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新しい視点で未来を創る:熊八とジョブズに学ぶ変革の力

就職や転職を考える際、多くの人が新しい環境に対する不安や適応への挑戦を感じるかもしれません。
しかし、新参者だからこそ持つ視点やエネルギーが、時に大きな変革をもたらすことがあります。
ここでは、別府観光を変革した油屋熊八さんと、アップルを革新したスティーブ・ジョブズの事例を紹介し、新参者がいかにして新しい環境で変革を起こす力を持っているかをお伝えします。

油屋熊八:別府観光の父

油屋熊八さんは愛媛県出身でありながら、1911年48歳のときに、大分県別府を訪れ、その後別府の観光開発に大きな影響を与えた人物です。
彼が別府に到着したのは、まだ温泉地としての知名度が低かった時期でした。しかし、彼はそのポテンシャルに気付き、観光地としての発展を決意しました。

2024年7月別府駅前の油屋熊八さん像

熊八さんの最初の大きな挑戦は、別府の温泉を全国に広めることでした。
彼は全国的に有名な温泉マーク「♨」を考案し、これを使用して別府の温泉の魅力を広めました。
さらに、観光客を呼び込むために温泉宿泊施設を建設し、訪れる人々に快適な滞在を提供しました。

熊八さんのもう一つの重要な取り組みは、別府観光を支えるインフラの整備でした。彼は自費で道路を建設し、観光客がアクセスしやすい環境を整えました。
また、地元の人々と協力し、祭りやイベントを開催することで地域の魅力を高めました。
こうした努力の結果、別府は日本有数の温泉観光地として成長し、今日に至るまで多くの観光客を魅了し続けています。

熊八さんの言葉には、彼の情熱とビジョンが込められています

「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」
「旅人を懇(ねんご)ろにせよ」(旅人をもてなすことを忘れてはいけない)
「別府は日本の宝だ。これを世界に知らしめるのは我々の使命だ。」

スティーブ・ジョブズ:アップルの革新

スティーブ・ジョブズは、元々アップルを創業したものの、一度同社を離れた後、再びアップルに戻り大きな変革をもたらした人物です。
いまふうにいえば、一番有名なアルムナイ採用(企業を退職した人の採用)といえるかもしれませんね
ジョブズが再びアップルに戻ったのは、同社が経営難に陥っていた1997年でした。

ジョブズはまず、製品ラインをシンプルに整理し、会社のリソースを集中させることから始めました。
彼はデザインとユーザーエクスペリエンスを最優先に考え、iMacという斬新なデザインのデスクトップコンピュータを発表しました。この製品は市場で大きな成功を収め、アップルの再生の第一歩となりました。

その後、ジョブズはiPod、iPhone、iPadといった革新的な製品を次々と市場に投入しました。特にiPhoneは、従来の携帯電話市場を根底から変えるものであり、スマートフォンという新たなカテゴリーを確立しました。
ジョブズのビジョンとリーダーシップにより、アップルは世界をリードするテクノロジー企業となり、数多くの人々の生活を変えました。

ジョブズの名言は、彼の革新精神を象徴しています

「イノベーションはリーダーと追随者を区別するものだ。」
「常にハングリーであれ。常に愚かであれ。」
「あなたの時間は限られている。他人の人生を生きることで無駄にしてはいけない。」

新参者が変革をもたらす力

油屋熊八さんとスティーブ・ジョブズの事例からもわかるように、新参者(ジョブズの場合は出戻りの新参者ですね)が持つ視点やアイデアは、時に大きな変革をもたらす原動力となります。
新しい環境に飛び込むことに対して不安を感じるかもしれませんが、あなたの持つスキルや経験、そして新しい視点が新たな価値を生み出す力となります。
就職や転職を機に、新しい環境での挑戦を恐れず、自分の可能性を信じて行動することで、あなたもまた大きな変革をもたらすことができるのです。

就職や転職は、新たなステージへの第一歩です。
自分の力を信じ、新しい環境での可能性を最大限に引き出していきましょう。

最後に

弊社ではクライアント企業の皆さんの様々な相談に乗っています。クライアントではない皆さんにも、仕事をする上での悩みを解決するコツをnoteで紹介していきたいと思っています。皆さんの成長をサポートするために、これからも有益な情報を提供していきます。
いつも皆さんのことを応援しています。

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