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プラチナ

1) はじめに

入社してすぐの新入社員研修の際、時間がないというのは言い訳にならない。時間は作るものだ。というような金言を人材開発部の人に言われたことがある。脳筋すぎだろJKと思った。夢とか理想っぽいことは魅力的な人が語ってこそ意味がでてくるのであり、ただの先輩社会人Aが言っても特に響かないのである。

なので私は大声で言いたい。時間がないのでnote更新が滞っていましたーーー。

タイにて日本人がタイ人と結婚するというのは大変なことだ。そのあと日本でヘンクツな祖父と顔合わせするのはもっと大変なことだ。以下、記録をしていく。あ、マレーシアとラオスとベトナムに旅行にいったことも書いていない。

2) タイでのタイ人との結婚手続き

私の会社にはタイ人と結婚した人が何人かいる。総務の人にきくと、タイ国内の日本人がやっている会計法律事務所に相談にいくのがよいとのことだった。ネットで事前に調べていたのであてがあり、いくつかあるうちのひとつを訪ねた。担当してくれたかた曰く、在タイ日本大使館に載っている情報は10年ほど更新がない、なのにここ数年の法改正で毎年細かい手続き変更がある(これは近年結婚詐欺が高度化しているのに対応している)、らしい。

長い時間をかけて手続きやり直し!などの目に遭いたくはないので、多少の出費になるがほぼすべて専門家に丸投げすることとなった。LINEで友だちになり、指定の金額を指定の口座に振り込むと今後の手続きとスケジュールがみえてきた。この後、各文書の日本語訳、タイ語訳、役所への同伴などをしてくれる。以下が大まかな流れ。

  1. 戸籍謄本の原本、在職と所得証明書を用意し日本大使館にて結婚資格宣言書、独身証明書、旅券所持証明書を取得する

  2. 1.で得た書類をタイ語と英語に翻訳しタイ外務省認証を受ける

  3. 2.の書類を用いて役所で婚姻届を出す(タイ側の手続き終了)

  4. 2.の書類を和訳し、他申請書類を作成し日本大使館で婚姻届を出す(日本側の手続き終了)

およそ1ヶ月半ちょいですべてを終えられたが、その間タイへの出国が不可だったり、戸籍謄本は発行から3ヶ月しか有効でないらしかったり焦った。

3) 日本での顔合わせ

無事手続きを終えたその日に日本へ出国。一週間ほど休みをもらい、挨拶兼新婚旅行パート1となった。両親、親しい友人、祖父母と親戚、とそれぞれ会って、あとふたりで観光、のような感じ。

会った人はみな優しく接してくれてよかった。妻は以前日本企業に勤めていたとき日本語を勉強していたが今は聞き取りがややできるくらいなので、みな英語で体当たりで会話してくれた。基本的に妻を可愛らしいと評してもらって嬉しかったし、特に祖母は「でかした」と言ってくれ良かった。祖父は、事前にメールのやりとりで妻の経歴が確かか(大学の卒業証明を見せてもらえ云々)などと余計な茶々を入れてきてうんざりしていたが、ちゃぶ台返しのようなことにはならずに済んだ。

観光で訪れた場所は、どこも外国人観光客でごった返しで驚いた。特に箱根はすごく、海賊船やロープウェイは何本か棒立ちで見送らないと乗れないわ、バスのダイヤは乱れまくっているわで疲労した。バスは明らかに降車時の会計に戸惑っているロス時間がデカすぎる気がした。釣り銭が出ないから両替をして支払うとかどうにかならないのだろうか。あとバカデカ荷物の人とか。。。

4) 終わりに

家主の3枚目のアルバム『石のような自由』最高です。ありがとうございます。それからMy life is Negiccoの新潟公演を見終えた。現場にいけなかったことを長らく悔いていたがその気持ちが晴れるようなとびきり幸せな映像だった。

そういえば、結婚の知らせを人にする時、「結婚することになりまして」と口から出そうになる。なんか他人事というか成り行きみたいにきこえる。せめて「結婚することにしまして」なのでは。と考えたけどしっくりこない。

完。

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