日常はアスパラガスの匂い。

時に、この世には2種類の人間がおり、アスパラガスを摂取後、
「トイレで小用を足した際に、アスパラガスの匂いを感じる人/感じない人」がいるそうです。


トイレに行った際に、コーヒー(カフェイン)を感じたり、ミートソースを感じたり、人体ってすごいなぁ、という感覚になることがたまにあるのですが、その日はアスパラガスの匂いがした。
何某にそれを告げると「俺もそういう時あるよ」とのこと。自分にとっては珍しいことなので敢えて報告をしたのだが、彼はコーヒーの後のカフェインの香りのように、そうであるシステムを理解していたので「世の中そういうもんなんか」と思い、検索をした。
そこでこの世には冒頭の2種類の人間がいることを知る。どうやら遺伝的な要因で、約20%の人が嗅ぎ分けられるそう。私にはそういう機能があり、だからと言って優れているわけでもない機能なところがいいと思う。へぇ、と思い、その後、アスパラガス摂取後に小用を足す際には必ずその話題を思い出す。

そしてアスパラガス摂取後=私にとっては毎日なので、毎日思い出すのだが、先日久々に、「あぁ、これはアスパラガスの存在感……!!」というタイミングがあった。

私が毎日食べているアスパラガスは、朝食に飲む野菜スープに含まれるものであり、それは私の母が日常的に私の朝食用に作ってくれるものなのだが、先日より長らく、まぁ短くはないぐらいの期間、母は入院していた。入院中は雑飯になり、一人暮らしの大学生が朝食を抜き、学校で暇な時に何か食らっているのは自然なことなんだな、と理解した。日常生活、早起きしてまで飯なんてくわねぇんだよ。朝飯を抜いて、昼飯とあわすかな、ぐらいなんだよ。例に漏れず私もそういう生活になった。そして母退院、おめでとう。そして私の日常にはアスパラガスが顔を出すようになり、件名のようなフレーズが頭にピンときて、「あぁ、ブログ書きたいな」と思って今に至っている。

アスパラガスと小用の関係、はっきりいってかなりどうでもいい、しかし結構印象に残るものなので、多分一度知るとその都度思い出すと思う。においって、知識って不思議ね。

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