モノローグ性を乗り越えて小説を読むこと(ニンゲンさんへの手紙1)
ニンゲンさんへ
この手紙は、11月12日の深夜に書いている。(しかしその後で結局かなり書き直した。)
本当はこんなにすぐ書くつもりではなかったのだけど、遅くまで話していたら目が冴えて眠れなくなって、寝れずにじっとしているよりはいいと思って書き始めた。
今回の話がやや後味の悪いものになってしまったのは申し訳ない。自分としてはむしろ、この話の後で、坂口安吾という作家について俄然興味が出てきた。『ライ麦畑』で、「いい小説とは、読み終わった後で作者に電話をかけてみたくなるような小説