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【本棚】番外編①|本日の購入本

みなさんこんにちは。❁Himbeere❁です。

今日は雨が降っています。季節が本格的に秋に変わりつつあるようです。うちのワンコは散歩に行けずショボンとしていたので、ワンコ用のクッキーをあげて機嫌を取りました。チョロくて可愛いやつです( ̄ー ̄)ニヤリ

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(クッキーを前に喜びを隠せない犬。まだ熱いよ~(笑))

さて、タイトルにもあるように、久しぶりに本を買いました。新刊というわけではありませんが、どれも魅力的な本たちです!まだ読んでいないものもあるので、概要だけまとめますね。

1. 梨木香歩「家守奇譚」

‥‥‥本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。「内容紹介(裏表紙)より」

”精神労働者”という表現、エッジが効いてますね。こちらは、「西の魔女が死んだ」で有名な梨木香歩さんの作品です。高校生の頃に出会った本で、クセになる文体と心にしみるストーリーが素晴らしいです。「奇譚」というタイトルなだけに、ちょっと不思議な物語になっています。内容が面白いというのはもちろんですが、とにかく文章が綺麗です。私自身、「西の魔女」の時は特に意識せず読んでいたのですが、この本を読んで一気に梨木さんの魅力にとりつかれました。好きな人はどっぷりハマります。

2. 梨木香歩「冬虫夏草」

亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道中で印象深い邂逅を経験する‥‥‥‥‥‥「内容紹介(裏表紙)より」

「家守奇譚」の続編になります。こちらも高校時代、梨木さんの熱狂的なファン(自称)になっていた時に読みました。「家守奇譚」の時よりも舞台が広がり、内容も濃くなります。読み終わった後に、「あぁ、あれはこうだったのか。」と、少し感傷的な気持になりましたが、それも含めて満足感が大きいです。この作者さんは、物事を直接的には言い表さないのですが、伝え方がとても巧妙で、丁寧です。続編作品は当たりはずれが大きいですが(このまま終わってたら良かったのに!という作品ありませんか?)、この作品の場合は続編あってこそだと思いました。ずっと手元に置きたい本です。

3. L.M. モンゴメリ「青い城」

貧しい過程で日々を送る内気な独身女、ヴァラシーに、以前受診していた医者から手紙が届く。そこには彼女の心臓が危機的状況にあり、余命1年と書かれていた‥‥‥。悔いのない人生を送ろうと決心した彼女がとった、とんでもない行動とは!?‥‥‥「内容紹介(裏表紙)より」

言わずと知れた有名作家、モンゴメリの作品です。こちら、書店でたまたま見つけて即購入を決めました。なぜかって、モンゴメリ×谷口由美子(訳)ですよ!「大草原の小さな家」シリーズを訳された谷口先生!モンゴメリの緻密な情景描写を、きっと日本語で素晴らしく翻訳されているだろう!という一方的な期待を込めて買いました(笑)。冒頭数ページ読みましたが、期待は裏切られなさそうです。「モンゴメリなら村岡花子しか勝たん」と思っていた過去の自分を叩きたくなるレベルで面白そうです。

4. キアラン・カーソン「琥珀捕り」

本書には、A(対蹠地)からZ(回転のぞき絵)の一見無関係な単語にまつわる、二十六の物語が収められている。‥‥‥終点にたどりついたとき、読者はひとつの長い物語を読んでいたことに気づくだろう‥‥‥「内容紹介(裏表紙)より」

お恥ずかしいことに、この作者さんについては名前すら聞いたことがありませんでした。が、しかし!調べれば調べるほど魅力的な研究をされていると分かりました。詩人であるだけでなく、アイルランドの古典や音楽にも造詣が深い方のようです。ソースが英語のサイトばかりというのが何ともつらい所ですが(笑)。今回の「琥珀捕り」という本は、地域、時代、国を越えた様々な昔話や伝説(等々)が、最終的に一つのキーワードに終着し、全体を通して「長い物語」になるという「全部つながってた系」(独断と偏見に基づく命名)の小説のようです。寝る前に一話ずつ‥‥という風に読んでみたいですが、冒頭読んだ限りだとオールする予感しかないですね(汗)。

以上、今回購入した本の簡単なご紹介でした!ずっと買いたかった本、一目ぼれした本などが混ざったチョイスになりました(-_-;)

完読後に、それぞれ感想をアップしようと思いますので見て頂けたら嬉しいです(^▽^)/

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

(2021.9.18 記録)


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