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現在テスラ株ガチホ中の私のテスラの成長戦略

現在テスラ株を保有している私が今後のテスラの成長性についてまとめたいと思います。

テスラの成長を語ると楽観的なストーリーに行きがちなので、実際に起こりそうなことと、起こったら素晴らしいけど実現するかわからないストーリーを冷静にわけて振り返ってみたいと思います。

殴り書きですので駄文ご容赦ください。

自力でも現実的に起こる未来

サイバートラックの出荷

これはほぼ間違いなくリリースされるでしょう。サイバートラックはテスラ初のSUVです。そしてアメリカではSUVが最も売れます。サイバートラックの馬力と性能の良さが実証されれば爆発的ヒットになり売上高を押し上げるでしょう。

ソフトウェアのサービス化

FSD(フルセルフドライビング)などのテスラが提供するソフトを買切りではなく月額制で提供しサービスとして課金するようになると思います。

これはiPhoneで起きたことを振り返るとイメージしやすいですが2009年最初のiPhoneでは購入後ネットサーフィンをする程度で感動していた私たちですが、今はiPhoneを買った後にiCloudやアプリなどApple Storeでサブスクなり課金をしまくっているわけです。そして現在Appleの全体のサービス利益比率は3割弱のところまで成長しています。

テスラも車本体で利益を上げることはもちろんソフトウェアのサービスで売上を上げる初の自動車メーカーになるでしょう。

ちなみに従来の自動車メーカーは車を販売した後、ディーラーでの定期点検などのサービスで売上を上げていましたから、ソフトウェアで売上を上げるという発想も売れるソフトウェアを作り上げる技術力も思想もないと思います。

日本勢では真似できないコスト構造で参入障壁をどんどん高くしていく

テスラは自動車の製造工程を0から考え効率的で低コストな製造工場を作りました。この強みを活かし車を従来の金額で販売し利益率を確保するのではなく、「安く作れるようになったらまた値下げしよう」という自社の利益を犠牲にするアクションを何度も繰り返しているのです。

日本の自動車メーカーがやっとEVを4~500万円台で出し始めたと思ったらそれよりも優秀な機能を搭載したテスラはもっと安く販売するのです。

なぜ、そんなことをするのか?できるのか?

それは自動車ではなくサービスで売上を上げることができる企業だからです。

トヨタや日産は自動車の販売額に製造コスト、販売コストを引いた金額を利益にしていますが、テスラは自動車の販売額を下げても製造コストを下げ続け、販売コストは広告にお金をかけていないしディーラーもないので限りなく低い、そして最終的には販売した車が多ければ多いほどソフトウェアの売上が伸びるわけです。

また、テスラは驚異的な販売台数をたった5種類の車で実現しようとしています。


テスラの販売している車。これにサイバートラックが加わる


トヨタはコンパクトカーのカテゴリーだけでテスラの全車種を超える

トヨタが数十車種を開発する一方でテスラは5車種しか作らないでも台数を競えてしまうとなるとどちらが製造効率が良いかは一目瞭然です。

これらはテスラで実際起こっていることであり夢物語ではありません。ただ、株価を考える上でシナリオに十分織り込まれている部分でもあります。
テスラが従来の自動車メーカーより低コストで性能の良い車を開発しサービスで収益を上げる企業になるというだけでもそれなりの時価総額が実証されるでしょう。

もしかしたら起きる未来

次にまだ現実に起きるかどうかはわからないけど起きるかもしれない未来です。これらは楽観的な要素が大きいです。

FSDやソフトウェアのOEM

テスラは自社のFSDを他の自動車メーカーに販売するかと思います。これはスマホで言うところのアンドロイドであり、ソフトの部分はアンドロイドが担いハードの部分をサムソンやソニーが作る構図です。

この場合、自動車メーカーは車体を製造するだけの会社になりますから今のポジションと比較し利益率も低くなり競争力が一気に低下します。

誰もソニー独自のOSが入ったエクスペリアのスマホを欲しくないのをイメージしていただければと思います。
ユーザーとしてはテスラの高性能のFSDが入っているスバル車やマツダ車が欲しくなるのだと思います。

マツダやスバルなどはOEMに名乗りを上げる可能性がありますがTOYOTAや日産はわかりません。

ロボタクシー

最後にロボタクシーです。これがテスラの時価総額を押し上げる最も大きい要因になっています。具体的な内容については過去記事に書きましたので興味がある方は見てみてください。

このロボタクシーについては投資をする上では全く折り込まないほうが良いというのが私の考えです。

なぜかというと無人の自動運転はテスラができるできないの問題ではなく規制との戦いでありテスラのコントロールの配下にはないからです。

本記事の上記で紹介したコスト削減やFSDのサービス化は自社でコントロールできる問題ですが、ロボタクシーを市場に出して良いかは国や州政府が決める問題です。ここに楽観的なポジションは取らない方が良い。

キャシーウッドはテスラのロボタクシーの未来を声高に話2025年にはテスラの株は$2000になると発言していますが私はこれについては「ロボタクシーの動きが明るみになってから買い出動すれば良い」と思っています。


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