れを生んで流されて、季節を味わえた2022年の振り返り
今年1年を振り返らねば。なにがなんでも振り返らねば。そう思ってすべてを後回しにして何かを書きだしたあの日から1年だなんて。今年も去年とまったく同じように、すべてを後回しにして書きはじめています。
先日noteさんがご親切に今年の振り返りデータを算出してくれたのですが、2022年に書いた記事はたったの3本だったようです。他のところでたくさん書いていた2022年、さっと振り返ってから新年を迎えようと思います。
2022年の総括:よくもわるくも「流された」年だった
今年はこんな年にしよう!という明確な野望をもって計画を立てることは少ないにしろ、いつも年始になんとなくの1年の流れは描くようにしています。2022年の展望はこうでした。
「冬の仕事が増えてきて、1~3月は忙しそう。収入面でも前半に寄りそうだから、春からは仕事をセーブして、今までやれていなかった自分のことに集中する期間にしよう」
しかし思ったよりセーブはできず、流されるままに余裕のない日々は続き。なんだかコントロールする気力も失ってしまい、半ば諦めて目の前に来るものを打ち返しながら身を任せていたところ、ふと気づけば年末になっていたという感じです。
今度こそ「捨てる勇気」を振り絞ったつもりが、捨てて空いたスペースが一瞬で埋まってしまった。そこに何をどのくらい入れるか、自分でも判断のつかないうちに。
プラスに捉えれば、来るもの拒まず柔軟に受け入れていったということだけど、逆に言えば、自分の決心や意思が貫けなかった。「ポジティブに流されてみる」のは私の信条ではあるけれど、この流され方が賢明だったのかに関していうと自信がない。いい1年ではあったし、楽しく過ごせただけで万々歳かもしれないけれど、なんとも釈然としない年末を迎えております。3ヶ月単位で思い出してみます。
1~3月:冬のお仕事で雪と海を行き来
2022年の冬は、例年以上にスノー関連のプロジェクトが増え、せわしく移動しておりました。白馬、妙高、茅野・諏訪、ニセコなど。雪上で撮影をしたり、イベントや説明会を開いたり、大会の運営を手伝ったり、バックカントリーをやってみたり。合間に長野や松本にステイしたりもしていました。
2021年の冬はまだ外出や移動がしづらい情勢でしたが、2022年の冬は比較的自由でしたよね。普段は相変わらず神奈川県の葉山に住んでいるので、こんな僻地から車で移動していくことになるわけですが、ひとりで運転して雪国へ行くなんてやったことなくて、あれこれ奮闘しっぱなしでした。
なんか頑張ってたな、と今振り返って思います。あの元気はどこから湧いてきてたんだろうか笑 なかなか楽しい冬で、あっというまに春になりました。
4~6月:白馬に呼ばれて1ヶ月住む
仕事がひと段落した4月、半分プライベートな感じで白馬に少し行きました。するとそこで車が壊れ、そのあと沖縄に飛ぶ用事があったので置いていくしかなくなって、公共交通機関で帰宅して、結果的に呼ばれるようにまた白馬に戻ることに。
怒涛の冬が終わって暇だったこともあり、5月の1ヶ月間、白馬に住んでみることにしました。ただの滞在ですが、自分的にはインプットが大量で学びの多い「白馬留学」に。とにかく濃い毎日で、これまで10年ほど薄く繋がりを持ち続けている地域に、ようやく少し入り込むことができた感覚でした。
このときの繋がりが想像以上に後を引いてくれ、6月は家に戻ってひたすらアウトプットと形づくりに勤しんでいました。2拠点生活といえるほどではないけれど、両方にマインドを置けるのが心地よかった。
7~9月:暑いのでリモートワークしつつ夏を満喫
7月からはちょっと新しいお仕事がはじまり、忙しい日々になりました。あれっ、2022年後半はニートの予定だったんだけどな?と思いつつも、あーそうくるんだーそれはそれでたのしいかもなーみたいな感じで嬉しく働いていました。
猛暑で外に出ると危ないので、自宅のワーク環境をますます快適に整えて、オンラインで人と繋がってばかりいた気がする。常に一緒に動いているチームがあって、あーだこーだ言いながら仕事に向かえるのって、いいよね。
海と山と。今年はいろんな季節が見れていて、嬉しい。葉山の夏もいい感じで、今年は海の家がフル営業し、花火大会なんかもやっていました。遊びに来てくれた人もいて、ほどよい夏を過ごしました。ちらほら旅行に行ったりもしていたかな。
10~12月:季節の移ろいを楽しんでいただけ
年末にかけては、特段変化のない数ヶ月でした。引き続きのことをやりながら日常を過ごして。予想外だったのは、白馬関連のお仕事を立て続けにいただいて、10月にも11月にも行く機会があったこと。地方におけるコミュニケーション職の必要性とか、考えさせられることも多かったです。
あとなんだか東北のほうに行く機会に恵まれたりして、けっこう面白かったのでもっと日本のあちこち行ってみたいなと思いました。誰か価値観と旅行観とスケジュールと金銭感覚と働き方の合うメイトはいないでしょうかねぇ。永遠の課題です。
やっぱり冬が忙しいシーズナルワーカーになってきていて、12月は師走どころか記憶喪失。数年ぶりに深夜3時まで働く経験をしたり、その裏では人間を信じられなくなるような出来事もあったりし、生活リズムとメンタルが蛇行しています。
2022年の振り返り:仕事とスキルアップ
仕事に関しては、いろいろ新しいこともできた分、反省点もたくさんあった年でした。プロジェクトを進行するような役回りが多く、それをしっかりこなすという意味ではよくできたと褒めてあげたいけど、自分の協調性のなさとか、指示されてチームの中で動くのって苦手だなとか、痛感するばかりでした。
スキルはまんべんなく底上げできたのでよかった。あれこれツールも上手く使えるものが増えたし、人に頼むスキルがアップしました。自分でやれることなんて限界しかないから、頼み力を上げていきたい。あとは、諦める力がアップした気もします。
2022年の振り返り:暮らしと住まいと移動
家の居心地がとってもいいので暮らしは充実していました。ただ、家のワーク環境が素晴らしすぎて、リモートワークだと効率が50%くらいに落ちてしまうのが問題です。
どこでも自由に働けるノマドライフはとっくに通り過ぎてしまい、フットワークは軽くいたいけど、軽すぎることで失うものや手に入らなくなるものが多いことも20代の経験から感じているから、むりに軽くすることもないなと思うようにもなりました。
この時代に移動する目的って、「人」と「自然」くらいしかない。そこに行かないと会えない人に会うか、そこに行かないと出会えない自然現象に触れるか。その他はデジタル社会の発展によりインターネットで完結しそうだし、する未来を夢見ています。
だからこそ「人」と「自然」に出会うためなら今日にでも飛んでいけるように、ベースを整えておきたいなと思っている最近です。
まとめ
2022年はそんな感じでした。圧倒的に住みやすい日本で、たいした不満もなくコンフォートゾーンに落ち着きまくっているので、感謝の気持ちが増す一方で、焦りも感じたりしています。もっとスリル満点にしてみたいなぁ。安穏もよいのだけど。
まったくぶれぶれですが、2023年は少し動きたいと思っています。今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。
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