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自分コーチング歴20年×ノートの底力

今朝、我が家の玄関の前でセミがお亡くなりになっていて、どうしていいのかまだわからない金曜日の22:30です。
今回は、ノート活用歴20年のわたしが考えている書くことの底力について。

たいていの人は自分のことがわかってない

大丈夫です。わたしもわかっていません。
最近いろいろな本を読んでいて、「自分のことを知る」って言うのはものすごく大事だなと、人生34年にして腹落ちしたのです。
なぜ自分のことがわかっていないのかと言うと、「見えないから」です。

見える化の最強ツールはやはりノート

自分の思考は見えない。見えないものは流れていってしまいます。電車に乗っていて目にした街並みや風景と同じです。
脳は1日中、意識的にでも無意識にでも、休むことなく何か情報処理をしています。そして、重要ではないと判断した情報は、川の流れに乗るように潜在意識の中へと流れ込んでいきます。(顕在化しない)

でも、考えてみてください。もしかしたら電車の窓から、運命の相手を見つけられたかもしれないのです。
もしかすると、今この瞬間考えていることや着想したことが、自分の人生を変えるかもしれない。

そこにノートがあって、書き留めておくことができたら、その1行が、一生に影響するかもしれません。

わたしのノート歴

わたしがノートに自分の考えていることを、なんとなく書き始めたのは15才の春です。
きっかけは15才なりにショッキングな出来事に遭遇したことでした。(今思うとなぜ悩んでいたのかわからない(笑))
それから約20年、人に悩みを話すかわりに、良いことも悪いことも、叶えたい夢も達成したい目標も、自分への叱咤激励も、すべてを文章でノートに書くということを続けてきました。

だれに教えられたわけでもなく、ノート術の本など読むこともなく、自然とやり始めた、歯を磨くように当たり前の行動として。

特に、モヤモヤやイライラの分解には非常に効果があり、高いストレスマネジメント作用があることは有名な話です。まさに、「自分コーチング」ですね。

それだけじゃないノートの副産物

ノートを習慣化すると言語化が上達するので、息をするように文章を書けるようになります。
読書感想文、童話コンクール、入試論述問題、卒業論文、就活小論文、ひいては仕事上の書類作成など努力することなく勝手にできるようになります(笑)
何十年とずーっとトレーニングをしてるようなもの。

ノートの底力

そして、もっとも大切な「自分を知る」こと。書いたことを後から読み返してみると、本当にたくさんのことが見えてきます。
自分の価値観や、思考の癖、陥りやすい失敗パターン、ドツボへのハマり方などなど、まさに「見える化」です。
メタ認知力を手っ取り早くあげてくれて、下手なカウンセリングよりずっと頼りになりでしょう。

弱さも強さも教えてくれる、ノートはわたしにとって、すべてを知っている相棒のような存在です。
わずかなお金で購入した新しいノートが、鉛筆のなまりでどんどん重くなっていくなんて、なんだかロマンチックだと思いませんか?

このnoteも、クリエイターのみなさんの知力と胆力でどんどん分厚くなるとても素敵な空間だな、と、note歴1週間のわたしは思うのです。

子どもたちが字が書けるようになったら、真っ先にそれぞれにノートを送ろう、と決めたところで日付が変わって土曜日になりました。

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