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▍自己紹介丨Walter

「Walter」の名は、馳星周さん著『雨降る森の犬』より、
人を愛するバーニーズマウンテンドッグの愛称から拝借しています。


▍略歴

国立大学にて教育・スポーツを専攻。
在学中にスタートアップにて半年ほどインターンとして活動。

卒業後、新卒で入社した事業会社でキャリア支援サービスの法人営業に配属され、その後営業リーダーを経て新規事業の立ち上げを担当。
同事業のカスタマーサクセス職をしながら、事業企画として複数サービスの改善に従事。

趣味はJリーグ観戦とアウトドア。

▍なぜ書くのか

主には、2つの軸があります
①自身の価値観や経験の言語化・アウトプット
②他者貢献

①自身の価値観や経験の言語化・アウトプット

残念ながら、私はまだ他人のためだけに書いた文章が価値を持つほど、
成熟したビジネスパーソンではありません。
あくまで自身の経験、体験の言語化・整理としての記事だと思っていただければと思います。

多くの人が憧れるものの、中身はまだまだ未熟である「メガベンチャー」という複雑な環境にいながら、日々感じること、学んだことを言語化していくためのアカウントです。

これまで自身の属するコミュニティでのみ発信してきたものが、
一社しか経験していない自分の"井の中の蛙"としての自己満足になっていないか、反応を探るための場でもあります

多くの人がキャリア形成や人生における悲観的な嘆きを世間に発信できる時代になりました。「働き方改革」なるものが世の中に受け入れられ、「頑張らなくても良い」という風潮がゆるやかに、そして確実に出来上がっています。

それでいて、自身を取り巻く環境や他者からの理解・共感は強く求めるという人も増えました。

そんな世の中にあって、頑張らなくても最低限の暮らしができる世界を作っているのは、紛れもなく頑張っている人たちであるという、至極当たり前の原理・原則を改めて自分なりに整理していきます。

②他者貢献

自身がこれまで恵まれた人生を歩んできたのは、
多くの先人たちの言葉から学び、救われてきたからだと考えています。

同じように、自分の体験や、そこから生まれる言葉が
誰かのキャリア形成の一助になればと思いアカウントを作成しました。

量的な努力は積んできたつもりですし、不器用ではない自負はありますが、
突出して才能があったわけでもなく、土日はサッカーをみてだらだらと過ごしているだけの平凡な会社員です。

そんな自分が新卒2年目で新規事業の立ち上げに抜擢され、3年目から複数サービスを横断して事業づくりをさせてもらっているのは、まさしくこれまで読んできた書籍や記事、先人たちのアドバイスのおかげです。

これまで与えられた分、
少しでも与える側になれればと、慣れない執筆をしています。

▍だれに読んでもらうことを想定しているのか

主にはこのあたりになるのではないでしょうか。

①キャリアに悩む若手社員のみなさん
②若くして管理職・マネージャーになったみなさん
③「はたらくこと」への解像度が上がっていない就活生のみなさん

①キャリアに悩む若手社員のみなさん

相反するようですが、私はキャリアについて悩んだことがありません。
理由は簡単で、「なんとかなると思っている」「特にやりたいことがない」この2つに尽きます。

採用面接や社員面談をうけると決まって相談されるのが「キャリア形成」です。

私個人としては、数年しか働いていない身ではありますが、
少なくとも20代のキャリア形成とは「どこで何をするか?」という問いではなく「どれだけ他者貢献できるか?」という問いによって成立すると考えます。

本当に多くの場面で「◯◯で働きたい」「◯◯がやりたい」「◯◯な環境を求めている」そんな声を聞きます。
そして、実際にそれを叶えた人もたくさん知っています。

ただ、いわゆる「キャリア」を選択した人たちの中で、
私の目に「幸せそう」に映るのは、自分のやりたいことではなく、
世界から求められていることを愚直にやっている人だけのように思います。

例えば、「グローバルに働きたい」といって外資系の会社に転職した仲間が、半年ぶりに会ってみたらもう次のところに転職を考えていたりします。

その会社(事業・組織)で求められることは、
その組織の存在意義であるミッションの達成であり、
それはつまり参入する市場やそこにいる顧客がもつ"痛み"の解消です

これはどの環境においても同じと言えます。

つまり、「やりたいこと」=自分軸で動くと、
結局いった先々でこれらの環境からのニーズに答える必要があり、
その価値貢献のプロセスにおける壁をクリアしないと、次に進めない(より良い報酬や待遇、成長は待っていない)という性質を持っているのです。

そういう複雑性から、
「やりたいこと」を探して環境を転々とし、数年後、手元に残っているのはずらりと並んだ職歴だけ、という若手が増えているのです。

冒頭で述べた「キャリアについて悩んだことがない」というのは、
これらと反する価値観を持っているからです。

私には仕事における「やりたいこと」が残念ながらありません。
別に今やっている仕事でなくても、
世間ではつまらないとされている単純作業でも別に構わないとさえ思っています。

ただ一つ、キャリアについて考える事があるとすれば、
「いまいる組織に求められること、必要なことを全うしたい」という思いです。

そういったキャリア観を持ちながら、
多くの顧客のキャリア支援をしてきた自分が、若手のビジネスパーソンに対してキャリア形成に関するあれこれを生々しくお伝えすることは、ある程度価値があることと考えています

②若くして管理職・マネージャーになったみなさん
数年遅れて私と同じ境遇になった人には、
私が経験してきたことがそのまま降りかかる可能性があるかと思います。

私は1年目の終わりに営業チームのリーダー(部下数名)となり、
2年目の終わりには新規事業の営業チーム全体の統括をしていました。

当然、歳上の中途社員の方もマネジメントする立場でした。

勢いだけで若くして立場を手にしたわけですから、特に経験値もなく、キャリアに関する相談に乗るのが、本当に難しくもどかしい思いをたくさんしてきました。

同じ道を歩む皆さんが、配下のメンバーから相談を受けた際に、
経験則だけでなく正しく相談に乗れるように、
あるいはメンバーのキャリアを少しでも良い方向に向けられる言葉を持てるようになることを願っています。

▍目指す世界観

私が目指す世界は、
「誠実な人が良い思いをする世界」です

世の中には、ギバーとテイカーがいます。
私はテイカーが嫌いです。(その生き方を否定はしませんが)

Momentor社の坂井風太氏の言葉を借りるなら「フリーライダー」であり勝ち馬に乗ろうとする人々です。
より広義でいえば、いわゆる情弱ビジネスをしている人や、
私利私欲のためだけに部分最適を取り、全体の調和を乱す人々も指します。
総称すると、搾取する人たちです。

「誠実に頑張る人が良い思いをする世界」
私が目指す「世界」とは、なにも地球上すべてを指すのではなく、まずは自分の影響範囲の中で、身近にいる誠実に頑張っている人が報われる環境(組織)を作りたいという思いから掲げた比喩です。

日本人はよく、真面目で組織的で、それでいて多くを求めないといった評価をされています。それが故に信頼を築いている反面、すこし小馬鹿にされたような見方をされることもあるかと思います。

ただ、まず間違いなく戦後の日本がたどってきた道や、
昨今の不安定な情勢、崩れ行く治安を見ている限り、
誠実に頑張ることの集団としての有益さは明らかだと思います。

「働き方改革」「タイパ」「ハラスメント」
こういった「頑張ること」から人々を遠ざける言葉や概念があふれかえる世の中において、それでも腹落ちして努力し続ける人を増やし、支えたいと思っています。

不誠実な人が増えれば増えるほど誠実な人は損をし、
社会も不安定になり、いずれは不誠実な人ですらテイクできない世の中になります。

そうではない世の中を目指し、日々努力します。
なにか一つでも、誰かのためになればと思っています。


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