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愛知県高校入試の仕組み!

令和5年度から新しい入学者選抜制度

受験生の皆さんはもう知っていると思いますが、愛知県の公立高校の入試制度が令和5年度入試から変わります。子どもの受験が初めての場合、受験の流れは早めに知っておきたいですよね。


どうやって受験の情報を得るかとなれば、塾の先生や自身で情報を得ないといけません。また、都道府県によっても高校入試の仕組みが違うのでしっかりと確認をしましょう。


愛知の教育情報は、こちらで確認することもできます。


変更したポイントは4つ

【一般選抜の学力検査の回数が2回から1回
【一般選抜の面接の実施は各高校が決定
【推薦選抜の実施時期が2月上旬に】
【高校や学校の特色を生かした特色選抜の導入

愛知県の公立高校は一般選抜でAグループ、Bグループの高校から1校ずつ志願することができ、計2校志望できるのは今までと同様ですが、学力検査が2回から1回に変更されます。
推薦選抜の時期や一般選抜の合格発表の時期も早まりました。また、特色選抜が新たに導入されました。

学力検査が1回になったことや、合格発表が早まったことで、高校への入学準備もしっかりできます。

令和5年度入試日程がこちら。

また、新しい制度の導入から解答用紙がマークシート式に変更。

一般選抜の校内順位の決定方式

Aグループ、Bグループの高校から1校ずつ志願することができる一般選抜。「調査書」「学力検査」「面接」等の資料により総合的に校内順位を決定します。
校内順位は、評定得点と学力検査の合計得点を使い、各高校があらかじめ選択する「校内順位の決定方式」によって得られる数値を基礎資料として総合的に判断します。

【評定得点と学力検査合計得点】
評定得点
調査書の評定合計(最高45)を2倍にした数値で、最高は90点
学力検査合計得点
国語、数学、社会、理科、外国語(英語)の各教科の得点の合計で、最高は110点(22点×5教科)

【校内順位の決定方式】
Ⅰ.評価得点(90)+学力検査合計得点(110)
Ⅱ.評価得点×1.5(135)+学力検査合計得点(110)
Ⅲ.評価得点(90)+学力検査合計得点×1.5(165)
Ⅳ.評価得点×2(180)+学力検査合計得点(110)
Ⅴ.評価得点(90)+学力検査合計得点×2(220)

高校が順位を決めるための方式が5つあり、Ⅳ、Ⅴの方式が新たに加えられました。学校により、中学生活での普段の学習のがんばりや学力検査での実力を発揮したことなど、評価する基準が違います。また、学校によっては、面接もプラスあります。

新しく加えられた方式、面接の有無についての割合がこちらになります。

令和5年度入学者選抜(一般選抜)における面接実施の有無
普通科 実施/15校 実施しない/90校
専門学科、総合学科 実施/21校 実施しない/70校1校舎

令和5年度入学者選抜(一般選抜)における校内順位の決定方式の選択結果
Ⅰ/普通科 23校 専門学校、総合学科 43校
Ⅱ/普通科 7校 専門学校、総合学科 20校1校舎
Ⅲ/普通科 36校 専門学校、総合学科 8校
Ⅳ/普通科 1校 専門学校、総合学科 13校
Ⅴ/普通科 38校 専門学校、総合学科 7校

ⅢとⅤの学力検査を重視している高校の割合が多い結果となっております。

特色選抜ってなに?

令和5年度から導入される「特色選抜」。高校や学科の特色を明かした選抜で、将来の目標や特色のある学校、学科で学ぼうとする意欲、関連する分野での能力・実績などが重視されます。

【高校・学科ごとの出願資格】
◯農業、工業、商業、水産、家庭、看護および福祉に関する学科
特色ある教育内容に関連する明確な進路目標と強い学習意欲を有するもの
理数、体育、外国語、国際教養に関する学科、総合学科およびコースを設置する普通科・特色ある教育課程を有する普通科
自然科学、人文・社会科学、スポーツなど特定の分野で優れた能力と顕著な実績を有する者※「特定の分野」にはコースに関連する分野を含む
地域に根差し、地域貢献を特色とする高等学校
その高校で学習する強い意欲と、地域社会に貢献する意志を有する者

※音楽科と美術科では、特色選抜を実施しません。

【入学検査】
面接+作文or基礎学力検査orプレゼンテーションor実技検査

作文、基礎学力検査、プレゼンテーション、実技検査のうちどれを実施するかは、高校によります。
※スポーツの種目別実技、英語による問答、鉛筆による正確な描写、紙を使った立体の構成のいずれかを高校は選択します。

【提出書類】
入学願書、調査書、志望理由書

【他の選抜との併願】
推薦選抜、外国人生徒等選抜、全日制単位制選抜、連携型選抜と併願はできません。

受験をどのように考えるか

校内順位の方式も増えたことにより、高校が求める生徒像がはっきりとした印象を感じます。普通科の場合、学力検査をしっかりと反映する高校が多く、本番で実力が出せれば、内申分を挽回することもできる場合もあります。

ただ、志望校がはっきりと決まっている場合は対策もしていくことは、可能ですが、中学1年2年の夏時点では、まだぼんやりとしている子も多いのではないでしょうか。
ですので、実際に3年生になった時の選択肢を増やすためにも日々の学習習慣はとても大切になっていきます。

宿題をやって期日までに提出をするのは大切です。その宿題の時間をより良いものにするには、質です。どうしても目的が宿題を提出することになってしまうので、学習をする・理解をするという目的で同じ時間、同じ宿題ができれば、同じことをしていても効果は変わってくるはずです。

自分自身も「目的」を失わないように日々を過ごしていこうと思っています。

WAM安城はなのき校では、学習相談も無料で行なっていますので、お気軽にお問い合わせください!

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