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日本語教育コースデザイン実践 vol.3

ボリューム3としていいものか…
前回(vol.2)で船出したデザインは、もののみごとに1週間で終わってしまい、今は新しいクラスを教えている。NAT-TEST(出版社が主催する出題基準と構成はJLPTと同じとされた日本語能力測定テスト)の結果が出た途端、地殻変動のようにクラス組み替えがありまして、新しくN2をめざすクラスをメインで担当してくださいと言われ、翌日から島送りになりました(教室が事務所からちょっと離れた建物の中にある)。

1週間というかなり短い期間で、思ったこと、反省したことも少しはあるけれども、やはり1週間では本当のところがよくわからない(1か月やったって本当のところはわからないだろうけど)。

新しいクラスは完全に試験対策なので、使ってくださいと言われた教科書(新完全マスターシリーズ)をスケジュールで割るだけのカリキュラム。試験日を睨みながら、進むペースが速すぎてもダメ、遅すぎてもダメと、書いては消して書いてはズラしてとスケジュール表をつくったはいいけど、いろいろな事情で結局毎週ズレる。

そこは淡々とズラしながら進めるとして、授業はARCSを頭に入れながらデザインしているけど、究極の要因は「いかに準備の時間を減らせるか」「いかに手抜きができるか」になっている。だって1日6時間教えるのよ、毎日。現在のところ、準備に5〜6時間といったところ。リズムがつかめてきたので、もう少し短くなりそう。

今回はメインなので、多少のアウトオブコントロールはあるものの(私の担当日以外ときどき発生する休講)いろいろ計算ができて非常にストレスフリーであります。まずは、1回目のNAT-TESTのあとに検証ができればと思う(まだARCSの本を読み終えていないけど)。