世界の才能を取り込む米国企業
米国のテック企業のCEOを調べるとその人種の多様性に驚かされます。
マイクロソフト→サティアナディラ(インド出身)
Google→スンダーピチャイ(インド出身)
NVIDIA→ジェンスン・フアン(台湾出身)
テスラ→イーロンマスク(南アフリカ出身)
ADOBE→シャンタヌ・ナラヤン(インド出身)
パロアルトネットワーク→ニケシュアローラ(インド出身)
ブロードコム→ホックE. タン(マレーシア出身)
ZOOM→エリックヤン(中国出身)
スーパーマイクロコンピュータ→チャールズ・リャン(台湾出身)
AMD→リサスー(台湾出身)
モンゴDB→Dev Ittycheria(インド出身)
事実S&P500の企業の約半分は移民や移民2世、3世によって設立されています。
彼らの大半はアメリカの大学で高等教育を受けており工学部などに在籍した理系人材です。日本企業の社長のように経済学部、経営学部出身者は(少なくても)上のリストに挙げたCEOの中には1人もいません。
これはアメリカが優秀であれば人種を問わず活躍できるということと、数字を元に経営をしていく文化を表しています。
日本企業では外国人CEOを指名すること自体もまだまだ少なく、また優秀な若者が日本に留学したい、日本の企業で働きたいと思うことすら稀です。
日本人は指示されたことについては、欧米人よりも得意でこの気質が戦後の製造業を支えてきました。ただ、多くのものが自動化されAIが普及していく中、人種を問わず様々な才能を企業経営に取り込む米国企業と同じような環境で育ってきた日本人だけの企業、どちらが創造性を働せイノベーションを起こし続けられるでしょうか?これからも成長を続けられるでしょうか?
今日本株は割安感や中国回避などの理由から注目されていますがやはり長期的には米国企業には土壌から勝てる要素が少なく今後も差は広まっていくかと私は思います。
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