顧客ターゲットの絞り方の話

 以前書いたこちらの記事が好評だったので今回も将棋教室のマーケティングの話。顧客ターゲットの絞り方について。

 将棋教室をやる上で一番大事なことは地域特性をちゃんと理解すること。以前も書いたが有明将棋教室を開いたときはただただ自分がやりやすい場所を優先したあまりに子供達がいない場所で教室を開いてしまった。結果として最初の2年ほんとにお客さんが来なかった。しかも来ている子供達の多くが豊洲の子というわかりやすいヒントがあったにも関わらず、有明という場所に固執してしまった。

 今湾岸エリアは新しく小学校ができるという話もあるくらい小学生というメイン顧客の増加が続いているので数年は不安はないが、小学生の数が減ってきたときにどうするかという問題はある。小学生から中学生になったとき、さらに言えばこのエリアの場合は多くの子が中学受験をするので小6になったときにガクンと将棋をやる子が減る。続ける子もいないことはないが、ここで8割から9割は残念ながら辞めてしまう。多くの子供達にとって将棋の優先順位は勉強、部活、その下になるのだから止むを得ない。

 ちなみに子供達がどうやったら来るかについては2パターンある。一つは推察しやすいが親御さんの口コミ、そしてもう一つは子供達の口コミである。子供達の口コミというとわかりにくいが、「教室で将棋を指す→楽しいので子供達が学校で将棋を指す→影響を受けた子が親御さんに言って体験に来る→教室で友達に会う→定着する」という広がり方である。後者の子供達の口コミは意外に馬鹿にならず、当教室の場合こういう事例が結構多い。

 後者については教室内で子供達に如何に楽しんで帰ってもらうかなので他にやりようがないが、前者についてはネットの発信がかなり有効。というよりは新聞折込などは費用対効果があまりに低く、ネットの発信はコストが0なのでどうしてもネットの発信に頼らざるを得ない。

 ネットの発信というと真っ先に浮かぶのがツイッター。

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