2020年を振り返って

 27日の教室が無事終わり、2020年いろいろあった教室が終了しました。書けないことも含めて12月までほんといろいろありました。無事大きなトラブルもなく終わったのも素晴らしいお客様と素晴らしい先生方のおかげです。
 数字的な話をするとイベントはほとんどできなかったので将棋教室事業としての売上は過去最高とはなりませんでしたが将棋教室単体の売上は過去最高の数字となり、利益も過去最高額を大きく更新しました。
 将棋の普及活動として将棋教室をやっていると勝手に「いい人」とか「人格者」的な扱いをされることも少なくないのですが、私は性格も悪いしビジネスとして成立するので将棋教室をやっています。将棋教室はビジネスとして成立するのでぜひ多くの人にチャレンジしてほしいです。

 もうあまりに遠い過去のような気がするのですが1月には久しぶりに湾岸将棋LIVEをやりました。お客様に観戦リポートも書いてもらいプロ棋士の対局を生で見てもらいたくさんの人に楽しんでいただきました。山本先生が秒に追われて龍を飛車に戻すというミラクルもありましたね(笑)。

 2月、3月と新型コロナウイルスで教室ができなくなるかも、他の教室は休止しているという状況下でも感染対策をしながらギリギリの中で教室をやっていました。しかし残念ながら緊急事態宣言→江東区の施設閉鎖という流れで教室も休止に。3月の第2日曜日はギリギリ開催できました。

 早い終息はないだろうということでやれることは何でもやろう、今しかできないことをやろうと教室を大きくモデルチェンジしました。まずホワイトボードを自宅に購入。ここに大盤を貼ってオンラインでの指導対局とオンラインでの講義をできる体制を整えました。その上で再開後を見越しての今までやらないままでいたホームページの開設、現金を扱わないことでの感染対策と人数を絞ってでの開催時に公平に席を取れるように予約システムの導入。※ここら辺の経緯はオンライン予約システムのmoshさんのインタビュー記事に掲載されています。

  このような中で一番考えたことは教室からできるだけ無駄を排除してなるべく多くのお客様に教室に来てもらうこと。その中で結論として受付業務だけをしている自分が一番無駄だと気付きました。教室再開後、私が指導する回数を劇的に増やしました。その結果として先生方には私以上に働いてもらうことを求めることもでき、お客様の将棋の内容の把握も深まりました。(先生方には結構シビアな教室です)

 話が少し戻りますが4月、5月の第2日曜日はオンライン配信イベントを行いました。5月は当時マスク不足だったこともあり、認定NPO法人フローレンスさんへのマスクの寄付をしました。

 こういうときに戸辺先生は何も言わなくても動いてくれるし、フローレンスさんに届けに行きましょう!ってときに真っ先に動いてくれたのは近藤先生。近藤先生の皆さんの評価はよくわかりませんが近藤先生は困っているときに真っ先に動いてくれる漢気溢れる先生です。(そんなわけで1月の振り飛車研究会は近藤先生が担当です)
 もちろん、髙野先生や山本先生、そして名前を出さないでくださいと言われた某先生も大活躍でした。強い先生は社会貢献活動も積極的にやってくれます。

 6月から緊急事態宣言が開けて教室も再開。moshのシステムを導入したことやコロナでいらっしゃらなくなったお客様もいて最初は5割くらいの戻りでした(復帰お待ちしています。。。)、ただ月を追うごとにお客様が戻ってきたり新しいお客様が増えたりで教室は徐々に活気を取り戻していきました。

 売上も月を追うごとに増えていきます。教室の売上、4月から始めたオンライン講義、そこに秋ごろからYouTubeの収益も乗るようになってきました。三枚堂先生と髙野先生の動画がきっかけでした。

 話がまた逸れてしまうのですがYouTubeは力を入れていこうと思いましたが止めました。理由は2つあって、お金を払って教室来ているお客様より見てやってやってるというお客様意識の強い人が一部いるのと、女流棋士の動画にセクハラコメントを書くことに何も感じない人がいるからです。
   YouTubeを辞めることはないですが再生回数は追わずに教室に来てくれる人が増えるような動画を上げようと思います。(目安でしかないですが教室に来てくれるのと動画の再生回数で言うと1人のお客様が教室通う=10万回の再生くらいの認識です。)来てくれているお客様が不快に感じるようなコメントを容認するわけがないです。

 9月、10月あたりからは新規のお客様が増えてきました。毎月3名前後体験に来て2名くらいは入会するというペースです。この結果、予約は人気のある先生だと申し込み開始時1分で埋まるみたいなことが毎月起きており、しかもそれが月を追うごとに激化しているような状態です。

 このような満員御礼状態ですがmoshのインタビューにもありますが7割が女性です。男性は常に肩身の狭い思いをしています(笑)。なぜ女性が多いかというと立地がいい、会場がきれい、初心者が困らないなど色々あるかと思いますが一番は「#湾岸将棋教室」で検索すると口コミがいっぱい出てくるからだと思います。我々がどんなに教室の良さをアピールしても所詮ポジショントークです。お客様は嘘をつかないです。他の教室をやられている某先生に「湾岸はTwitterに感想を書いてくれる人がたくさんいてうらやましい」という話をされました。ここら辺は山本先生のように感想を書きやすいというか書きたくなる天才的な先生もいますが、私はかなり意識的に頑張ってやっています。

 色々徒然と書いてきましたが来年も来ていただいたお客様に将棋を楽しんで強くなってもらい、応援している先生の将棋がより理解が深まるように最善を尽くしていきたいと思います。満員、満員と言っていますが体験大歓迎です。駒の動かし方がわからないという方もそのまま来て大丈夫です。ルールが知らない方の体験も今年もかなり受け付けました。個人的にはルールを教えるの大好きです!なかなか希望の日時、希望の先生の指導がすぐ受けられるわけではないですがぜひお越しをお待ちしております。

※サポートしていただけるとこの冬の教室のピンチを救ってくれた小高先生の胃袋に美味しいお寿司が入ります。

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