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水【杖のレシピ】17/53

毎週水曜日は
杖を作ることを題材にしたお話です。
(今日も画像の右は 生成AI です。)

3月は 全体を通して
note 記事の個人的なテーマが

「今までの活動を振り返る」なのですが、

杖の作り方に関して、
作り始めた時から振り返りながら書いていきます。

今回は間伐材の話し。

私は
ずっと

この間伐材などの作業に伴って出てくる割に
社会で有効活用されていない材料に関心がありました。

そして
ちょうど今日、

市民の森の管理に関して
「間伐材」を活用する工夫に関しての講座に参加してきました。

色々考えるためのヒントは得られたかなという感想です。

まず

間伐材の説明を少しだけ。

森の中では
たくさんの木々が育つわけですが、

床屋さんで散髪するのと同じく、
伸びっぱなしに任せることはできません。

時々、適度に枝を落とす必要があります。

この落とされた木の枝が
「間伐材」です。

なぜ枝を落とすのかと言うと、

例えば、
電線に引っかかる
など近隣の生活に関連する理由から切り落とします。

また、

地面に光が届かなくなり森の生態系の多様性が損なわれるなど
森の中の生態系の環境の観点からも

枝を落として良い状態を作ることで
森が維持されるというわけです。

この間伐材は、
通常は廃棄物として業者さんに引き取られ、

詳しくは分かりませんが、
おおよそ投棄されるか、燃やされるものと思います。

講座の内容としては

間伐枝を利用した「染色」の方法や、
間伐枝を使ったスプーン作りなど

シンプルな利用方法について考える会という感じでした。

間伐材利用は
まだまだきちんと突き詰めて考えられていなような
領域の話しだと思います。

ノウハウや仕組みの集積が進んでいないのです。
これから考えていく必要があるテーマだと思います。

今回の記事は「杖のレシピ」ですが、
まほうのつえを作るに当たっては、

間伐材からどれほどに「美しいもの」を引き出せるかは
本当に重要なテーマなのです。

見た目の美しさも当然として、
どのような背景の素材かも非常に大切です。

生活に身近な間伐材ですが、
本当の知恵が問われていると感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=fglEmHUAvSA


木の枝を磨くとこんなにキレイになります。
木は、本当にすごい。

ぜひ興味があれば、
木を磨いてみてくださいね。

近隣の「市民の森」などは
必ず管理している団体があり、

多くの場合ボランティアも募集していると思いますので、
ぜひ参加して良い木を探してみてください。

では。

サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。