KD

体脂肪率が死に近しい男。好きな肉はカンガルー。嫌いな人はトイレした後に便座を戻さない男。

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体脂肪率が死に近しい男。好きな肉はカンガルー。嫌いな人はトイレした後に便座を戻さない男。

最近の記事

メンズメイクをしたら人に優しくなろうと思えた話

「眉毛描くのめっちゃうまくなったね!」 僕が本格的にメンズメイクを始めて1年半くらいたったとき、学生時代から仲の何人かででご飯に行ってる時、女友達から唐突に言われた。 僕はメイクをする。ヘッダーの画像は僕が持ってるメイクの道具の数々だ。 始めたきっかけは服を好きになって、もっと服が似合うようにはどうすればいいかを考え始めて、カッコいい人を観察する癖がついた。 ありがたいことに色んなイケメンたちが周りに沢山いるので、彼らの顔立ちを見ていくとある共通点に気づく。 「みんな

    • 給食とご飯に対する嫌悪感

      僕は好き嫌いが多い。よく遊ぶ人は僕がかなり苦手なものが多くてきっとご飯の時に気を遣ってくれていると思う。メニュー見ながら「何がダメなんだっけ?」ってよく聞かれるし。 そして最近、定食屋から漂ってきた親子丼の匂いを嗅いで、給食の時のあの押しつぶされるような感情を思い出して、僕の好き嫌いの多さは、保育園と小学校の体験に起因しているんじゃないかとふと思い当たった。 僕は小さい頃、本当に少食な子どもだった。まず給食を食べ切った記憶がない。それよりもみんなが外に出てドッジボールをす

      • 知らない誰かの首に光る社員証が、ただただ羨ましかった

        長く降った春の雨が明けて、地面から立ち昇る陽気を感じながら、会社へと続く長い長い坂を歩いていた。 社会人2年目になった僕は、新入社員だったころのスーツ姿ではなく、セットアップに身を包みスニーカーで落ちた桜の花びらを仕方なく踏みながら、ポケットに手を入れる。 会社に入る社員証を取り出すためだ。 首から下げるための青い紐、まるで溶けない氷から作ったような透明なケース、そしてキラキラした装丁が施されたカード。 社員の証(あかし)であるそれは、陽光に照らされて、小さくて薄い威

        • モチベを上げるより下げない方が大切なのでは

          「働き始めたら絶対仕事が嫌になるよ」 僕がまだ学生だった頃、一足先に社会人になった友人と飲んでいる時に言われた一言で、果たして自分にそんな日が来るのだろうかと、懐疑的だった。 僕は就活や留学を経て、どこでも楽しめることに自信があったからだ。 そして入社して2ヶ月が経った。 本格的に仕事も始まり、会議で提案する機会も増え、思ってたよりも忙しい気がする。 それでも周りの人にも恵まれて、ありがたいことに、仕事が嫌だ、という気持ちにはまた経験していない。 もちろん

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          gotoトラベル政策について5回利用した大学生が評価してみた

          お断り本noteは私個人の私見であり、専門家の話やデータから導き出した論ではないこと、また特定の政権や団体、人を擁護、あるいは否定する意図を持った文章ではありません。 この文章の目的は、gotoトラベルを利用した感想を書き留めると共に、自身の経済への思考や政治参画の視座を広げることです。 以上をご理解いただき読み進めていただきますようお願い致します。 始めに私の属性を最初に書いておきます。 私は都内の私大で国際政治学を専攻する学生です。大学4年という学生最後の年なので、時

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          いいオトコになりたい話

          「ああ、いいオトコになりたいなぁ」 これは先月、帝国劇場にミュージカルを観にいってから毎日のように考えていることだ。 舞台上で見たミュージカルのプロたちは、全員いいオトコのオーラが光っていた。 そのご来光に充てられた僕は、その日の1日中、なぜか、シャンッ、と背筋ご自然に伸びていた。 「いいオトコ」 これは最近、自分自身の至らなさを痛感しているからこそ、凡庸な僕に纏わりついてくる問題だ。 変わりたい、けど変わっているのかが分からなくて中々に悩んでいる。 でも、いいオト

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          僕は極度の寂しがり屋という話

          実家のベッドに寝転がって、人間関係について考えていたら、急にとある記憶がフラッシュバックした。 舞台は部活のバーベキューだ。 僕はグリルの横に立って1人で肉を焼いている。 その場に70人近くの人間がいるにも関わらず、自分の周りには誰もいない。 ふと、横に同期の女の子がやってきてこう言った。 「やっぱ〇〇(同期の男の名前)って人気だね〜」 その同期の男も僕と同じく肉を焼いている。 でも決定的に違うのは、 彼の周りには人がいること。みんな楽しそうに談笑していること。 一読

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          コミュニケーションが上手くいかないのはあなただけが原因じゃない話

          「会話がうまく弾まないんだよね」 「相手にあまり興味が湧かないんだ」 最近、友人から人間関係やコミュニケーションに関する相談を受けることが増えました。 友人たちは社会に出て、毎日新しい人と出会っていて、日々のコミュニケーションに疲弊しているようです。 その友人たちの話を聞いて思ったことがありました。 コミュニケーションが上手くいかないのは、あなたのせいだけじゃないよ。と 一応、部活現役時から色んな人から相談を受けてきた身として、経験則に基づくコミュニケーションについて

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          「怒る」と「叱る」の違いは方向性というお話

          僕は子どもの頃から怒られたり叱られることが多かった。 夕食で味噌汁をブチまけては父から怒られ、小4の時には近所の人の家の壁に落書きしては先生に叱られた。 大体のことは僕が99.9%悪く、中々に教育しづらい子どもだったと思う。 この「怒る」と「叱る」 どちらも言葉としてのイメージは似ているものにはなるだろう。 幼い頃の僕からしたら、自分に原因があるとはいえ、怒られるのも叱られるのも怖くて仕方がなかった。 ただ、大学に入って友人や先輩、後輩と濃密な時間を過ごす中で、この2つ

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          お金が全てじゃないけどお金は全ての基盤だと部活して気づいた話

          僕は所属していた部活で協賛係という、平たくいうと会社の営業の下位互換のような役割を担っていた。 このnoteでは僕がこの係を通してお金について考えたことを書いていく。 僕の役職は「協賛係」とはいえ、部活は部員から徴収する部費やライブのチケット代金で活動費を賄っていたから、協賛係の役割は、「少しでも自分たちや後輩が使えるお金を増やす」という単調なもので、僕は既存の協賛企業に何とかしてお金を出してもらえないかと打診していた。 そんな中である企業とやりとりする中で、動画広告をラ

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          博物館はヒトが人たる所以の集大成という話

          僕は博物館が大好きだ。 今にも動き出しそうな恐竜の化石を見ては大昔に存在した生き物にノスタルジーを感じ、現存する生き物の剥製を見てはその多様さと精巧さに驚かされる。 ここでいう生き物の精巧さとは、生き物の環境適応力のことだ。例えば暑い環境にいる哺乳類ほど耳が大きくなり、逆に寒さの厳しいと地域で暮らす哺乳類ほど耳が小さくなる。これは体温調整のためらしいが、このように生物の構造には必ず理由があるのだろう。 少し脱線してしまったので話を博物館に戻そう。 僕がロサンゼルスにい

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          日本のレールから外れた僕がロスで友達100人作った話

          ・就活に悩んでいる ・休学をしようか考えている ・留学をしようか迷っている もしあなたがこの上に少しでも当てはまるなら、是非僕の体験談を読み進めてほしいです。 -------------------- 2月の上旬のとある日、ある後輩の女の子のからLINEが届いた。 「後輩に良くしてくれるKDさんなら、就活も上手くいきます…!あんなに元気がないKDさん初めて見たのでビックリしました…元気出してください…!」 この日、この後輩とバッタリ会っ

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