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CL2021愛知 事前考察〜結果報告レポート

 どうも!wamoです!
 CL2021愛知大会終了直後に1日の対戦を振り返りながら書いてます。
 前回サーナイトを考えるの会第3回の前編って書いてたからほんとは後編も書きたかったけど大会直前まで上手いことデッキが纏まらずに悩んでたから書けなかったわ。まぁそんな期待してた人多分いないから大丈夫大丈夫

・使用デッキ(サナニンパーフェクション)

・成績

 3勝3敗で予選ドロップ(625/1404位)

・デッキの選択理由

 1つ一番大きな理由はサーナイトを使いたかったからだね。サーナイトGXでポケカを始めてずっと相棒として闘ってきたサーナイトで初めてのCLは出たいとずっと思ってたからここに揺らぎはなかった。次回以降はサーナイトに拘らずに出てみるのもいいかもしれないなぁと。

 その上でサーナイトVMAXじゃなくてサーナイト&ニンフィアGX(以下サナニン)に決めた理由はどう頑張ってもサーナイトVMAXが現状で勝てるデッキが環境に一つもなかったから。
 カラマネロを失ってからロトムやスターミー、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下三神)といったポケモンの技やローズ、ビート、ターボパッチなどのトレーナーズ、トゲキッスVMAXやドラパルトVMAXなんかの他のVMAXとの組み合わせを幾通りも試したけど流石に無理だった。それだけカラマネロは強かったんだね。

 そんな中でたまたまこの前記事にしたサナニンパーフェクション(https://note.com/wamomo/n/n4b29b9fb4592)があったのを思い出してサナニンパーフェクションに方向を変えることにしたっていうわけですな。

・当初のサナニンパーフェクションの個人的評価

 ハッキリ言ってとても低かった。
 まず火力面。基本的にカレイドストームの150ダメージで殴っていくデッキであるためポケモンVMAXを2回の攻撃で落としきれない。VMAXはおろかポケモンVすら2回攻撃しないと基本的に倒せない低火力が評価できないレベルで低い。高速化する環境でこの火力のなさは致命的。

 対三神。オルタージェネシスGX+ブレイブキャリバーで弱点関係なく丁度260に届き大きなおまもりのHP増強もくちたけんで相殺。パーフェクションにはそれ以上に耐久力のあるポケモンはあまり入らないためサイドレースで圧倒的に不利。

 対VMAXはさっきも書いた通り3発殴るかGX技を使って強引に2発で倒すかが基本。弱点を突くためにポケモンVにエネルギーを貼るとサナニンの強みであるエネの場持ちの良さが損なわれるので結果負けに繋がる。どう足掻いても不利。

・双璧のファイターによるCL愛知の環境の変化

 双璧のファイターでやまびこホーンが出たことで三神ザシアンのデッキに大きな変化が見られた。ザマゼンタVが抜けてクチートGXを2枚入れる、さらにやまびこホーンも入れるようになったことだね。

 実はこれは個人的には追い風だと感じたポイントで、まず今まで出し渋っていたデデンネGXやクロバットVを逆に開き直ってプレイしやすくなった。また低耐久ポケモンを狩るために採用されるポケモンの道具がくちたけんからげんきのハチマキになった。

 個人的にあのデッキの火力ラインが下がって攻撃を一度耐えられるようになったのはめっちゃデカいと思う。今まで耐えられなかったため向こう側視点で不要だったボスの指令が必要になり、勝ち切るための要求が上がったから。

 また、これはパーフェクション全般に言えることだけど、ガラルサンダーVとミカルゲの登場で苦手だったムゲンダイナVMAXとマッドパーティが軽くなった。
 加えてポケモンVにめっぽう強いビクティニVMAXの登場はGX主体のデッキの地位を全体的に底上げした。

 結果、一撃・連撃マスターの登場後高まっていたミュウツー&ミュウGX(以下MM)の使用率をさらに高く押し上げることになった。

 ムゲンダイナVMAXも新たにガラルファイヤーVの登場でエネ加速と弱点の分散を両立できる様になり戦略性が増した。

 マッドパーティはガラルフリーザーVを手に入れたもののこれはサイドを多く取られる上に逃げエネが2つと重く、さらに前述したミカルゲの登場も相まって立ち位置が良くなることは無さそうだった。

 連撃ウーラオスVMAXはナゲツケサルの特性で大幅に火力が上がり、ベンチ狙撃の火力が最大180に達する。これによりほぼ全てのデッキがミュウ(ベンチバリア)の採用を余儀なくされた。
 一方、一撃ウーラオスVMAXに大きな変化は感じなかった。

・環境予想

 以上とTwitterの優勝報告等を踏まえた環境予想がこんな感じ。
 tier1
 ・三神ザシアン
 ・ビクティニVMAX+MM(レッドパーフェクション)
 ・連撃ウーラオスVMAX+インテレオン(クイックシューター)
 
 tier2
 ・ムゲンダイナVMAX
 ・炎パーフェクション(ビクティニVMAXなし)
 ・連撃ウーラオスVMAX+ドラパルトVMAX
 tier3
 ・インテレオンVMAX
 ・一撃ウーラオスVMAX
 ・連撃ウーラオス+バシャーモVMAX
 ・マルヤクデVMAX
 ・草パーフェクション

・改めて今回使用した構築を

 ここまでの自分なりの考察と練習から練り上げられたのがこの構築。
 ドラパルトVMAX以外には5割以上の勝率を出せるように組めたと思っている。

 いつもの記事同様注目ポイントだけ攫っていこう

・サーナイト&ニンフィアGX

 デッキの主軸。エネ加速をできる唯一の存在でありながらカレイドストームでエネルギーを無駄にせず場に残し続ける。
 地味に悪抵抗を持っていてムゲンダイナVMAXのフルパワーの攻撃を耐えるのが偉い。

・ミュウツー&ミュウGX

 メタの王。多様な技を使いこなし主戦力として闘う。両者がMMを出し合い、ボスの指令を先に引いた方が勝つ勝負は2019年のJCSの時期を思い起こさせた。まさに達人の間合い。

・ゲンガー&ミミッキュGX

 ホラーハウスGXで相手の動きを止めるために採用。後攻1ターン目の動きを強化しつつ序盤の流れを手繰り寄せる。
 相手の手札の量によっては200以上のダメージを期待できる技マシンにもなれるのが強み。

・オーロット&ヨノワールGX

 1匹目のタッグチームが倒された後にリセットスタンプと組み合わせて手札を奪いながら闘う。
 超3つのエネ要求が重く活躍するシーンが想定より少なかったため自由枠と捉えてもらった方が良さそう。

・メガミミロップ&プリンGX

 前述した通りクチートGXやMM、レシラム&リザードンGX(以下レシリザ)の数の増加により火力が出しやすくなったと考え採用。場に3体のGXポケモンがいるとザシアンVを狩れるようになる点を高く評価したが、相手のプレイング次第で火力が低下するためここも自由枠。

・ラフレシアGX

 2エネで180ダメージと序盤のリードを作る高火力アタッカー。ダメージを負うと火力が出なくなるのが珠にキズだが当然の採用。必須枠。

・アーゴヨンGX

 ベノムシュートによるベンチ狙撃でボスの指令を要求させずに勝ち切ることができる。連撃ウーラオスVMAXの強化に伴いミュウの採用が増え、アーゴヨンGXの通りも悪くなっていく気がしたため採用を迷ったが150+170の打点が多くのVMAXポケモンを倒しきれることもあり採用していて助かることが多かった。必須枠。

・カイリューGX

 相手に左右されない高打点を出す技マシン。マッハデリバリーGXで手札事故も緊急回避できる(本当にに最終手段ではあるが)ため評価は高め。だが要求エネが多いため自由枠。

・ガラルサンダーV

 ムゲンダイナVMAXメタの鳥。苦手を1つ潰すことができるため必須枠。ムゲンダイナVMAXを許さない2枚体制。

・ミュウ

 超強化を受けた連撃ウーラオスVMAXのストッパー。2枚採用でニッコリ。当然必須枠。

・ミカルゲ

 数を減らしつつはあるものの不意に当たると困るマッドパーティへのメタ。マッドパーティは一定数のファンがいて、数を減らしつつあるからこそ逆に警戒が薄くなった虚を突かれるのが怖かったため採用。冷静に考えて自由枠。

・タッグスイッチ

 タッグチームのポケモンからエネルギーを別のポケモンに2枚移し替える。奇襲に使えて強力。
 初めは3枚入れていたのを2枚にしてしまったがCL本番中に公開した。3枚必須枠。

・ツールスクラッパー

 大きなおまもりでの打点調整やふうせんでの逃げエネ軽減をストップさせる一枚。タッグスイッチから交換したのはこいつだが、あって後悔することはなく寧ろとても助かった。準必須枠。

・ツールジャマー

 グズマ&ハラでサーチできて着けるだけで相手のポケモンの道具を否定できる。ツールスクラッパーと二重に採用することでおまもりのついたムゲンダイナVMAXを絶対に許さない。
 ミュウにつけてふうせんをケアしながらのサイコパワーなど小回りの効く使い方ができるのが特徴的。必須枠。

・混沌のうねり


 2枚欲しかったが枠の都合で1枚に。振り返ってみると自由枠でもよいポケモンが多く、相手がスタジアムを3枚採用している場合やこちらが先に混沌のうねりを貼ってしまうことが多かったこともあるため軽く後悔。まぁでも1枚でも役割は果たす。

・ウィークガードエネルギー

 クチートGXなどで引きずり出されたサナニンを守ったりMM同士の対面で有利を取るために1枚だけ採用。サナニンパーフェクションだからこその採用。使うか否か、使いこなすか否かは立ち回り次第にはなるため準必須枠。

・各デッキへのプランニング

・対三神ザシアン
 後攻1ターン目のホラーハウスGXでオルタージェネシスGXの発動を遅らせつつ実質的な先攻後攻の逆転。アルティメットレイ前に三神を倒しデデンネGXやザシアンVを力押しで突破。
 デデンネGXやクチートGXを先攻1ターン目から使われることが多い想定だったが実際にはそんなことはなかったのがメガミミロップ&プリンGXの活かしにくさに繋がった。ケアされていたのか考え方の相違かは分からない。
 サナニンはクチートGXにすら倒されやすい負け筋になるのでこちらからは絶対に場に置かない。引きずり出されたらしゃーなしウィークガードエネルギー。

・対連撃ウーラオスVMAX、インテレオンVMAX
 ようせいのうたでエネルギーを展開。ミュウを2枚フルに使い完全にベンチを守りながらエネルギーとバトルポケモンをサイクル。ミラクルツインGXで回復を挟みパワーで押し切る。

・対一撃ウーラオスVMAX
 対三神同様、後攻1ターン目のホラーハウスGXで先攻2ターン目のヘルガーへの進化を阻止。エネルギー加速を潰しながら弱点を突いて一撃ウーラオスVMAXを攻撃。
 タッグチームが倒された後はリセットスタンプとナイトウォッチャーを合わせて活力の壺を使わせず勝利へ。

・対ムゲンダイナVMAX
 ようせいのうたから展開しカレイドストームでなんとなくごまかしながらガラルサンダーVで殴る隙を見つける。2枚で簡単にムゲンダイナVMAXを2体取れればラッキー。
 ツールジャマーとツールスクラッパーで大きなおまもりを一切許さない。

・対マルヤクデVMAX
 大体対一撃ウーラオスVMAXとやることは変わらないが相手がエネルギーを溜め込んだままトラッシュしないため、エネルギーをたんまりつけたところにペイルムーンGXを叩き込み混沌のうねりで巨大なかまどを破壊。ナイトウォッチャーで完封。
 ホラーハウスGXは使わない。

・対マッドパーティ
 ミュウのサイコパワーやサナニンのカレイドストームで殴りながら様子見。サナニンを2回で倒せるくらいの火力を出す準備をしてきたらミカルゲで返り討ちに。アタッカー3匹を同時に潰してそのまま勝ちへ。
 オドリドリGXをミラクルマジカルGXで飛ばすのがキモ。

・対ビクティニVMAX、レッドパーフェクション
 とりあえずホラーハウスGXからサイド先行できたら嬉しいな。あとフレアドライブGXも遅れてくれるとありがたい。MMが出しづらいのが相手と違って闘い難さに直結するのでちょい不利め。勝てなくはないから一応5割。

・ドラパルトVMAX、ジュナイパー等
 対策しきれない。数が少ないと踏んで無視を決め込む


・当日のマッチアップ

初戦(vsアーゴヨン&アクジキングGX+悪バレット)
 結果:2-6(L)
 
 こちら側からは全く分からなかったがアーゴヨン&アクジキングGXがメインだったらしいが弱点を突かれるため出すに出せなかったそう。
 こちらはゲンガー&ミミッキュGXスタートで相手が悪タイプのポケモンからスタートしたためこちら視点は不利対面でのスタートに。
 ホラーハウスGXからのポルターガイストでニューラを倒し、若干余裕は生まれたがこちらのサポートが続かず苦しい展開に。
 最終的に相手のMMの特性パーフェクションからラティオスGXのタッグパージで詰まされ、カオスオーダーGXでサイドを取り切られ敗北。
 こちらが倒したのはニューラとミュウ。

2戦目(vs三神ザシアン)
 結果:0-6(L)

 後攻1ターン目でゲンガー&ミミッキュGXをとラッシュできたもののオーロラエネルギーを引けず、ホラーハウスGXを使えなかったためテンポが取れなかった。 
 先攻1ターン目のふとうのつるぎでザシアンVにエネルギーが付いてしまったためサナニンを場に置けず、結果後攻1ターン目でようせいのうたも使えずに最悪のエンド。
 タッグスイッチを1枚序盤の博士の研究でトラッシュしており、2枚目を中盤の絶対に必要な場面で引ききれず手も足も出ずに敗北。タッグスイッチの枠を減らしたことを激しく後悔。

3戦目(vs連撃ウーラオスVMAX)
 結果6-0(W)

 早くも追い詰められて迎えた3戦目。こちらはMMスタートではあったもののドローに繋がるカードがなく。トップでボスの指令を引いたため先攻1ターン目にベンチに出ていたウーラオスVを呼びラフレシアGXのアレルギーボムGXで縛る賭けに。幸い、進化もポケモンいれかえもされずに次のターンのだいかいかで仕留め切ったためそのままこちらのテンポに。
 とはいえ一生手札事故は起きたままでデデンネGXとミュウとMMを2枚ずつ展開した異様な盤面でドローサポートを一度も使わずに勝利。相手の事故を回収した形になった。

・4戦目(vsエースバーンVMAX)
 結果:6-4(多分)(W)

 細かい内容をうろ覚え。
 エースバーンVMAXはテキストは知っていたもののノーマークであったため後攻1ターン目から狼狽えながらのプレー。
 恐らくミラクルツインGXで回復しながら闘うだろうと考えプレーを始めたが1ターン目でようせいのうたを使えず、ツールジャマーを早々とトラッシュしたためツールスクラッパーを温存するゆっくり目な試合展開に。
 混沌のうねりの対処を相手が上手く出来ず溶接工も止まってしまっていたためスローテンポでも勝ち切ることができた。
 一撃エネルギーやげんきのハチマキの採用で試合が大きく変わっていたはずなので、相手の構築にも助けられていた。

5戦目(vs三神ザシアン)
 結果:6-0(W)

 先攻の1ターン目に手貼り無し・ザシアン置けずでターンエンド。返しのホラーハウスGXからボスの指令ポルターガイストで三神を削る。その後オルタージェネシスGXは撃たれるも一度もダメージを喰らうとなく勝利。
 あなぬけのひもを使われMMを出すべき場面で何故か血迷って(全く焦ってはいなかった)デデンネGXを差し出すプレミ。負けに繋がらなかったから良いものの危ないプレーなので要反省。

6戦目(vsレッドパーフェクション?)
 結果:2-6(L)

 初の先攻スタート。何もせずに番を渡す。返しの番のヒードランGXのばくねつスタンプでサナニンが半分削られ狼狽。
 お得意のホラーハウスGXからポルターガイストでヒードランGXを飛ばし一時は優勢に立ったものの相手の見えないMMに怯えてこちらもMMがプレイできず。
 相手のウッウVが見える前に1枚目のミュウをトラッシュしてしまっていたりクラッシュハンマーでオーロラエネルギーが割られたりサナニンが削られていたためようせいのうたが使えなかったりと思うように展開できず押し切られて敗北。
 3-3で予選ラウンドを敢えなくドロップ。

・対戦やデッキについての感想

 久しぶりの対面でのポケモンカードを全力で楽しめた。
 と同時にデッキの強さを十分に活かして闘うことが出来なかった弱さも痛感した。
 友人知人との対策会があまり開けずに、基本的に自分の考え方のみで構築をしていたため、環境とのズレや他プレイヤーとの感覚・考え方の違いを肌で感じた大会だった。
 ドラパルトVMAX以外のどのデッキにも5割程度の勝率をとれるように構築したと書いたが、逆にその5割の勝率すらブレがあるような感じがして大会用の構築の難しさを感じた。
 それでも今回のサナニンパーフェクションは今まで組んできたデッキの中で最も自信があったのでその分悔しさが大きい。
 てかムゲンダイナVMAXとかいなかったけどどこにいたんだろうね、あいつ。あいつよりも悪パーフェクションの方がいたんだけど。
 次CLに出る時はより確実な勝率を求められる構築をより確実に回せるように練習を積んでいきたい。

 ということで、今回は一人でガチで挑んだCLのレポートでした。いつもの感じと違ってめっちゃ真面目に書いたから疲れたしあんまり需要はなさそうだから完全に自己満足だけどいいや。
 そういえば双璧のファイターの非Vポケモンでデッキ全然組んでないな。ドレディアも好きだからドレディアだけでも組んであげよう。
 それじゃまた次回!またね!



#CL愛知 #サナニン #サナニンパーフェクション
#サーナイト #ニンフィア


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